古いプラステック製品の黄ばみや、長年愛用してきた製品の変色、使用していなかった期間が長い製品などいつの間にか黄ばみがついているケースは多々あると思います。
暗い場所で長期保存していると、製品に含まれている酸化防止剤や難燃剤に化学変化が起こり、黄ばみや変色が起こります。
添加物の化学変化や外的要因の場合は落とす方法は存在します。
しかしプラステックの劣化による黄ばみだけは落とすことができません。
今回はオキシクリーン、ワイドハイター、オキシドールの3つを主に紹介しますが、その他にも、メラニンスポンジ、除光液などが有効です。
メラニンスポンジは、研磨力が高く水だけで様々な汚れを落としてくれる便利なアイテムです。
よくスーパーなのでみるゲキオチクンという商品です。
特にニコチンや食べ物に由来した黄ばみに効果が抜群です。
入手も容易ですし水を含ませるだけで使用が出来るので、黄ばみの原因が分からないという場合はとりあえずメラニンスポンジを試してみてはいかがでしょうか。
なお、メラニンスポンジは削ることで汚れを落とします。
プラスチックの黄ばみにオキシクリーンが有効かと、その他の商品を比べていきます。
お風呂のプラステックの黄ばみにオキシクリーンを使ってみた
そもそもオキシクリーンとは、酸素系漂白剤で酸素の力で黄ばみを漂白してくれる洗剤です。
大型スーパーとして有名なコストコで販売されてから大人気となり今では日本版のオキシクリーンも販売されています。
オキシクリーンの使い方ですが、プラスチックの黄ばみを取る時40℃~60℃のお湯の中にオキシクリーンを入れて棒などで混ぜた後に黄ばみを落としたい物を入れ付け置きします。
軽い汚れは数時間で落ちますが、化学変化や、経年劣化など長年にわたりついた黄ばみは数日かけて黄ばみを取っていきます。
数日かかることもありますが、浸けおきで手を加えず放置できるので楽です。
オキシクリーンにつけ込んだ際に日光の紫外線に当てる事により白く戻るスピードが変わってきます。
プラスチックの黄ばみをオキシクリーンで取る場合は晴れた日など紫外線が強い時が有効的と言えます。
注意点としてオキシクリーンの入った容器を密閉した状態で長期間放置すると容器が変形する可能性があるので注意をしてください。
プラステックの黄ばみにワイドハイターは有効?使い方も詳しく解説!
では次にワイドハイターでの方法です。
ワイドハイターは漂白剤として有名なので、上記のオキシクリーンよりは知名度も購入のし易さもあると思います。
酸素系漂白剤を溶かした水の中に黄ばんでいる物を入れて黄ばみの具合によって数時間~数日間日の当たる場所に置きます。
オキシクリーン同様、紫外線がとても重要で日に当てるのと当てないのでは結果に差がでます。
液体の量は黄ばんでいる物が浸るくらいで大丈夫です。
使用するワイドハイターは花王のワイドハイターでなくても洗剤の成分の中に「界面活性剤」「活性化水素」の2つが入っていれば、他メーカーの商品でも問題ありません。
ワイドハイターに付けた後、紫外線に当てながら「丸2日」程度放置していると、プラスチックの黄ばみがなくなります。
逆にワイドハイターにつけすぎた場合は、ただただ白くなるばかりで、変色等する事はありませんのであまり心配しなくても大丈夫です。
プラステックの黄ばみにオキシドールは有効?使い方も詳しく解説!
では最後にオキシドールの方法です。
一般的にアルコールとして使用されているものですが、実は黄ばみ落としに有効なものとして知られています。
オキシドールを使ってプラスチックの黄ばみを取る方法は、とても簡単です。
まず、キッチンペーパーなどにオキシドールを含ませ、プラスチックの黄ばんでいる部分に貼ります。
湿布のようにオキシドールを含ませたキッチンペーパーを貼ったら、そのまま放置し時間が経ったらキッチンペーパーを取り除きます。
キッチンペーパーを取り除いたあと、乾いた布やティッシュなどで拭き上げれば完了です。
キッチンペーパーで湿布をするとき、上からラップをすると、キッチンペーパーの乾燥を防ぐことができます。
ただし、色がついているプラスチックにこの方法を行うと、色が落ちたり褪せたりする原因になってしまうので注意が必要となります。
まとめ
今回は黄ばみの落とし方を何通りか紹介しましたが、そもそも黄ばみを付かない様に予防する方法を知っていれば落とす必要がなくなりますので、最後にその予防方法を少しお話ししたいと思います。
黄ばみの原因は、ニコチンや食べ物のカスというのは冒頭でお話ししましたが、食べ物の付着よる黄ばみを抑えるためには、色素の強い食材を入れないことが最も簡単な予防策です。
カレーや油もの、キムチやケチャップなどは特に色移りしやすいので、プラスチック製の容器ではなく、陶器やガラス製の容器に入れるようにしましょう。
また、直射日光はプラスチックの劣化を進めるので、プラスチック製品を窓際に置かないことが大切です。
紫外線を防止できる、車用のコーティング剤を使うのもおすすめ。
ただ、手で直接触る場所や精密機械には使えません。
黄ばみは程度によって異なりますが、ある程度のものは落とせます。
しかし時間が経ったものは落とせない可能性もありますので、早め早めに対策を行い、綺麗な状態をキープしていきましょう。
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