季節の変わり目は今も風邪をひいたり何かと体調を崩しやすいもの。
医療が発達していない昔、体力のない子供ともなるとどんな深刻な事態となるかもわからずキケンな時期でした。
だからこそ節目節目に邪気を払う行事・節句が行われていたのです。
現在も年中行事として残っていますね。
特に、赤ちゃんが生まれて初めての節句は重要です。
女の子なら3月3日の桃の節句に、男の子は5月5日の端午の節句に「初節句」を祝いましょう。
とはいえ、昔から続く行事だけにいろいろとしきたりが面倒そう。
わが子が結婚して初めての孫がとなったときに、旦那の親としての立場だと初節句にどれくらいの金額を出すのが適当なのでしょうか。
いつ渡すのかなど、調べてみることにします。
初節句のお祝いで旦那の親の相場はいくら?
いくらでもお金も渡してしまいたくなることでしょうが、たった一人とは限りませんよ。
限られた年金で暮らしていく中で、自身の生活が苦しくなるのであれば本末転倒です。
世間の相場を守るようにした方が良いのではないでしょうか。
旦那の親の立場である以上、その孫は「外孫」になります。
嫁の親にとっては「内孫」、嫁の親と話して合わせる必要はありません。
というよりも外孫よりも内孫の方が金額を高くしてこそ昔ながらの風習を守っていることとなります。
旦那の親はだいたい5万円くらいをおすすめします。
一応、旦那の親ということである以上は少なすぎる金額は良いとは言えませんね。
ただ内孫の方が高くとされてるのですから、多く入れすぎるとそれ以上に払わなければならなくなって嫁の親に負担をかけてしまうのです。
こちらが5万なら、嫁の親は5万から10万くらいが相場みたいです。
どちらか一方に金銭的な負担が偏ってしまうのはおかしい、という考えから両家でそろえる家庭も増えているようです。
ちなみに、地域ごとの風習というのもあります。
周りとも相談してから決めるようにした方が、トラブルがなく良いのではないでしょうか。
認識のずれ、それもお金のことでのずれというのは後々にまで響いてしまうかもしれません。
わが子たちが楽しく暮らせるよう、年配者として適切な判断をすべきなのです。
自己判断で勝手に進めていくのはNGです。
初節句のお祝いで旦那の親はいつどうやって渡す?
初節句のお祝いで旦那の親は2か月くらい前までには渡すようにしましょう。
初節句のお祝い金を準備して、それをいつ渡すかといったことも考えておかねばなりません。
お祝いの当日に手渡しもよいのですが、両家の親からの5万や10万といった金額をひな人形や兜・こいのぼりといった節句のアイテムの購入費用に充てようと考えているのであれば、ぎりぎり過ぎるのも良いとは言えません。
- たぶんもらえるはずだけど、もしかしたらもらえないかもしれない
- 金額が思ってるよりも少ないかもしれない
といった状況でまだ若く給料も多いとは言えない息子夫婦が気兼ねなくひな人形とかを買えるはずはないのです。
節句飾りは初節句よりも1か月ほど前から飾るものです。
となるとそれより前の段階でどれを買うか商品を見比べ検討し、購入しておかなければならないのです。
というわけで、2か月くらい前までには送るようにしましょう。
初節句は一生に一度のもの、準備万端で盛大なお祝いができるよう、準備を始めるよりもちょっと前に渡しておくのです。
お祝いであることが分かるよう、ちゃんとのし袋に包んでくださいね。
水引には紅白の蝶結びのものを、何度もあってよいお祝いという意味です。
その子の初節句はたった一度ながら、これからも子宝に恵まれ兄弟の初節句が行われるのであれば良いことです。
蝶結びだと何度もほどいてまた結ぶことができます。
お祝いのためのものと葬儀用とあるので、くれぐれも間違えないよう注意してください。
幸福な気持ちに水を差すようなことになってはいけません。
初節句のお祝いで旦那の親にお返しは必要?
嫁の親、そして旦那の親からお祝いをもらったからこそステキな節句飾りが手に入り一生残る思い出ができたのです。
結婚する時・子供が生まれた時など、さまざまな場面で親たちからは援助を受けてきたはずです。
そしてこれまでは内祝いということで半分くらいの金額で返したのではないですか。
初節句のお祝いへのお返しは不要です。
旦那方と嫁方、どちらからのお祝いも感謝の気持ちはもちろん伝えるようにしてください。
何しろひな人形にしろ兜にしろ高額です。
5万なり10万、あっという間に使い果たしてしまうのでは。
置き場所も配慮して安価なものを選んだとしても、これから子供が大きくなっていく中で食費に学費にと何かと必要となります。
貯金してやっておいてください。
ただ、さすがに5万ももらってお礼だけというのは申し訳なくないですか。
食事会に招待することでお礼のかわりにするのです。
節句飾りを飾り、両家でお食事を楽しんでください。
お金や品物は不要です。
場合によっては片方の親からだけしかお祝いをもらっていないかもしれませんが、両家の繋がりを強めるといった狙いもあるため双方を招待するようにしてください。
孫にとってはどちらもおじいちゃんおばあちゃん、仲が悪いと教育上よくありませんよ。
遠方に両親が住んでいるなどの理由により食事会ができないという時には、子供の名前で内祝いを送るようにしましょう。
金額の3割から5割程度が目安となります。
まとめ
一生に一度となる初節句、素敵な節句飾りを飾って盛大にお祝いができるように早い段階でお祝い金は渡すようにしてください。
内孫外孫ということで嫁の親と旦那の親とでは金額がちがうのが正式ですが、最近では揃えるという家庭も増えています。
地域ごとの風習もあるのでそれに従うようにしましょう。
頂いた側は、食事会に招待することでお礼の気持ちを表してください。
子どもが生まれると両家が揃うような場面は多々あります。
まさに子はかすがいというわけです。
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