台湾パイナップルとは、台湾で栽培されているパイナップルの総称です。
台湾では、パイナップルの品種によって「金鑽(きんさん)」、「鳳梨(ほうり)」、「土鳳梨(どほうり)」などと呼ばれています。
金鑽は、果肉が黄色くて甘みが強く、酸味が少ない品種です。
鳳梨は、果肉が白っぽくて酸味が強く、香りが豊かな品種です。
土鳳梨は、果肉が淡い黄色で、甘みと酸味のバランスが良い品種です。
台湾パイナップルは、日本のパイナップルよりも小ぶりで、皮にトゲがあります。
この記事では、台湾パイナップルの食べごろや切り方、保存方法などを紹介します。
台湾パイナップルの食べごろはここでチェック!切り方のコツを紹介!
食べごろの台湾パイナップルは、以下のような特徴があります。
- 皮が黄色くて光沢がある
- 葉が緑色でしっかりしている
- 底面を軽く押すと柔らかい
- 香りが強くて甘い
台湾パイナップルの切り方は、以下の手順で行います。
- 台湾パイナップルを洗って水気を拭き取ります。
- 包丁で冠(葉っぱ)と底を切り落とします。
- 立てた台湾パイナップルを縦に4等分に切ります。
- それぞれの4分の1に包丁を入れて芯を取り除きます。
- 皮と果肉の境目に沿って包丁で皮を剥きます。
- 皮を剥いだ果肉に黒い点々(目)が残っている場合は、包丁やスプーンで取り除きます。
- 好みの大きさに切って完成です。
台湾パイナップルは、そのまま食べるだけでなく、サラダやスムージー、ケーキやパイなどにも使えます。
以下に簡単で美味しいレシピを2つご紹介します。
台湾風パイナップルサラダ
材料(2人分)
- レタス:4枚
- トマト:1個
- きゅうり:1/2本
- パイナップル:1/4個
- マヨネーズ:大さじ3
- 塩:少々
- こしょう:少々
作り方
①レタスは手でちぎり、水気を切る。
②トマトときゅうりは薄切りにする。
③パイナップルは皮をむき、食べやすい大きさに切る。
④ボウルにマヨネーズ、塩、こしょうを入れて混ぜる。
⑤レタス、トマト、きゅうり、パイナップルを加えて和える。
台湾風パイナップルケーキ
材料(8個分)
- バター:70g
- 砂糖:50g
- 卵:1個
- 薄力粉:200g
- ベーキングパウダー:小さじ1/2
- 塩:ひとつまみ
<パイナップルジャム>
- パイナップル:1/2個
- 砂糖:100g
作り方
<パイナップルジャム>
①パイナップルは皮をむき、細かく刻む。鍋に入れて弱火で煮る。
②水分がなくなってとろみがついたら砂糖を加えて混ぜる。さらに煮詰めてジャム状にする。冷ましておく。
<生地>
①バターは室温に戻して柔らかくする。砂糖を加えてクリーム状になるまで混ぜる。
②卵を割り入れてよく混ぜる。
③薄力粉、ベーキングパウダー、塩をふるって加えてさっくりと混ぜる。生地をラップで包んで冷蔵庫で30分休ませる。
④生地を8等分に分けて丸める。手で平らにして中央にくぼみを作る。
⑤パイナップルジャムを小さじ1杯ずつ入れて包む。生地の表面にフォークで模様をつける。
⑥オーブンを180℃に予熱し、天板にクッキングシートを敷く。生地を並べて15分焼く。焼き色がついたら取り出して冷ます。
ぜひ、旬の台湾パイナップルを楽しんでください。
台湾パイナップル、食べ頃かどうかの見分け方!
台湾パイナップルの収穫時期は、品種によって異なりますが、一般的には3月から7月にかけてです。
台湾パイナップルは、収穫後に熟すことがないので、完熟した状態で収穫されます。
そのため、収穫されたらすぐに食べるのがおすすめです。
台湾パイナップルの食べごろを見分けるには、以下のポイントに注意しましょう。
色
台湾パイナップルは、色が黄色いほど熟しています。
緑色がかっているものは未熟で、酸味が強くて硬いです。
黄色が濃くて均一についているものを選びましょう。
ただし、茶色や黒ずんでいるものは過熟している可能性が高いので、注意してください。
匂い
台湾パイナップルは、匂いが強いほど熟しています。
甘くてフルーティーな香りがするものを選びましょう。
匂いがないものや酸っぱい匂いがするものは未熟です。
また、発酵したような匂いがするものは腐っている可能性があります。
茎
台湾パイナップルは、茎が抜けやすいほど熟しています。
茎の部分を持って軽く引っ張ってみましょう。
スムーズに抜けるものは食べ頃です。
抜けないものや力を入れないと抜けないものは未熟です。
重さ
手に持って重量感があるものを選びます。
軽いものは水分が少なく乾燥している可能性があります。
形
丸みを帯びた形で均一なものを選びます。
凹凸や歪みがあるものは成長不良や虫食いの可能性があります。
台湾パイナップル、買った後の上手な保存方法!
台湾パイナップルは、切ってすぐに食べるのが一番おすすめですが、保存する場合は以下の方法を参考にしてください。
常温で保存する場合
台湾パイナップルは、切らずにそのまま保存する場合は、常温で2~3日程度です。
直射日光や高温多湿を避けて風通しの良い場所に置きます。
冠や皮が傷んだら早めに食べましょう。
冷蔵庫で保存する場合
切った台湾パイナップルを密閉容器やラップで包んで冷蔵庫の野菜室に入れます。
空気に触れると酸化して色や味が変わるので、なるべく空気を抜いて保存します。
この場合は約1週間程度保存できます。
冷凍庫で保存する場合
切った後にジップロックに入れて空気を抜いて冷凍庫で保存します。
解凍するときは、自然解凍か冷蔵庫でゆっくり解凍します。
冷凍すると食感や風味が落ちるので、生食よりも加熱調理やジャムなどに使うのがおすすめです。
この場合は1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
ドライフルーツにする場合
切った後にオーブンやドライヤーで乾燥させてドライフルーツにします。
ぜひ、台湾パイナップルの美味しさを楽しんでください。
まとめ
台湾パイナップルは、甘くてジューシーなフルーツで、そのまま食べても美味しいですが、切り方や保存方法にもコツがあります。
台湾パイナップルの食べごろは、皮の色や香り、重さなどで見分けることができます。
切り方は、皮と芯を丁寧に取り除いて好みの大きさに切り分けます。
保存方法は、常温か冷蔵か冷凍かで異なりますが、どれも空気に触れないように注意します。
台湾パイナップルを上手に扱って、美味しく楽しみましょう。
コメント