第32回ファンタジア大賞の大賞受賞作であり、シリーズ累計100万部を突破しているライトノベル「スパイ教室」。
大戦後、情報を武器に戦う通称「影の戦争」が勃発している世界を舞台に、「灯」というスパイチームが様々な任務に立ち向かっていくというストーリーで人気を獲得してきました。
劣等生という烙印を押された少女たちが織りなす人間模様は、時にはほのぼのとしており、また、時にはスパイらしいシリアスな展開を繰り広げるため、そのギャップに魅了されてしまう人が多いようです。
ライトノベルは現在10巻まで刊行されている長編作品ですが、最近ではアニメ化もされ、その勢いは衰えるどころかますます増しています。
そんな「スパイ教室」ですが、実は漫画化もされているのです。
スパイ教室の漫画は3巻まで出ている
スパイ教室のコミカライズ情報
まず、メディアミックスとして原作第1部のコミカライズが決定。
これは、「Re:ゼロから始める異世界生活」などで有名な月間コミックアライブにて2020年7月号から、2022年6月号まで連載されていて、他にもライトノベルのコミカライズ経験があるせうかなめ先生が作画を担当しています。
このコミカライズが好評だったのか、なんと原作第2部と第3部のコミカライズおよび同時連載が決定。
同時連載とは文字通り同時に連載されることで、1冊の本に第2部と第3部が一緒に掲載されています。
これは、2022年8月号から同誌にて連載開始。
第3部の作画は引き続きせうかなめ先生が担当し、第2部の作画には美麗絵師として名を馳せているべにしゃけ先生を迎えて、現在もなお連載中です。
以上が現在コミカライズされている「スパイ教室」の情報ですが、漫画単行本の方は現在、原作第1部の分が全3巻刊行されています。
スパイ教室第1部、単行本全3巻のあらすじ
単行本全3巻の内容は原作1部を網羅したものになっていて、以下のようになります。
凄腕スパイのクラウスは上層部にスパイチームの結成を命じられる。
「灯」と名付けられたそのチームは、スパイ養成学校で落ちこぼれとされている少女たちで構成されているにも関わらず、不可能任務と呼ばれる達成がきわめて難しい任務を担当することになってしまう。
クラウスは他人を教育するのが絶望的に下手だったが、とあるきっかけで、「僕を倒せ」という実戦形式の授業を思いつき、彼女たちのスキルの向上を試みる。
そんな中、「灯」にとある生物兵器のサンプルの奪還という不可能任務を命じられる。
この任務は、過去に最強のスパイチームと呼ばれていた「焔」を壊滅させるほどの難易度で、彼女たちには到底不可能なように思えたが、「灯」に拒否権はなく否応なく任務をこなさなければならない。
こうして、落ちこぼれの少女たちは混乱の中に巻き込まれていくが…。
ここまでが、単行本全3巻のあらすじとなっています。
スパイ教室の漫画の4巻発売日はいつ?
スパイ教室第2部第3部の単行本化
スパイ教室の漫画4巻はまだ発売されていません。
しかし、それとは別に原作第2部「愛娘」の分が1巻、さらに原作第3部「忘我」の分が1巻刊行されています。
先に述べたように第2部と第3部は、コミックアライブにて同時連載されているので、この2つは2023年2月に同時発売されました。
それぞれあらすじは以下のようになります。
スパイ教室第2部「愛娘」のあらすじ
「灯」は晴れて正式なチームとして認められることになったが、そんな中また新たな任務が。
今回の任務は「屍」と呼ばれる暗殺者の排除。
クラウスは、頭脳と変装技術に秀でたグレーテを中心に、リリィ、ジビア、サラを選抜して、そこにクラウスが加わり計5名でこの任務に挑むことを決定する。
まず、「屍」の次のターゲット候補と目されている、上院議員ウーヴェ・アッペルの屋敷にリリィとジビア、そしてグレーテをメイドとして潜伏、諜報活動をさせ、クラウスとサラは屋敷外からの支援活動を担当することに。
「灯」はそれぞれの役目を全うしようと、「屍」の排除に向かってはしりだすが…。
スパイ教室第3部「忘我」のあらすじ
「灯」のメンバーである、ティア、モニカ、アレット、エレナは休暇を楽んでいたが、そこにマティルダという名の女性が現れる。
彼女は自らをアレットの母親だと名乗り、アレットは母親とのおもわぬ再会に喜びを隠さなかった。
そんな中、マティルダが仕事道具の盗難にあったことを知った4人は、取り返そうと奔走する。
一方クラウスは、ティアたちが失踪したとの報告を受け、リリィとともに捜索にあたるが、敵国のスパイチームである「蛇」のスナイパー「白蜘蛛」と遭遇。
ティアたちの身を案じつつ「白蜘蛛」との戦闘に身を置くが…。
以上が第2部第3部のあらすじとなっています。
スパイ教室の漫画の第4巻情報
上述したように、スパイ教室の漫画の第4巻は発売されていませんが、第2部、第3部の単行本が第1部全3巻の続きと言っていいでしょう。
第2部第3部の第2巻の発売日情報
スパイ教室の漫画は大体8~10か月周期で発売されています。
そのため、前回の発売日2023年2月を起点にすると、2023年の冬頃と予想できます。
スパイ教室の漫画の全巻セットの値段はいくら?
第1部全3巻セットの値段
スパイ教室第1部の漫画単行本は、1冊671円で売られています。
そのため、新品の全巻セットは671×3=2073円で購入可能。
これは、紙媒体でも電子媒体でも同じ値段なので、自身の環境に合わせてどちらか好きな方を選ぶといいでしょう。
ネットで購入する際は、各サイトで各種クーポンを利用すると、もう少し安く購入できるかもしれないので、そちらも検討の価値があります。
中古の値段
新品であることにこだわりがないという方は、中古の全巻セットを購入するというのも一つの手です。
こちらは保存状態によって値段に開きがありますが、ネット上の各フリーマーケットサイトでは、大体1000円~1500円程度で売られているようです。
1、2巻セットの値段
あまり需要がないかもしれませんが、1、2巻セットというのも売られています。
友達に貸したまま帰ってこないとか、1、2巻だけ焚火に使ってしまったという方もいるかもしれません。
こちらは671×2=1342円で購入可能です。
第2部第3部1巻の値段
スパイ教室第2部第3部1巻の漫画単行本も、第1部と同じく1冊671円で売られています。
これらはまだ連載中なので、続きが気になってしまうという方は、完結してから全巻セットを購入するのがいいでしょう。
何巻まで刊行されるのか現在のところわかりませんが、これまでのことを考えれば671×巻数の値段で、購入できるものと思われます。
第2部第3部は同時連載という特殊な形で、完結のタイミングがずれれば刊行数も変わるので、値段に開きがでるかもしれません。
第1部全2巻と第2部第3部の1巻を合わせた計5巻の値段
この5冊がセットで売られていることはあまりありませんが、個別に1冊ずつ購入しても同じ値段で671×5=3355円になります。
とにかく刊行されているものは全て読んでしまいたいという方は、購入を考えてみてもいいかもしれません。
スパイ教室の漫画の全巻セットの値段はいくら?まとめ
スパイ教室の漫画単行本の値段は、以下となります。
- 1冊ずつの値段=671円
- 第1部全3巻セットの値段=2073円
- 第1部1.2巻セットの値段=1342円
- 現在刊行されている計5冊の値段=3355円
まとめ
スパイ教室の漫画は第1部まで完結。
そして、第2部第3部がコミックアライブにて連載中です。
第1部が全3巻、第2部第3部がそれぞれ1巻、計5巻が既に単行本として発売されていて、その先は2023年の冬頃と予想できます。
値段は1冊671円で、既に完結済の第1部全3巻セットの値段は2073円となります。
ファンタジア賞を受賞した大人気ライトノベルが原作のスパイ教室。
戦禍の世界が舞台となっていて、そのシリアスな展開は大人も楽しめるようになっていますが、「灯」の少女たちのほのぼのした日常もまた、魅力の一つとなっています。
最近アニメ化もされ、今かなり勢いのある作品なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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