新生児(生後1か月まで)はあまりに未熟でまだ自分でうまくゲップができません。
ママやパパがゲップがうまく出るようにやさしく赤ちゃんをサポートしてあげましょう!
プレママ、プレパパ、新米ママ・パパは全てが初めての経験!
新生児のゲップの出し方なんてわからない!なんて当然のことです。
あせらず少しづついろんなことに慣れていき、新生児の赤ちゃんと一緒に成長していきましょう。
まず赤ちゃんを産む前や産んだ後に産婦人科の先生や助産師さん、ナースの方々から、母乳やミルクをあげるときの方法やそのあとのゲップの上手な出し方の指導があります。
その時に教えてもらうのが
『新生児を縦に抱いて背中の中心をトントンたたく』
多くの産院では上のような一般的な方法でゲップの出し方を教えてもらいます。
最初はママでも新生児のお世話の仕方なんてなにもわからないので、助産師さんやナースさんのやり方で覚えます。
人によってはあのか弱い新生児の背中を結構な強めにたたく人もいたりして、かなり心配になったりもしました(笑)
細かいことはやりながら慣れなさいというスタイルの人もいるので、ここでは詳しくコツやゲップの出やすい方法を紹介していきます。
新生児にも個人差があり、同じ方法でもゲップが出ない子もいます。
ゲップが出なくて焦ったりムキになったりしてしまう前に、次の方法をぜひ試してみてください!
【新生児の背中を下から上にさする】
ただひたすら新生児の背中をトントンたたいてゲップをさせるというイメージが強いのですが、少し習った方法をアレンジして背中をやさしくさすったり、なでたりしてみると意外と早くゲップが出たりするんです。
ゲップが出なくて時間だけが経ってしまいイライラしてしまうことも絶対にあります!
そうなってしまう前にゲップの出し方やコツをマスターしてなるべくストレスをためない育児を目指しましょう!
育児でノーストレスは難しいですが、少しでもストレスが軽く、なにかのヒントになれば♡
新生児のゲップの出し方
ママやパパが背中をトントンとたたいてゲップがうまく出るようにうながしてあげます。
まず新生児がゲップを出しやすいように
『たてに抱っこする』
ミルクや母乳を飲むときは新生児が寝たままの状態で抱っこ、つまり「横抱き」の状態です。
飲み終わってゲップを出させてあげるときには新生児のお顔を自分の肩において「縦抱き」にしてあげます。
この時新生児の首はまだ座っていないのでとても不安定です。
やさしく確実に頭と首をサポートしてあげてください。
ゲップと同時にミルクが少量出てしまうこともあるので、新生児のお顔の下にはガーゼをあてておきましょう。
次にゲップの出し方にはいくつか方法があります。
①背中の真ん中をトントンとたたく
②下から上に背中をさする
③すこしずつ新生児の体勢を変える
上の3つの方法すべてを試せばゲップはほぼ出ます。
少しづついろいろな方法を試してみて、その赤ちゃんにあったゲップの出し方を見つけられるといいですね!
新生児のゲップを簡単に出すコツ
上の3つの方法にもそれぞれコツがあるんです!
①背中の真ん中をトントンとたたく
こちらがよく使われてるゲップの出し方ですが、ただトントンとたたけばゲップが出るわけではありません。
新生児の背中の真ん中、ちょうど胃の裏あたりをリズムよくたたいてあげましょう。
やさしく、でも振動が伝わるように、指の腹使うといいです。
たたく場所がよくわからない場合でも大人の手は新生児の体に比べて、とてつもなく大きいので
だいたい真ん中で大丈夫ですよ。
☆ポイント☆
新生児の胃の中で、空気が上がってくることをイメージしながらやってみてください。
スポンジケーキを焼くときなど、生地の気泡を振動で抜くと思いますが、イメージとしてはそんな感じです。
―ここで注意点―
はじめはやさしくトントンとたたいていてもゲップが長時間でないとだんだんその力が強くなりわからないうちにバシバシたたいてしまってることもあります。
新生児はとても小さく弱いので、トントンが強くなりすぎないように、ゲップがでなければ次のゲップの出し方に変えてみましょう。
②下から上に背中をさする
☆ポイント☆
必ず下から上にトントンしながらさすりあげることです。
①と同様に空気が下から上に上がってくるようなイメージでやさしく振動を与えながらさすってあげましょう。
③すこしずつ新生児の体勢を変える
新生児はお腹の中にいた胎児の時にしていた体の形が一番落ち着きます。
縦抱きをしているときに背中がピンと伸びている状態よりも、少し背中が丸くなるように意識して抱いてあげてください。
Cカーブをつけてあげることで体内の働きも自然に動くようになります。
そして体を少し動かしてあげることで、内臓も少し形が変わるので、ゲップがさらに出やすくなりますよ。
新生児は新生児はゲップをする必要があるの?
生まれたての新生児は体の機能がまだ完ぺきではありません。
大人になれば意識せずに出ている体内の空気、つまりゲップも新生児には自分の力で体の外に出すことができません。
新生児がママの母乳やミルクを飲むときに、大量の空気も一緒に体内に入り込んでしまっています。
その空気が外に出ないととても苦しいです。
食後や炭酸飲料を飲んだ後などに、空気が体の中にたくさん入ってしまいって息苦しいと感じたことはありませんか?
大人であれば自分でどうにか空気を外に出すことができますが、新生児には難しく、言葉も話せませんので、苦しいことを大人に伝えることすらできません。
大人にとっては大したことではなくても、新生児の体にはおおきな問題だったりするものなんです。
それに、空気と一緒にミルクを吐き出してしまいます。
ミルクを吐き出してしまうと、お腹がすぐにすいて長く寝てくれなかったり、ミルクをあげる回数が増えたり、ただでさえ多いママの仕事がさらに増えてしまうことに。
赤ちゃんも何度もミルクを飲むのは体力的にけっこうきびしいです。
できれば一度のミルクで適量を飲み、ぐっすりと長い時間眠ってもらいたいですよね。
ママと赤ちゃんのお互いのためにも。
上の理由から新生児がミルクを飲んだ後にゲップをすることはとても必要なことだというのがわかります。
さらにゲップしないでそのまま赤ちゃんが寝てしまうと新生児には命の危険につながることもあるんです。
新生児はゲップが出ないと危険?
新生児がゲップをせずに眠ってしまい、寝てる間にミルクを吐き戻してしまうと、ミルクをのどにつまらせて、最悪の場合は窒息してしまいます!
新生児ではミルクがのどにつまって苦しくても大人に助けを求めることはできません。
一緒の部屋にいてすぐに気づくことができれば最悪の事態はまぬがれますが、もしそうじゃなかったときを考えるとゾッとします。
絶対にこれは避けたいですよね。
ゲップの出し方がわからないからといって、すぐにあきらめてしまい、少しトントンして新生児を寝かせてしまうのは神経質かもしれませんがなるべくならやめたほうがいいと思います。
大人にとっての単なるゲップでも新生児にとっては生死にかかわるとても大切な役割を果たしています。
たかがゲップと甘く見ず、しっかりと赤ちゃんがゲップをした事を確認てから寝かしつけてあげることをおススメします。
備えあれば憂いなし!ということです。
私は本当に神経質だったので新生児が寝てから何度も何度も呼吸を確認していましたが、ミルクを飲んでゲップをして眠っていればそんなに心配して子が眠っている間中ずっっと見守っている必要はありません(笑)
いつまでゲップをさせればいいの?
赤ちゃんにとってゲップが必要なことはここまで説明してきましたが、いったいいつまでゲップ出しの時間が必要なのかわからない!
新生児(生まれて1カ月)の頃はもちろん赤ちゃんもママもミルクを飲むのも飲ませるのもまったくの初心者です。
そもそもゲップはミルクや母乳を飲むときにたくさんの空気を一緒に飲んでしまうから必要なわけです。
ミルクを飲み始めてから2カ月、3カ月、6カ月~と飲むほうもあげるほうも慣れていくとだんだんと一緒に飲んでしまう空気の量が減ってきます。
首が座ってくる3-4カ月頃からゲップをしなくなる子もいます。
体の中の機能が成長とともに発達して、ゲップのかわりに、しゃっくりやオナラによって空気を外に出すようになるんです。
もちろんこれにも個人差があるので、なかなか自分でうまくゲップが出せない、オナラやしゃっくりが出せないという子もいますが、
自分でだいぶ動けるようになる6カ月頃にはほとんど自分で空気を出せるようになります。
それでもまだまだ赤ちゃんなので、ミルクやごはんが終わったあとなど、苦しそうにしてれば、新生児の時のように助けてあげて下さいね。
まとめ
初めての子育てでだとゲップの出し方だけでなくわからないことだらけの日々だと思います。
わからないことだらけなのに加えて、産後の体の大きなダメージや3時間おきの授乳による体力の消耗と終わりが来ない睡眠不足。
ギリギリの状態で赤ちゃんと接している人もとても多いです。
今はネットの情報や同じパパママたちとのSNSでの交流で精神的に救われている人がたくさんいます。
そういったものもうまく使いながら、少しでもパパママが楽しく子育てできたらいいなと思います。
ゲップがでなくて悩んでいた日々も今となっては遠い昔。
戻りたくても戻れない新生児時代のいい思い出となってます。
子供はいつまでも赤ちゃんではないんだと頭ではよく分かっていても大変な時は永遠と感じてしまうものです。
家族や友人など周りに頼れる人が居るのなら、新生児のゲップ出しという大仕事をパパや他の家族にたくしてみるのも良いですよ。
休めるときは休んで、あまり頑張りすぎないように!
ゲップ出しは大変ですがとても大切で必要なことです。
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