メール添付やデーター便が普及した今でも、仕事で書類のやり取りをしていると、「レターパックライト」で送っておいてください、など、会社関係の書類の送付依頼でこのような発送方法の指定がたまにあります。
「レターパック」とは、郵便局が取り扱っているサービスのひとつで、ゆうパック(宅急便)の書類版というイメージの夕総方法です。
「レターパックプラス(対面受け渡し)」と「レターパックライト(郵便受け投函)」の2種類があり、書類の定型サイズであるA4サイズ、厚み3cmまで4kgまでを、全国一律料金で信書も送ることができるサービスです。
土曜日・日曜日・休日も含む毎日配達で追跡可能、料金も郵便価格(520円・370円)とお得でなかなか便利です。
ここでは、より簡単で気軽な受け渡しができる「レターパックライト」について解説していきます。
レターパックライトはポスト投函できる?
レターパックライトは、ポスト投函後の配達は送り先の郵便受けのため、相手の方が不在でも配達が可能のため、対面での受け取り・受領が不要でよりストレスなく物の受け渡しができます。
会社や人によっては、宅急便や郵便の受け取りが多く、荷物や書類が到着する度にインターフォンが鳴り席を中座し、応対の度に仕事を中断しなければならないこともあります。
レターパックライトならこのようなストレスは軽減できます。
レターパックの販売店は、全国の郵便窓口・コンビニエンスストアなどの郵便切手類販売所(一部を除きます)や、郵便局のネットショップです。
外観は、A4サイズの厚紙の書類ケースに似ています。
強度があるため、厚みがなく折り曲げたくない書類や小さな小物を発送するのに適しています。
縦横はA4サイズ以下で厚みは3㎝、4Kgまで対応しています。
マチがついているため、少々厚みがあるものでも折り曲げて立体的な箱状にして送りたいものを入れることができます。
この形状は、丁度ポスト右側の大きい封筒を投函する投函口に入るサイズです。
郵便局でレターパックライトを購入したらすぐ書類や物を入れて投函することが可能であり、レターパックをまとめ買いして置き、その都度使用してポスト投函で荷物を発送することもできます。
ちなみに「レターパック」は、購入時に料金を前払いしている形のため、切手を貼る必要はありません。
もし、長期保管後に料金の改正があった場合、差額分の切手を貼ればOKです。
レターパックライトをポスト投函すると日数はどれくらいかかる?
郵便のイマイチ不都合に感じる点は、配達日数がかかるところです。
首都圏内ノ配達ならともかく、遠方の場合は数日要します。
週末の発送の場合、土日を含んでいつ到着と少し時間がかかる印象が発送手段としてネックとなっています。
けれども、「レターパック」の良さは、通常の郵便物のような手軽さに加え、ゆうぱっくのような宅急便のように土曜日・日曜日・休日も含む毎日配達で追跡可能というところです。
普通郵便で配達を急ぐ場合や配達の確認が必要な時には、速達や書留で追加料金等の手続きを窓口でしなければなりませんが、レターパックなら郵便ポストに投函で回収に間に合えばOKです。
断然便利でお手軽なのです。
実際の配達にかかる日数は、1~2日と速達郵便や宅急便並みの速さです。
ポスト投函後の回収までのタイミングや、ポストの地域的な立地、集荷回数も関係してきます。
レターパックプラスより、レターパックライトのほうが非対面の受け渡しであるがゆえにやや遅めの配達となっています。
品名を記入する欄があるのですが、ここの記入の内容によっては、航空便でなく陸便扱いとなり発送が遅れてしまうため、おろそかにできません。
いくら土日配達だとは言っても、ポスト投函がその日の回収後で翌日扱いとなったり、そもそもポストの回収がない日であったりすると事情が変わってきます。
急ぐ場合は、地域の大きい集荷物が集まる土日も機能しているような郵便局のポストに投函する手間を惜しまないようにしましょう。
レターパックライトのポスト投函は追跡できる?
「レターパック」の良さのもう一つは、ポスト投函後に追跡が可能なことです。
宅急便同様の扱いで、非常に安心感の持てるシステムです。
ただし、損害保証の対象にならないことは普通の郵便物と同じなため、現金や貴重品、壊れ物を送ることはできません。
追跡サービスの利用の仕方は少しクセがあります。
宛名・差出人の欄の下に、追跡シールのバーコードと個別番号の印刷があるため、これを忘れずに剥がして手元の控えとして投函すれば、WEBの追跡サービスで調べることができます。
このシールをはがし忘れると、到着の確認ができずにハラハラしてちょっと大変です。
多忙の時、発送時予定外の事が起注意が散漫となった時などよく剥がし忘れが起きてしまうので注意が必要です。
宅急便の場合は、送り状が複写となっており、必ず手元に控えの個別番号の記載が残りますが、レターパックでは、自分で剥がして控えを取らないと残らないからです。
追跡は、郵便のホームページ追跡サービスで記録が残るため確認が取れます。
普通に投函された郵便物がなくなってしまう事は稀ですが、個別番号がついている郵便物は、受け入れや中継などの記録が残されていくため、万が一紛失となった際の保証はなくとも責任のよりどころが変わってきます。
レターパックの発送・追跡のかなめは、“ポスト投函前に追跡シールをはがして手元に残しておく”につきます。
発送物が複数ある時は、送り先をメモしておきましょう。
まとめ
レターパックライトはポスト投函できる?日数や追跡できる?の検証でした。
普段あまり使う機会はありませんが、いざ使うとなったらとってもお得で便利なサービスですね!
紙の封筒に比べると折曲がったり湿気を吸わないのがなにより良く、買いだめもでき置いといて必要な時にその都度切手の心配をせずに投函でき、手間を省けて好都合というのが、実際に使用してみた感想です。
到着も宅急便並みに早くて追跡できるのでなかなか安心です。
まだ使用したことがない人は、ぜひお試しになってみてください。
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