最近、お家時間が多くなり、家の修理やDIYに時間やお金をかける人が増えていると聞きました。
お家時間が増えると、家を快適な空間にしたくなりますよね。
アロマオイルもその一つだと思っています。
好みの香りだと、すごくリラックスできますよね。
しかしアロマオイルやアロマキャンドルって、捨て方に困ったことはありませんか?
そこで、今回は、アロマオイルの捨て方や使用期限、アロマキャンドルの捨て方について、みていきます。
アロマオイルの捨て方【ビン・中身】簡単に紹介
早速ですが、使わなくなったアロマオイルなど、どうしていますか。
私の場合は、わりと使い切るケースが多いです。
とはいえ、使わなくなったアロマオイルに困っている方もいらっしゃると思います。
これから、アロマオイルの容器の捨て方について紹介していきたいと思います。
たいていのアロマオイルは、だいたい容量は5mで濃い色のビンに入っていることがほとんどだと思います。
100%天然のアロマオイルは、一般的に「精油」と呼ばれますが、この精油は極めて繊細です。
自然界の空気や温度、光などの影響を受けやすい為、開封後は、直射日光のあたらない冷暗所での保存が望まれます。
そして、このアロマオイルが入っているビンですが、濃い色の容器に入っていることが多いとお伝えしました。
これは、遮光の為です。
いわゆる「遮光瓶」ですね。
直接の光を遮る為に、濃い色の容器に入っています。
外からの光や熱の影響を最低限にするため、こういった容器が使われています。
アロマオイルにも、100%天然のオイルが使われている精油と呼ばれるものもあれば、そうでないブレンドされたものもあります。
後者の場合は、遮光瓶に入っていないケースもありますので、特に品質管理には注意が必要です。
5mlというわりと小さ目の容器に入っているアロマオイルですが繊細な精油であること、また一度に大量使用することもあまりありませんから、成分が変質してしまう前に使い切れるサイズになっています。
それでも、
- かなり昔のアロマオイルが出てきた。
- いつのものかわからない。
- 開けてみたら、ベトッとしている。
- 香りが変わっている。
などの理由で、処分したいこともあるでしょう。
そんな時は、まず中身を処分してから、ビンは不燃物として自治体のルールに従って出してください。
この時困るのが、中身の処分方法かと思いますが、中身は、「オイル」で引火性のあるものですから、キッチンのシンクや洗面台には流さないようにしてください。
少量ですが、環境汚染になりかねませんので、これからご紹介する方法で、適切に処理をお願いします。
まずは、残っているアロマオイルを出します。
この際、牛乳パックと新聞紙を用意します。
ゴム手袋もあると便利かもしれませんね。
アロマオイルの瓶には、必ずと言っていいほど、オイルを1滴ずつ出すための半透明の蓋、ドロッパーがついています。
ドロッパーが付いたままですと、1滴ずつしか出てこないため、アロマオイルを出し切るまでに時間がかかります。
まずは、このドロッパーを外しましょう。
ドロッパーのはずし方は、外蓋をあけて再度その蓋をきちんと締めずに、中のドロッパーをひっかけるように斜めに蓋をかけ、右にひねれば取れます。
この方法で取れない場合は、外蓋を取ってから、マイナスドライバーなどで中蓋のドロッパーをひっかけて取りましょう。
これでドロッパーが取れたら、あとは中のオイルを出すのですが、この際、牛乳パックの中に新聞紙などを詰めて、そこに染み込ませるように出してください。
これは、使わなくなった食用油を処理するときと同じ要領ですね。
オイルを流した牛乳パックは密閉をして、燃えるごみとして出します。
牛乳パックがない場合は、オイルは少量ですから、ジップロックなどを二重にして同じように新聞紙かキッチンペーパーなどを詰め、そこにオイルを吸わせます。
あとは、ビンは不燃ごみとして、オイルやドロッパーは可燃ごみとしてそれぞれの自治体のルールに従って出せば完了です。
最近では、アロマオイルのショップなどでは、このアロマオイルの容器をリサイクルとして回収しているお店もあるようですので、購入先が回収しているようであれば、そちらへ返却するのも一つの方法ですね。
ここで少し余談ですが、少量のアロマオイルでも、残っているものを処分するのがもったいないな、と思われたあなた。
使用期限の過ぎたアロマオイルの活用方法は色々ありますが、個人的なおすすめは、トイレットペーパーの芯に垂らす方法です。
トイレには、消臭剤を置かれているお宅も多いと思います。
また最近では、香り付きのトイレットペーパーも沢山販売されています。
この香り付きトイレットペーパーは実際、芯に香りがつけられています。
紙自体に香りが付いているのではないのです。
その原理から、無臭のトイレットペーパーの芯に、アロマオイルで香り付けをして消費するというのが、今私のマイブームです。
何か特別に購入する必要もなく、手間もかかりません。
ご興味あれば、是非試してみてください。
アロマキャンドルの捨て方
次は、アロマキャンドルの捨て方です。
アロマキャンドルと言えば、私のイメージでは、たいていガラスの耐熱容器に入っていて、火をつける錦糸が埋め込まれています。
綺麗に使い切ってしまっていれば、ガラスの容器を不燃ごみとして出せばよいだけの話です。
問題は、キャンドルの「ろう」が残っている場合です。
この際は、キャンドルと容器は分別しなければなりません。
燃やしきらずに、どうやってキャンドル部分を取り除くか。
一番簡単で良い方法は、湯銭です。
燃やしきって使い切る方法もありますが、これ以上使いたくないという場合は、「湯せん」で取り除きます。
湯せんでキャンドル部分の「ろう」を温めることで、ろうが緩くなって溶けだします。
その緩くなってきたときに、新聞紙やキッチンペーパーなどでガラス容器から取り除きます。
あとは、アロマオイルを処分するときと同じ要領で、牛乳パックなどの容器に入れて、可燃ごみとして捨てればOKです。
くれぐれも、キャンドルをたいた直後など、ろうが溶けているサラサラな状態で処理するのは、高温になっており危険ですので、絶対におやめください。
使っていない状態から、「湯せん」に取り掛かってください。
ご存じの方も多いと思いますが、ゴミの出し方には、「9割ルール」というルールがあります。
例えば、100%紙素材のものであれば、それは可燃ごみとなります。
空き缶など、100%アルミなどの素材であれば、不燃ごみとなります。
迷うのは、そのコンビネーションですよね。
可燃ごみだと思っていたら、留め具(金具)が付いていた、というケースで考えてみましょう。
こんな時、どうされますか。
小さい金具をいちいち取り外してから可燃ごみに出していますか。
1つの製品が9割可燃性の素材でできていれば、残りの1割が不燃性の素材でできていたとしても可燃ごみとして出せる、というルールです。
このケースの場合、金具の部分が全体の1割以下であれば、問題なく可燃ごみとして出せる、ということです。
アロマオイルやアロマキャンドルに関わらず、知っておいて損はないと思いましたので、ご紹介しました。
アロマオイルには使用期限がある⁉
アロマオイルの、使用期限について気になった方も多いと思います。
実際、私も気になっていました。
調べてみたところ、アロマオイルは、食品や化粧品とはと違い、「雑貨」という部類に入るため、使用期限や消費期限を明記する必要はないそうです。
実際、私もよくインターネット通販で、アロマオイルを購入するのですが、そのサイトを確認してみたところ、どこにも、使用期限は書かれていませんでした。
他のアロマオイルのお店のサイトを確認してみても、明記されていないケースもありますし、独自で3年~5年を目安に、と書かれているところもありました。
実際どうなのか、気になりますよね。
多くの文献を確認しましたが、未開封の場合は、3年~5年を目安に使い切ってください、としているケースが多いです。
開封後については、オイルの種類によっても異なるようですが、柑橘系は約半年(半年~1年を目安)、それ以外のオイルでも、だいたい1年(1年~3年を目安)に使い切ってください、と書かれているものが多かったです。
とは言え、実際開封後の保存状態によっては、3年も経たないうちに、匂いが変わったということもあれば、その際は、思い切って処分してしまった方が良いかもしれません。
実際、アロマオイルの目的は、「好みの香りを楽しむ」ためのものですから、お気に入りの香りが変わってしまったら意味がありません。
先にご案内したように、残ったオイルは使い切るなり、適切な方法で処分してくださいね。
ここで、本来の目的としては使わなくなったアロマオイルをそのまま処分するのはもったいないな、とお考えのあなた。
うまくリユースできないか、考えてみましょう。
一番簡単にリユースできるのは、先ほどご紹介したトイレットペーパーに香り付けをする方法です。
何か特別なものを購入する必要もなく、すぐに試せる方法です。
少し手間がかかっても良いというあなたなら。
使わなくなったアロマオイルで、アロマキャンドルや石鹸を作ってみるのはいかがでしょうか。
ハードルが高そうに聞こえますが、いずれも材料を用意したら作り方はとっても簡単です。
例えばアロマキャンドルの場合は、キャンドル部分になる「ろう」は、原材料は「ワックス」と呼ばれるものでできています。
このワックスと、キャンドルに立てる芯と耐熱の容器さえあれば、簡単に作れてしまいます。
そして、なんと。
ここで使用するアロマオイルは、80滴です。
一度作れば、5ml容器のアロマオイルは、大量消費が可能です。
このキャンドル部分の原材料となるワックスは、インターネットで簡単に入手できますので、ご興味ある方は是非お試しください。
石鹸の作り方は、原材料に「苛性ソーダ」を使います。
以前はちょっと入手が面倒な原材料でしたが、最近では「石鹸作り用」として、インターネットでも販売されています。
ハンドソープやボディソープしか使わなくなった現代ですが、使わなくなったアロマオイルで、リラックスできる香りの石鹸などを作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
さて、今回はアロマオイルやアロマキャンドルの捨て方についてご紹介してきました。
結局のところ、使用期限については「あってないようなもの」という感じがしました。
また、直接口に入れるものではなく、香りを楽しむ目的ですから、香りに違和感がなければ、使ってもさほど問題がない、と個人的には解釈しました。
香りなどに違和感があり、これ以上使いたくない、と思った際には、適切な捨て方で、処分頂ければよいかと思います。
しかし、その前にリユースできないか、是非もう一度考えてみてください。
本来の目的として使うのはためらわれても、他の方法で出番はないですか。
アロマキャンドルや石鹸など、手作りする際に使用してみるのも良いと思います。
手間を掛けたくないなら、先にご紹介した私のマイブーム、トイレットペーパーの芯に垂らして、香り付きトイレットペーパーとして楽しむ方法もあります。
アロマオイルは通常、5mlと少量ですから、意外とすぐに使い切れてしまいますよ。
そのまま捨てるにはもったいない、と感じたら、是非うまくリユースしてみてください。
お家時間が長くなった今、好みの「香り」の空間で、リラックスして過ごしませんか。
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