「部屋干し」と聞いて、あまり良いイメージはないですよね。
なんとなく、部屋干しにはついて回る「臭い」問題・・・。
特に梅雨の季節には、長雨続きで、全然乾きませんよね。
冬は冬で気温が低くて、外では乾きにくいです。
最近は、乾燥機能付きの洗濯機もたくさんありますので、それでサクッと乾燥してしまっている方も多いと思います。
乾燥機を使えば、すべてが解決します。
しかし、今ここに辿りついたあなたは、部屋干しの臭いでお困りの方かと思います。
そこで、部屋干しの臭いの原因や「臭わない」対策、部屋干し用のオススメ洗剤や柔軟剤について、ご紹介していきたいと思います。
部屋干しでも臭わない方法!臭いの原因から正しい対策を
そもそも部屋干しの臭いの原因を考えたことってありますか。
私はずっと、なかなか乾かずに長らく水分を含んだ状態で干し続けている為に、生乾きの臭いにおいがすると思っていました。
もちろん、それが一番大きな原因です。
しかし、それ以外にも少し気を付けるだけで対策できることがあるのです。
では、順にみていきましょう。
部屋干しの臭いの原因となるのは、やはり長時間乾かないことによる生乾きの臭いです。
そもそも、この生乾きの臭いの主な原因は、カビと雑菌です。
これらは、ある程度の温度、湿度、餌(ホコリなどの汚れ)の条件が揃うと、簡単に繁殖します。
湿った状態の洗濯後の衣類は、菌にとっては繁殖するにはもってこいの場所です。
これを対策するには、湿った状態が長く続かないように、ただ早く乾かす、ことに尽きます。
何も考えずに干すだけではだめです。
部屋のどの場所に干したら早く乾くか、考えて干すことが重要です。
あと干し方も重要です。
- 密に干していませんか?
- 衣類同士が重なるような干し方をしていませんか?
- 厚手のものは、乾きやすい形にして干していますか?
たまに日差しが入るからと言って、窓際のカーテンレールに干すかたもいらっしゃいますが、これは避けたほうが良いです。
なぜなら、たいていの家の場合、窓際のカーテンレールは、一番風通しが悪い場所だからです。
さらに、あまり気にする方は少ないのかもしれませんが、実はカーテンは、ほとんど洗濯されることのないものですから、意外と汚れています。
綺麗に洗濯したものに、汚れが付着してしまいます。
カーテンレールでの部屋干しは、お勧めしません。
日本の家ではあまり見かけませんが、天井に大きなファンがあれば使うことをお勧めします。
あとは、浴室干しがオススメです。
浴室は、お湯を溜めたりするので、湿度が高いイメージが強いですが、換気扇がある為風通しもよく、早く乾きます。
最近では、浴室暖房や浴室乾燥の機能がついている家も多いため、その場合は、浴室乾燥での利用がお勧めです。
こういった工夫をして、まずは少しでも早く乾かす努力をしましょう。
臭いの原因となる原因は、カビや雑菌ですから、要はこれらを繁殖させないことが一番の対処法です。
そのためには、前述のとおり洗濯ものをいち早く乾かすことが一番の解決策ですが、その他少し気を付けるだけでも臭いの対処法になることをご紹介します。
湿ったままの状態で、洗濯ものを長らく放置しない
これは、洗濯後も洗濯前にも当てはまります。
洗濯前に、使用後のバスタオルやタオル、汗をかいたままの状態の衣類を長時間洗濯かごに放置するだけで、雑菌やカビが繁殖する好条件がそろってしまいます。
長期間放置せずに、なるべくすぐに洗濯しましょう。
洗濯後も同じです。
せっかく綺麗になった洗濯物です。
洗濯槽に長時間放置せずに、すぐに干しましょう。
洗濯槽の汚れ
これは意外と知られていませんが、特に梅雨時などは、湿度が高く、完全に乾ききる前に再び使用する。
完全に乾燥せずに、湿った状態になっていることもあります。
そうなると、洗濯槽の裏側にもカビが繁殖します。
最近、洗濯槽クリーナーなどをよくみかけますが、これで掃除してみると、一目瞭然です。
真っ黒なカビが、たくさん取れてきます。
少なくとも月1回くらい、洗濯槽の掃除をすることもお勧めです。
部屋干しをする室内の喚起を良くする
サーキュレーターや天井に大きなファンがあれば、それを使用することで、室内の空気が循環し、かなり喚起が良くなります。
エアコンのドライ機能を使用するのもお勧めです。
部屋干し用の洗剤を使用する
これは言うまでもないかもしれません。
さらに、臭いが気になる方は、消臭機能のある酸素系の漂白剤や、柔軟剤を併用することもお勧めです。
これらに気を付けて頂くことで、今よりずっと早く衣類が乾くと思いますし、その分臭いも抑えられるはずです。
次に、部屋干し用に最適な洗剤や柔軟剤を順にご紹介していきたいと思います。
部屋干しで臭わないオススメ洗剤をランキングで紹介
最近では部屋干し用の洗剤や消臭機能の付いた洗剤もたくさん販売されています。
ここで、部屋干しにおススメの洗剤をご紹介していきます。
まず、洗剤は大きく粉末洗剤と液体洗剤がありますよね。
昔は、粉末洗剤しかなかったですよね。
最近は液体洗剤が主流になってきて、私も液体洗剤を好んで使っています。
そして、私が液体洗剤を好む理由は、溶け残りがない、これに尽きます。
そうなると、やはり真冬などに気になるのは、粉末洗剤の溶け残りですよね。
私は、これが気になって、せっかく洗濯してキレイにしているつもりでも、粉末洗剤が溶け残り、白く汚れみたいになって付着しているのがすごく嫌でした。
こういう理由で液体洗剤を選んでいる方も多いと思います。
この粉末洗剤と液体洗剤の違いをご存じですか。
一般的に、粉末洗剤の方が洗浄力が強いと言われています。
粉末洗剤は、弱アルカリ性のことが多く、洗浄力に長け、皮脂汚れや泥汚れなども、綺麗に洗いあげてくれます。
そして、コスパにも優れています。
一方で、液体洗剤は、洗浄力は粉末洗剤に比べるとやや穏やかで、その分洗濯物の生地を傷めにくいのです。
メリットは、真冬でも水温に関係なく溶け残りがないことです。
粉末と液体洗剤の違いはこのようになっています。
それを踏まえて、部屋干しように洗剤はどれがいいのか。
部屋干し用の洗剤についてたくさんランク付けされていますが、順位がそれぞれによって異なります。
今回は、個人的なランキングをご紹介します。
あくまでこのランク付けは、個人的な見解ですが、効果のみの結果です。
元来、面倒臭がりの私は、液体洗剤が好きですが、そういった面倒だとかは考えずに、単純に洗剤の効能のみでランク付けをしています。
栄えある1位は・・・。
ライオン株式会社から出ている粉末洗剤の「部屋干しトップ 除菌EX」です。
こちらは、除菌EXというように、雑菌やカビを防いでくれます。
また、ウイルスにも効果があるようです。
さらに、こちらはパッケージにも書かれているように、「いやなニオイ」を防いでくれ、部屋干しにはもってこいです。
もちろん、粉末なので真冬の溶け残りがなければ、の話です。
最近は、粉末の溶け残りもだいぶ改良されているように思います。
やはり洗浄力や、ダブル除菌効果のあるこちらは、個人的には部屋干しに一番使用したい洗剤です。
そして第2位は、花王株式会社から出ています粉末洗剤「アタック高浸透リセットパワー」です。
こちらは頑固な汚れにもってこいの商品です。
お子様の衣類の汚れや、皮脂汚れなどに、高浸透な除菌力で汚れを落としてくれます。
ただし、消臭成分が含まれていないので、気になる方は、酸素系の漂白剤を併用するなりの工夫が必要かと思います。
続いて、第3位です。
ここは、一つを選びきれずに、数点が同率3位です。
その中の一つ目は、「部屋干しトップ」の液体洗剤です。
これは、第1位に輝いた粉末洗剤の「部屋干しトップ」の液体版です。
こちらは、抗菌剤が配合されていますが、「除菌」効果は謳っていません。
効果のほども、やはり第1位の粉末洗剤の「部屋干しトップ」には、気持ち劣るのかな、という感想です。
同率3位の二つ目は、「アリエール」シリーズです。
中でも部屋干し用は、液体洗剤で「アリエール部屋干し用」として販売されています。
部屋干し用として謳っているのは、この「アリエール部屋干し用」液体洗剤ですが、そのほかのサイエンスプラスや、ジェルボールなど、どれを部屋干しに使っても、さほど遜色がなかったように思います。
ここは、さすがアリエールブランドですよね。
安定の仕上がりです。
個人的な独断でランク付けしましたが、いかがでしたでしょうか。
ランキング第1位の粉末洗剤「部屋干しトップ」は、これは今でも不動の1位です。
それくらい優秀です。
もしお使いになったことがなければ、試してみる価値ありです。
個人的には、ちょっと「粉末」というのが、気に入らないのですが、洗浄力や部屋干し用の臭い対策には、ピカイチです。
部屋干し向けの柔軟剤が匂わない!原因と対策
部屋干しする際に、柔軟剤は使いますか。
私は、あまり使いません。
もし長時間乾かなかった場合、柔軟剤の匂いは、飛んでいってしまい、生乾きの変な臭いだけしか残らないからです。
個人的にはそう思っているのですが、柔軟剤も最近では部屋干し用も出ていますし、それを上手に使いこなせば、本来の柔軟剤の匂いがするはずです。
部屋干し用の柔軟剤を使用しても、なぜか匂わない場合は、原因は大きく2つです。
- 柔軟剤の使用方法が適切ではない
- 洗濯したものに汚れが残っている
です。
順番に説明していきましょう。
柔軟剤の使用方法が適切ではない
まずは、柔軟剤の適切な使用方法をご存じですか。
結構知らない方が多いのです。
柔軟剤が本来持っている香りを十分に発揮するためには、柔軟剤を投入するタイミングが一番大切です。
柔軟剤を投入するタイミングは「すすぎ」の直前です。
これは必ず守ってください。
「洗い」の時に、柔軟剤が投入されてしまうと、まったく意味がありません。
全自動の洗濯機の場合は、最初に投入口からセットしておけば、「すすぎ」のタイミングで自動で洗濯槽に流れ出す仕組みになっています。
次に、柔軟剤は、きちんと洗濯物の量に応じて分量を計ってください。
そして、洗濯前に、柔軟剤の投入口から、適切に投入しセットします。
キャップがある場合は、必ずしめてください。
「ここまで」と洗濯機に書かれている場合は、必ずそこまでしか投入しないようにしてください。
許容量を超えると、柔軟剤は流れ出してしまいます。
私が以前よくやってしまっていたことですが、全然柔軟剤が匂わない!と思って、分量を多めに投入していました。
そうすると、規定量を超えて、超えた時点から柔軟剤が洗濯槽に流れ出してしまいます。
そうなると、「洗う」タイミングで柔軟剤が流れ出し、洗剤と相まって、まったく柔軟剤の効果を発揮しません。
分量は必ず計って適切な量をセットしてください。
洗濯したものに汚れが残っている
洗濯したものに、汚れが残っていたりすると、雑菌が繁殖し、生乾きの臭いの原因となります。
そうなると、いくら柔軟剤を使っても、なかなかその臭いには勝てません。
柔軟剤は、そもそも芳香の役割がありますが、生乾きの匂いが強いと、それも打ち消されてしまいます。
そして、ともすると生乾き臭と柔軟剤の匂いが混ざって嫌な臭いがすることもあります。
そんな時、洗剤や柔軟剤を選ぶ時、できるだけ除菌・抗菌や防臭・消臭のあるものを選びます。
この時、酸素系漂白剤を併用していただくのもよろしいかと思います。
酸素系漂白剤には、除菌・防臭効果もありますので、部屋干しにもオススメです。
このご時世、抗ウイルスも人気のようですが、生乾きからくる臭いは、元となる雑菌やカビの繁殖を抑えれば、嫌な臭いも自然と抑えられます。
最近は、たくさん除菌・抗菌効果のあるものが売られていますので、是非こういった柔軟剤や漂白剤を一緒にお使いになることをお勧めします。
冒頭で、とにかく洗濯後は早く乾かすことに限る、と申しました。
最近では、柔軟剤でも速乾を謳っているものもあります。
是非、用途に合わせて、除菌・抗菌、消臭・防臭、速乾などをお選びください。
まとめ
さて、今回は部屋干しについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
干し方や干す場所、洗剤や柔軟剤の選び方、柔軟剤を適切に使用することで、これまで以上に部屋干しの臭いが気にならなくなるはずです。
特に柔軟剤の適切な使い方は、ご存じじゃなかった方は騙されたと思って是非、お試しください。
それでもまだ気になる方は、洗剤と柔軟剤の組み合わせを変えてみたり、酸素系漂白剤の使用をお勧めします。
お天気が悪い日、花粉や梅雨のシーズン、集合住宅でなかなか外に干せない時。
部屋干しするのが楽しくなるように、是非臭い対策をして、お洗濯を楽しんでみてください。
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