朝食の時や、仕事の休憩中、本を読む時のお供だったりによく飲む『インスタントコーヒー』。
ひとことにインスタントコーヒーといっても種類はとっても豊富です。
スーパーのコーヒー売り場の棚は様々な種類のコーヒーであふれかえっています。
そんなインスタントコーヒーでひとつ困るのが、ガラス瓶に大容量入っているので、時間が経つと『変色して固まる』こと。
一度固まると風味が変わってしまったり、質が落ちてしまい、せっかくのコーヒーが美味しくなくなってしまいます。
そこで今回はインスタントコーヒーが固まるの防ぎ、最後まで美味しく飲める保存方法や、なぜ固まるのかの原因などを紹介していきたいと思います。
インスタントコーヒーの粉が固まるのは湿気が原因
ガラス瓶の容器に入っていて、しっかりフタがしまっているのに、少し気を抜くともう固まってる!なんてこともありますよね。
インスタントコーヒーが固まる原因はズバリ『湿気』です!
日本の夏は特に湿気が多いですからね。
お肌には良いんですが(笑)
インスタントコーヒーにとっては大敵です。
空気の中に湿気が多く含まれていると、インスタントコーヒーのフタを開け閉めする時にボトルの中に湿気が入り込んでしまいます。
それだけではなく、コーヒーをすくうスプーンにも注意が必要。
少しでも水滴がついている状態でコーヒーに触れてしまうと、そこから一気に湿気がひろがって固まる原因になってしまいます。
スプーンを使うときには、ボトルに入れる前に必ず水滴がついていないか確認してから使うようにしましょう。
ティッシュや乾いた布で拭いてから使うことを習慣付けるのもいいかもしれませんね。
インスタントコーヒーが固まるのを防ぐために、どんな対策があるのでしょうか?
固まる=湿気
ということが分かったので、夏の湿気が多い時期にいかにインスタントコーヒーを湿気に触れさせないかがキーになってきます。
湿気から守るような特別な保存方法があればコーヒーを固まらせることなく、長く楽しめるはずです!!
夏のインスタントコーヒー保存方法
先ほども言いましたが、日本の夏は湿気が本当に多いです!
冬場の空気が冷たい時には、湿気がそんなに多くないので、そのまま瓶の中で保存していても固まる心配はあまりありません。
問題は夏をどう乗り切るかです。
いくつか保存方法をご紹介していきますので、インスタントコーヒーが固まるのを防ぎましょう!
気密性の高い容器に入れる
購入時の瓶もしっかりとフタがしっかり閉まるので、じゅうぶん保存に適していると言えますが、さらに、フタがしっかり閉まり、空気を抜けるような構造のタッパーに入れ替えると◎
乾燥剤を使う
お煎餅やお菓子を買ったときについてる乾燥剤。
乾燥剤をコーヒーの瓶にいれると余分な湿気を吸い取ってくれます。
使い古しの物よりも、新品の方が効果がありますので、100均で食品用の乾燥剤を購入しましょう。
珪藻土のスプーンを入れる
珪藻土は一時期かなり話題になったのでバスマット等で知っている方も多いと思いますが、よく水分を吸いとってくれます。
乾燥剤として小さなものも売っているのですが、スプーンの形の物であれば、そのままコーヒーをすくうことができて便利ですよね。
フィルムのフチを残して開ける
インスタントコーヒーのフタを開けるとついているフィルム。
開け方に悩んでいる人が多いのですが、スプーンで少し穴を開けたり、フィルムをすべてきれいにはがすのは実は間違い!
スプーンやナイフなどを使って、きれいに接着されている部分だけを残し、入り口部分のフィルムだけをはがします。
この方法が一番瓶とフタの間に余計な隙間ができないんです。
隙間がなければ湿気が入りづらいので、固まるのを防げます。
小分けにする
一回分ずつ個包装されているものありますが、少し割高なので、オーソドックスなボトルタイプを買う人が多いと思います。
ボトルは大きいサイズが多いので、買ってきたらすぐに、小さいサイズの気密性の高いタッパーや瓶などに小分けにしておきましょう。
分けておけば、ほかのインスタントコーヒーが開け閉めによる余計な湿気に触れることがないので、固まる心配はありません。
以上の保存方法で、自分に合ったもの、ご家庭にあるものや、すぐにできるものを是非試してみてくださいね。
ちなみに、もうすでに固まってしまっている方へインスタントコーヒーの復活方法をお教えいたしましょう(笑)
~復活方法その1:瓶を振る~
まだ固まって間もないときだったら、コーヒーの瓶をフリフリすれば元に戻ります。
ですが、湿気が入っていることに変わりはないので、早く飲み切るか、なにかしら対策をした方が良いでしょう。
~復活方法その2:レンジで加熱する~
もう瓶を振っても戻らない場合は、お皿になるべく薄くコーヒーをしきつめて電子レンジでチンします。
加熱することによってコーヒーの湿気が飛びます。
湿気を飛ばすためにチンするので、ラップはかけないでくださいね。
加熱時間は20gで30秒を目安に。
あまり加熱しすぎないように様子を見ながら行ってください。
レンジを使うときは、一度に大量にできませんので、少しづつするようにしてください。
~復活方法その3:容器の中にマカロニやパスタを入れる~
パスタやマカロニなどの乾麺は水を吸収する特性を持っているので、ボトルの中に入った湿気を吸い取ってくれます。
~復活方法その4:冷蔵庫に入れる~
温度の低い場所は基本的に湿度も低いです。
ただこの方法の場合、注意しなければいけないのは、『冷蔵庫のドアを開閉しない』こと。
ドアを開閉することによって、中の温度が変わってしまうと結露が発生しやすくなってしまいます。
頻繁に開閉する時間帯にしてしまうと逆にもっと湿気を集めてしまう可能性があるので注意しましょう。
以上の復活方法も紹介しましたが、一度湿気を含んで固まってしまったら、風味や質が落ちてしまいます。
美味しく飲むためにはインスタントコーヒーが固まる前に飲み切るのが一番ですね!
インスタントコーヒーに白いカビのようなものが出てきたら
インスタントコーヒーを長い事放置してしまうと瓶の中のコーヒー顆粒が白い粉に覆われたようになってしまいます。
スプーンですくってみると、白い糸状なようなものがくっついていて、「あ、カビだ!」と思ってしまいますよね。
でも実はアレ、カビではないんです!!
コーヒーに含まれる『カフェイン』は、湿気を含んでしまうと顆粒の表面に白い糸状の結晶となって浮き出てきます。
それがカビのように見えるんですが、カフェインの結晶なので、飲んでも大丈夫なんです。
ですが、カフェインが結晶になって出てくるということは、湿気が含まれているということなので、風味は変わってしまっています。
さらに、インスタントコーヒーにカビがまったく生えないというわけではないので、カビか結晶か判断が難しい場合は飲むのはやめて捨てましょう。
インスタントコーヒーの粉が変色してきたら
UCCのお客様窓口で確認したところ、『インスタントコーヒーが変色している=湿気を含んで固まっている』ということで、この場合は飲まないでくださいとのことでした。
つまり変色(黒または濃い茶色)してきたら、保存容器の中に湿気が入ってますよ~というサインなんですね。
瓶の容器のまま使っている場合はもっと気密性の高いものに入れ替えたり、なるべく意識して早く使い切った方が良いでしょう。
インスタントコーヒーは記載してある賞味期限は長いのですが、それは未開封の場合です。
開封後は約1カ月で飲み切るのが良いとされています。
それ以降は変色してしまったり、湿気が入って固まったりしてしまうので、気を付けましょう!
まとめ
インスタントコーヒーをボトルで購入する時、大きいサイズの方がお得だけど、湿気てしまって固まると、捨てることになるんだよな~と悩んでた方々!
そんな日々とさようなら!できますね。
インスタントコーヒーが固まるのを防ぐ方法はたくさんありましたが、入れ替えるのが面倒という方は、乾燥剤を入れるだけの簡単なものもあるのでなにか取り入れてみてくださいね。
ちなみに、各メーカーのインスタントコーヒーの瓶のボトルですが、もともとしっかりとフタが閉められるタイプと、カパッとかぶせるだけのタイプがあります。
きちっと密封できないものに関しては、そのままのボトルで保存しておくと、特に夏場は本当にすぐに湿気が入り、固まってダメになってしまいます。
もし、愛飲しているインスタントコーヒーがすぐに湿気てしまう、上の保存方法を試しても効果がない!
という場合には、ボトルのフタがしっかり閉められるものか確認してみてください。
簡易的なフタになっている場合には別の物に入れ替えた上で試してみてくださいね~!
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