カーペットは敷きっぱなしにしているため、汚れやゴミが気になりませんか?
小さいお子さんやペットを飼っていると、どうしてもカーペットが汚れやすくなります。
掃除機やコロコロなどで掃除はしていても、洋服のように毎日洗濯はできませんよね。
また、カーペットは洗濯不可の表示がついているものも多いです。
ジュースや食べこぼし、ゴミや髪の毛などがついた場合、どうしたらいいのか困りますよね。
カーペットが不衛生だとダニの温床にもなってしまいます。
そこで今回は、洗濯できないカーペットの対処法をご紹介いたします。
カーペットが洗濯できない場合の対処法とは?
毎日使用しているので汚れやゴミも付着しやすいのに、洗濯不可のものが多くて困ります。
そんな洗濯ができないカーペットは「重曹・部分洗い・手洗い」で対処できますよ。
カーペットは素材によって洗濯不可のものがあります。
肌触りの良い素材やシルク・コットンといった天然素材、毛足の長い素材は洗濯ができない場合が多いです。
無理に洗濯をすると生地本来の風合いを損ねます。
またカーペットの毛並みもくたってしまい、座り心地が悪くなりますよ。
また、カーペットは毎日使用するものなので、ゴミや汚れも付着しやすいです。
手入れやお掃除をしないままでいると、ダニが繁殖したり黒ずみ汚れが取れなくなったりします。
ダニはアレルギー性疾患の原因とも言われています。
ダニが大量発生した場合、死骸や糞をそのままにしているとアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患を発症または重症化するリスクがあります。
カーペットは洗濯ができないものが多いので、毎日のお手入れや、こまめな掃除が大切です。
重曹を使った対処法
まずは重曹を使った対処法をご紹介します。
カーペットの汚れは大半が皮脂とホコリが原因です。
ホコリは掃除機で吸い取れますが、皮脂汚れは難しいですね。
重曹は油分を分解できる性質があるので、カーペットのお手入れにピッタリなのですよ。
重曹を使ったお手入れ方法
- 掃除機でカーペットのホコリや髪の毛などのゴミを取り除く
- 重曹をまんべんなく振り掛ける
- カーペットと重曹を馴染ませる
- そのまま数時間放置する
- 掃除機で重曹をきれいに吸い取る
これでカーペットに付着した皮脂汚れなどが落ちますよ。
部分洗い(シミ取り)の対処法
次は部分洗い(シミ取り)の対処法です。
カーペットの上で食べたり飲んだりしていると、うっかりこぼしてしまうこともありますよね。
すぐに対処しないとシミになってしまいます。
シミ取りの手順
- カーペットに付いた汚れを乾いたタオルやティッシュで取り除く
- お湯で固く絞ったタオルを使い、叩くように汚れを取る
- ニオイが気になる場合は、中性洗剤でうすめたぬるま湯にタオルを浸して汚れを取る
- 最後にもう一度、きれいなお湯で固く絞ったタオルを使い汚れや洗剤を拭き取る
汚れやニオイが取れず気になる場合は、速やかにクリーニングに持って行ってください。
手洗いの対処法
洗濯はできなくても手洗いならOKの表示があるカーペットもあります。
手洗いができるなら、家の浴室でお手入れができますよ。
手洗いの手順
- 浴槽にぬるま湯をため、中性洗剤を入れる
- カーペットを折りたたむ、または洗う部分を浸して手で押し洗いする
- カーペットを水で洗い流して泡をすすぎ、丸めながら水を絞る
- カーペットを丸めたり畳んだりしながら脱水する
- カーペットを陰干しして乾かす
水に浸けたカーペットは重いので、運ぶ際は気を付けてくださいね。
この他にもカーペットクリーナーやクリーニング店に相談するといった方法もあります。
あなたができる方法でカーペットのお手入れを試してみてくださいね。
カーペットが洗濯できない場合は掃除機を使う
洗濯不可の表示がついているカーペットは、掃除機でお手入れができます。
カーペットは毎日使用しているので、日々汚れやホコリが蓄積されています。
特にカーペットの汚れの80%はホコリと言われていますよ。
カーペットにはダニの死骸や糞も付いているので、定期的に取り除く必要があります。
掃除機のかけ方
- カーペットの毛並みに逆らうように掃除機をかける
・毛並みに逆らうことで、ホコリやゴミが吸い取りやすくなる
・空気の通りを良くすることで、ダニの発生を抑える
・縦、横、斜めといろいろな方向から掃除機をかける - 1平方メートルあたり20秒~1分くらいを目安にゆっくり掃除機をかける
・ホコリやダニは毎日使用する場所に多く付く
・毎日座る定位置などは特に念入りに掃除機をかける - 掃除機で取り除けなかったホコリやゴミはコロコロを使って取る
・カーペットの毛並みについた髪の毛やゴミはブラシで掻き出す
・やりすぎるとカーペットの繊維を傷めるので注意 - 柔軟剤の希釈水を噴霧する
・静電気はカーペットのホコリやゴミを寄せ付けるので、静電気を防止する
お掃除ロボを使っている人も多いと思いますが、カーペットと相性があまりよくありません。
特に毛足の長いカーペットは、繊維を巻き込んで故障やトラブルになる可能性が高いです。
できればカーペットでの使用は控えた方がいいですよ。
同様に、回転ブラシ付き掃除機も毛並みが抜ける恐れがあるので、使用しない方がいいでしょう。
回転ブラシにモード切り替えがあるなら、OFFにしてから使用してくださいね。
掃除機は週に1~2回かければOKです。
洗濯できないカーペットは、普段から掃除機でお手入れしていれば大丈夫ですよ。
カーペットが洗濯できないときはコインランドリーでもいい?
家の洗濯機ではカーペットが入らず洗濯できないので、コインランドリーで洗濯しようと考える人もいますね。
この場合、洗濯できるカーペットはコインランドリーで洗濯をしても大丈夫です。
しかし、洗濯できないカーペットは、コインランドリーでの洗濯もNGです。
カーペットが洗濯できない理由はいくつかあります。
- 羊毛やシルクといった繊細な素材でできている
- 家庭用洗濯機に入る大きさではない
- カーペットの洗濯は特殊クリーニング扱いなので家庭では難しい
コインランドリーには大型洗濯機もありますが、基本洗濯できないものは洗ってはいけません。
カーペットの素材や繊維は重要です。
汚れたからといって、無理に洗濯をすると生地の風合いを損ねます。
触り心地や座り心地にも影響しますので、カーペットの表示をきちんと確認してから判断してくださいね。
汚れやシミが気になる場合は、クリーニング店に出した方がカーペットをダメにしなくて済みますよ。
洗濯がOKな場合
洗濯ができるカーペットの場合、コインランドリーを使用しても大丈夫です。
家の洗濯機だと容量が小さく、入らないこともあります。
- 4~6kgサイズ:洗濯機では難しい
- 10kg前後のサイズ:3畳以上の大型カーペットは難しい
家庭用の洗濯機に無理やり入れると、故障や事故の原因にもなります。
それに比べて、コインランドリーなら洗濯機のサイズも大きくしっかりと洗えるので、汚れやゴミも落ちやすいです。
また、コインランドリーなら乾燥機も置いてあるので便利です。
カーペットを陰干しすると半日以上かかることもあります。
でも、乾燥機なら1時間くらいで終わるので時間短縮にもなります。
乾燥機の高温乾燥を使えば、ダニの死滅効果もあるので嬉しいですね。
注意点は水洗いができても、タンブラー乾燥禁止のものもあります。
無理に乾燥機を使うと、シワや型崩れ、繊維の縮みやほつれの原因になりますよ。
また、せっかくコインランドリーで洗濯ができても、乾燥機が使用できないと持ち運びが大変です。
水を吸ったカーペットは非常に重く、サイズによっては一人で持ち運びができないこともあります。
カーペットの種類によっては洗濯も乾燥機も使用できます。
汚れもしっかり落ちるしダニの死滅効果もあるので、上手に活用してカーペットのお手入れをしましょうね。
まとめ
- カーペットが洗濯できない場合は、重曹・部分洗い・手洗いで対処できる
- カーペットの汚れはホコリが大半なので、掃除機がけでも汚れは取れる
- 水洗いができるならコインランドリーを活用すると便利
カーペットは毎日使うものなので、汚れやゴミも付きやすいです。
でも、カーペットは洗濯できないものも多いので、対処法を覚えておくと便利ですよ。
最近では水洗いできるカーペットや、撥水加工・汚れが付きにくい素材のカーペットもあります。
生活環境に合わせてカーペットの素材を選んだり、コインランドリーを活用したりしましょうね。
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