幼稚園の遠足お弁当に何をつくったらよいのか?と悩んだことがある方も多いはず。
食べやすいおにぎりなどは遠足お弁当の定番ですが、幼稚園に通うお子さんがたべやすいおかずを厳選して紹介します!
また成長が早いこの年齢では年少さん・年中さん・年長さんと、年齢別にも好みがちがうはず。
今回は主に年少さんにスポットを当てて紹介します。
普段お弁当を作りなれていないママなど、ぜひ参考にしてみてください。
ママたちの中には「遠足のお弁当はどんなお弁当がいいの?」と思う人も、特に年少さんなど「初めて作るから分からない」と戸惑う人も少なくありません。
幼稚園児の遠足のお弁当は、どんなお弁当がベストなのでしょうか。
結論から言うと、幼稚園児の遠足のお弁当は食べやすさ、傷みにくさが大切!
おいしい状態で、そして楽しみながら食べてもらうためにも、工夫を凝らして作ってあげましょう。
お弁当を作るときは、成長に合わせて小さくカットしたり、フォークやスプーン、もしくは手づかみで簡単に食べられる大きさや形にしましょう。
基本的には、一口サイズを目安にするといいですよ。
後、気をつけるポイントとすると、おかずの量に気をつけましょう。
子どもの好きなものをあれもこれもと入れているうちに、ボリュームたっぷりのお弁当になったというケースがあります。
保育園のお弁当を初めて作るときは、特に毎日の食事よりも量が分からなくなるもの。
保育園のお弁当になれないうちはすこし少なめに用意するのがポイントです。
子どもが食べきれない量を入れてしまうと、お友だちが食べ終わったあと取り残されてしまったり、決められた時間内に食べられなかったりするからです。
多分、子どもたちはそういったことに敏感です。
同時にコンプレックるになるかもしれません。
普段とは違う状況に緊張してしまい、食べ進まない子どももいます。
保育園のお弁当作りをするときは、子どもの成長に合った量にすることが大切です。
作る人間の認識は違うかもしれませんが、全部食べることができたという達成感は、喜びになります。
そのためにも事前にお弁当を作り、子供さんに食べてもらってみては?
子どもの満足の量を確認するといいでしょう。
前もって確認しておくと、子どもが食べきれる量が分かりますよ。
幼稚園年少が持っていく遠足のお弁当は何がいい?
すきな食べ物
そこでまずは一般的に年少さんが喜ぶお弁当のおかずからご紹介しましょう。
- 鶏のから揚げ
- ミートボール
- チキンナゲット
- ウインナー
- ハンバーグ
- 卵焼き
- ブロッコリー
- 枝豆
- プチトマト
- フルーツ(りんご・みかん・バナナ・ぶどうなど)
もちろんこんなにたくさんは食べられないので主菜なら、から揚げ・チキンナゲット・ミートボールなどからどれか1つ。
年少さんくらいだと「THEお弁当」という鉄板メニューが喜ばれますが、本人からリクエストされたものを選ぶのがベストですね。
何日か前にお子さんに「お弁当何がいい?」って聞いてみて、そのメニューをいれてあげると絶対喜んでくれるはずです。
食べやすいもの
年少ともなるとと1人でなんとかお弁当を食べることができるようになっていますよね。
それでもまだ何でも大丈夫というわけではないので、フォークで食べれるものや、主食となるおにぎりや、サンドイッチはつかんで食べれるなど、食べやすいものにしてあげることが大切です。
食べにくいNGおにぎり
- ラップでぐるぐる巻きにして、どこから取ったらいいかわからない
- あまりに複雑すぎてどこを持ってどこから食べた方がいいのかわからない
- かわいすぎて食べるのがかわいそうと思って食が進まないもの
おすすめは、小さめでそのままさっと手づかみで食べられる普通の「のりまきおにぎり」。
食べづらいNGサンドイッチ
- 重ねすぎて一口で食べられない
- 中味がポロポロ落ちちゃう
おすすめは、ジャムやツナマヨ・スクランブルエッグなど、好きなものを薄くひいてくるっと丸めた「ロールサンドイッチ」。
お弁当の容器
ふたの固いお弁当箱は開いた瞬間に中味が飛び出してしまう可能性が!
また小袋入りのマヨネーズなどの調味料は飛び散る能性があるし、小さなカップに入れてもこぼしてしまったりするので年少ではやめた方が無難です。
サイズの丁度いい、かわいいお弁当箱をお子様と一緒に買いに行ってもいいかも。。
当日のお弁当が楽しみになるに違いありません。
見た目のかわいさ
主食もおかずも決まったら出来る範囲で子供が喜びそうな「なにか」をしてあげたいですよね。
いつものお家のごはんとちょっと違えば、お子様も喜びますよね。
そこでこちらではお料理が苦手なママでもお弁当をかわいくできちゃう「ちょい技」をご紹介します。
【おにぎり】
海苔パンチを使って顔を作る。
【ウインナー】
足を切り、爪楊枝で穴をあけたところにごまをギュッと詰めてたこさんに縦に半分に切り、両端に4つくらい切込みを入れ、かにさんに。
【卵焼き】
クッキーの型で抜いたり楕円形のものを斜めにカットしてハート型にする。
【ブロッコリー】
ハムを小さいハート型で抜き、てっぺんに少量のマヨネーズをつけて4つ乗せてブーケ型に。
【枝豆】
爪楊枝に一粒づつ順番に刺して、あおむしくんに。
ほんのちょっと!ひと手間加えるだけで見た目のかわいさがぐっとアップします。
あと最近はキャラクターがついたナゲットやウインナー、かまぼこなどの既製品も上手に使い、簡単でかわいいお弁当を作りましょう。
幼稚園年少が食べやすいおすすめレシピ
ではどんなメニューがいいか、具体的にレシピを紹介します。
カップチャーハン弁当
【ココにひと工夫】
にんじんは細切りにし、あらかじめ加熱することで柔らかくなり、臭みも抜けて食べやすくなります。
一口サイズにカットして詰めるのも、食べやすさのポイント。
■しらすチャーハン
<材料(子ども1人分)>
- ご飯・・・約100g
- A[溶き卵:1/2個分、塩:ひとつまみ、マヨネーズ:小さじ1]
- しらす干し・・・大さじ2
- しょうゆ・・・小さじ1/2
- 塩・・・適量
<作り方>
①Aを混ぜ合わせる。
②フライパンに油を熱して1を炒め、火が通ってきたら、しらす干しを加えてサッと炒める。
③②にご飯を加えて混ぜ、しょうゆと塩で味を調える。
※お好みで、枝豆を散らしても彩りが映えます。
■にんじん肉巻き
<材料(子ども1人分)>
- にんじん・・・30g
- バター・・・2g
- 豚薄切り肉・・・10cm×2枚
- 塩・片栗粉・・・各適量
- サラダ油・・・適量
- A[しょうゆ:小さじ1/3、みりん:小さじ1/2、水:小さじ1]
<作り方>
①にんじんはスライサーなどで細切りにし、耐熱容器に入れてバターをのせる。
電子レンジ(600W)で30~40秒加熱し、汁けが出たら絞る。
②豚肉に塩をふり、①をのせて巻き、片栗粉をまぶす。
③フライパンに油を熱して②の全面を焼き、Aを加えて煮絡める。
食べやすい大きさに切る。
ポケットサンド弁当
【ココにひと工夫】
幼児にはパンの耳は噛み切りづらいのでカットします。
具を卵でまとめるとバラバラにならず、より食べやすくなります。
■スクランブルエッグサンド
<材料(子ども1人分)>
- 食パン(6枚切り)・・・1枚
- 溶き卵・・・1/2個分
- A[塩:少々、牛乳:小さじ1/2]
- ハム・・・1/2枚
- きゅうり・・・1/4本
- サラダ油・・・適量
- 塩・・・ひとつまみ
<作り方>
①食パンは半分に切り、切り口に包丁で切り込みを入 れてポケットにする。
②溶き卵にAを混ぜ、油を熱したフライパンで炒めてスクランブルエッグにする。
③ハムときゅうりは5㎜角に切る。
きゅうりは塩もみして汁けを絞る。
④②に③を混ぜて①のポケットに詰め、お好みで耳をカ ットし、半分に切る。
■ミートボール
<材料(子ども1人分)>
- A[合いびき肉:50g、玉ねぎ(すりおろし):大さじ1/2、溶き卵:大さじ1/2、塩・こしょう:各少々、パン粉:大さじ1]
- さやいんげん・・・1~2本
- サラダ・・・油適量
- B[しょうゆ:小さじ1/2砂糖、みりん:各小さじ1/2、水:小さじ1]
- C[片栗粉:小さじ1/2、水:小さじ1]
<作り方>
①Aを混ぜ合わせて、よくこね、小さめの一口大に丸める。
②フライパンに油を多めに熱して①とさやいんげんを揚げ焼きにする。
先にさやいんげんを取り出す。
③フライパンを拭いてBを煮立て、②のミートボールを戻し、混ぜ合わせたCを加え混ぜてタレを絡める
細巻きおにぎり弁当
顔をつけるだけでかわいさアップ。
■細巻きおにぎり
<材料(子ども1人分)>
- ご飯・・・80~100g
- おかか・鮭フレーク・・・各適量
- 溶き卵・・・1/2個分
- 焼きのり・・・適量
- 塩・・・少々
- サラダ油・・・少々
<作り方>
①フライパンに油を熱して溶き卵を流し入れ、薄焼き卵を作る。
3cm×12cmくらいに切る。
②ご飯を2等分し、それぞれにおかかと鮭フレークをのせて細長く握り、塩を軽くまぶす。
③②にのりと①を巻き、のりで顔を作る(のりパンチがあると便利です。)
おにぎりの具はお好みで。
おすすめのデザート
簡単に作れるおすすめのデザートを紹介します。
みかんシロップを使った寒天ゼリーです。
<材料(子ども1人分)>
- みかんシロップ・・・200cc
- 水・・・200cc
- 砂糖・・・大さじ3(お好みで)
水と寒天パウダー、砂糖をまぜ火をとおしたみかんシロップとみかんの缶詰を入れて、カップにとりわけ冷蔵庫でひやします。
手抜きをするなら、市販のひとくちゼリーを凍らせていれてあげると以外に喜びます。
お弁当の保冷材代わりにできるような、冷凍させたデザートは、少々かさ張ってもメインのお弁当箱とは別の容器に入れましょう。
安全性は高まりますし、味や風味も移らないので美味しさが保てます。
小さなタッパーから、しっかりロックして汁漏れしないタイプの容器まで様々あるので、ぜひ活用しましょう。
遠足にお弁当を持っていく時のコツ
ピックの使用を禁止している幼稚園もあるようです。
我が家でも当時子ども達が通っていた幼稚園に問い合わせたことがありました。
年少の4月下旬頃、幼稚園でお弁当が始まるので、先生に聞いてみると・・・「一応NGです・・・」とのこと。
初めてのお弁当からキャラ弁を作る気でいたので、「キャラ弁の彩りが!!どうしよう」と思ったものです。
実は、お弁当を作り始めた当時、ピックは爪楊枝のように細長いタイプしか知りませんでした。
禁止にしている一番の理由は、口にくわえたまま歩く子がいると危険ということでした。
確かに先の尖ったピックをくわえたまま歩いて転倒したら、口の中を刺してしまう。
ピックを持った手を振り回して、他の子に刺さっても危ないですよね。
先生が1人から2人で、子ども達の食事の手伝いもしながら、そこまで目を行き届かせることが出来るかというと、なかなか大変だと思います。
年少・幼児向けにお弁当を作るときは、その年齢を考えて、次のようなポイントを意識して作るといいでしょう。
食べやすいように一口サイズにする
園での生活に慣れないうちは、ご飯の時間でも子供は緊張します。
子供が食べやすいように、手づかみできるおにぎりやサンドイッチ、ピックで刺したおかずなど 、スプーンやフォークを使わないで食べられるお弁当を用意しましょう。
時間内に食べ終えられる量にする
子供にとっては、ママと離れて食事をするのは大変なこと。
「全部食べた!」と、子供が自信を持てるように、少し足りないくらいの量で作りましょう。
お弁当で栄養が足りないと感じたら、家の食事やおやつで補ってあげてくださいね。
お弁当袋やランチョンマットを好みのものにする
お弁当袋やお弁当箱、ランチョンマットなどが子供の好きな柄だと、お弁当箱を開ける前からうれしくなりそう。
時間があるときに、ハンドメイドに挑戦してみるのもおすすめです。
ミシンがあれば短時間で、手縫いなら少し時間はかかりますが、手作りすることができます。
ママが手作りしてくれたぬくもりは、きっと心に残りますよ。
お弁当作りで注意すること
お弁当作りは、食中毒についても気をつけないといけません。
基本的にお弁当は、ある程度の時間が経過してから食べるものです。
水分が多いおかずは菌が増殖しやすいので、お弁当には不向き。
夏は特に、炒める、焼く、揚げる料理がいいですよ。
何より食材は中までしっかり火を通すことが大切です。
目安としては75℃で1分間以上、ノロウイルスを予防するのであれば85℃で1分間以上、加熱殺菌するようにしましょう。
調味料に酢を使うと、菌の増殖を防ぐ効果があると言われているので、酢が苦手でなければ使ってみるのも良いでしょう。
他にも、きちんと冷ましてからふたをしめることも大切なポイントです。
おかずが傷むのを防ぐ抗菌シートを入れるのもおすすめです。
まとめ
年少にあたる3~4歳頃は、活動量が増えて発育が盛んになる時期です。
ママとしては「まんべんなく何でも食べられるようになってほしい」と思うかもしれませんが、まずは子供の好きなものをメインに、食べることの楽しさを経験させてあげましょう。
必ずしも、毎回違うおかずにする必要はありません。
ある程度ワンパターンの方が、子供にとっては安心できる場合もありますよ。
肩肘張らず、子供が喜びそうなおかずを中心に、お弁当を作ってみてくださいね。
遠足に持っていくお弁当は、毎日お弁当を作っている人でも、レシピに迷うといいます。
おかずやメニューはどんなものがいいのかを考えた時、他の人が作っているレシピを参考にすると、ワンパターンにならずに済みますよ。
子どものお弁当というと「デコ弁をつくらないと!」と考えることも多いようです。
かわいいピックを使ったり、カラフルな紙カップにいれるだけでも十分にかわいく「デコ」できますので、簡単なことから始めてみては?
かわいいキャラはもちろん喜ばれますが、愛情をたっぷり詰めることが一番大事ですよ。
コメント