マンションで窓のない部屋の換気方法は?扇風機以外でも効率的に換気する方法

すまい

マンションの中の部屋に、窓がない部屋が存在する場合があります。

または、 窓があっても、開かなかったり、日光があまり入ってこない場合も。

一年中部屋の換気をしないと、空気はだんだんとよどんでいってしまいます。

換気をせずに、空気がよどむと健康上の被害が出てしまう恐れもあり危険です。

カビや雑菌の繁殖が多くなってしまうのです。

それを防ぐためにも換気は必要ですね。

では、マンションで窓がない部屋はどのように換気をしたら良いのでしょうか?

今回はマンションで窓のない部屋の正しい換気方法をご紹介します。

マンションで窓のない部屋の換気方法


スポンサーリンク
窓のない部屋の換気方法については様々ありますが、マンションの構造や、築年数によって、できることと、できないことがあると思います。

お住まいのマンションに合った換気方法をみてみてくださいね。

玄関と窓を同時に開放

マンション内の部屋で、必ず1つは窓のある部屋が存在すると思います。

複数ある場合には、風の通りを意識して玄関と対角線上になるように部屋の窓を開けましょう。

そして窓のない部屋のとびらも開けておくことです。

家全体の空気が循環すれば、窓のない部屋の空気も少しずつですが換気されていきます。

換気扇を回す

キッチンに付いている換気扇を回すことによって、部屋の中の空気は外へ出て、外の空気が中へ入ります。

窓のない部屋のとびらをあけておけば、換気扇による空気の流れで少しずつ部屋の換気もする事ができますよ。

換気口を開ける

2003年7月以降に建てられたマンションには必ず一部屋にひとつ換気口がついています。

多くの人は用途が分からなかったり、冬場に寒い風が入ってくるからと、閉じたままの状態になっています。

窓のない部屋の換気口を確認して、閉まっている場合にはすぐに開いてあげましょう。

外の空気と中の空気を循環して換気することができます。

24時間換気システムを使う

2003年の7月以降、マンションには建築基準法により換気口や24時間換気システムが必ず設置されるようになっています。

こちらも残念ながら意外と知られていないので、換気システムのスイッチが切られたままの場合があります。

住んでいるマンションに換気システムがあるか分からない場合は管理人さんや管理会社に聞いてみてくださいね!

せっかくの良い機能なので、是非とも活用して換気したいですね。

こういった方法を試していけば、空気の流れを作り出すことができて徐々に窓のない部屋の空気は換気されていきます。

窓のない部屋の空気を一度に全て換気するのはなかなか難しいことです。

ですが、まったく換気をしないより少しずつでも換気をした方がもちろん良いので、こまめに上の換気方法を試してみてくださいね。

窓のない部屋で効率的に換気する方法


上で紹介した換気方法では、全ての空気を一度に換気するのは難しいとお伝えしましたが、なるべく手っ取り早く換気を済ませたいですよね?

上の換気方法プラスα(アルファー)でさらに効率よく換気する事ができますよ。

ではその方法をご紹介していきます。

晴れた日に換気する

雨の日の湿気を多く含んだ空気を部屋の中に入れてしまうと、湿気が原因となり、さらにカビなどの繁殖に繋がってしまいます。

そうなってしまってはせっかくの換気も無意味になってしまいますからね。

換気をする時はなるべくよく晴れた日の乾燥した空気を部屋の中に取り込むと良いでしょう。

風が吹いている日には、短時間で換気ができるのでオススメです。

ただ、強風の場合は部屋の中に砂ぼこりが入らないように気を付けて下さい。

その他の部屋の窓と玄関を開けて換気をする際にはとくに強風に注意が必要です。

扇風機を使う

窓を開けたり、換気扇を使って換気をする時に、ただ扉を開けておくだけでは、換気に相当な時間が掛かります。

それは窓のない部屋の空気の循環が悪いから。

スポンサーリンク

窓のない部屋の中に扇風機を置き、空気が外に出ていく向きにして扇風機を付けます。

そうすれば、窓のない部屋の中のよどんだ空気が外に出て、外からの新鮮な空気が早く入ってきます。

窓と玄関を開けているだけでは、風がない日には空気の流れがまったく起こらずに、換気がされません。

その場合は窓のない部屋と、玄関付近にも扇風機を置くことで、マンションの部屋全体に空気の流れを作ってあげることができます。

せっかく換気をするのなら少しでも風を作って効率よく換気をしてあげましょう。

上の方法で分かる通り、窓のない部屋の換気には、『空気の流れ』が必要になります。

空気の流れを作るには必ず入り口と出口がなければ、風の通り道ができません。

窓のない部屋は、一気に換気できない構造なので、少しずつでも空気の入れ替えをして、人にも物にも快適な状態を保ちたいですね。

もしも上に書いた方法で効果が無いのであれば、最終の手段として、窓のない部屋に人が出入りを頻繁に繰り返すなどし、『とびらの開閉回数』を多くおこなうことでの、外圧と内圧の差を生み出す方法が有効です。

この外圧と内圧の差があると空気の流れを作り出すことができます。

納戸の場合人が出入りすることは頻繁にはないことだと思いますが、とびらの開け閉めをするだけでも良いので、空気の流れを作り出してみましょう。

それらをうまく利用することによってさらに効率的に換気をすることできます。

換気をしても効率的にエアコンを使うには?


窓や玄関を開けて換気をしていると、クーラーや暖房の効きが悪かったり、電気代がかさんでしまうというイメージはありませんか?

かといって換気中にエアコンを止めてしまうと、部屋の中と外が同じ気温になってしまいとっても不快に。

換気中にも上手にエアコンを使うにはどのようにするのが良いのかを、お話していきたいと思います。

まず、エアコンの消費電力が一番多くなるのは電源を入れた直後なんです。

そのため、もったいないからと換気する時にエアコンを切ってしまうと、あとでエアコンを入れ直したときに消費電力が増えることになってしまいます。

つまり、換気中もエアコンをつけっぱなしにしておいたほうが『消費電力が増えるのを抑えられる』ということになります。

換気中のエアコン使用のポイント

換気する時にも、設定温度を変えずに一定に保つことがポイントになります。

換気中暑くなるからと設定温度を低くするとそれだけ電力を消費してしまいます。

逆に寒くなるからと設定温度を高くすると今度は換気中に部屋が暖まりすぎてしまって、エアコンに負荷がかかります。

エアコンの設定温度を変えたり、電源を切ったりすると、夏場は部屋の温度が上がることで、熱中症などの心配も出てきます。

換気している最中でも設定温度を安定させることが、快適さを保ち、消費電力の抑制にもつながるということなんです。

もうひとつの方法としては、外から帰ってきたときに、室内の暖まった空気をいったん換気して外に出してからエアコンをつけること

夏場は外から帰ると、外よりも室内の方が暑くなっている時がありますよね?

その時にすぐにエアコンをつけて室内をガンガン冷やそうとすると、エアコンが頑張りすぎてしまいます。

室内の温度と設定温度に差があればあるほど、消費電力が増えてしまうのです。

ですので、まずは部屋にこもった暖まってしまった空気を外に出すために換気をするのが、エアコンのために良いということでしょう。

換気中のエアコン使用に悩んでいるなら、先に換気をしてしまうというのもひとつの手ですね。

まとめ

マンションの窓のない部屋の換気について検証していきましたが、部屋の構造上、簡単に一気にすべて換気というのは難しそうですね。

ですが、そこであきらめてしまうと中にしまった大事なものがダメになってしまう可能性もあるので気を付けたいものです。

窓のない部屋の換気は少しずつこまめにするのが良さそうなので、通りがかりに一回ドアを開け閉めしてみるとか(笑)

不審な動きになるかもしれませんが、これだけでも十分に効果はありそうです。

そしてマンションの各部屋についている換気口ですが、ヒューヒュー音が聞こえるけどいったい何なのか分かっていませんでした。

換気口があるタイプのマンションであれば換気口の開け閉めだけで簡単に換気が行えるので便利ですね。

換気システムもフル活用して、なるべく楽に換気ができると良いですね。

換気口・換気システムがないマンションでも空気の流れを意識して換気すれば換気扇ひとつで上手に換気できる場合もあります。

効率的に換気をして、窓のない部屋を快適な空間として利用しましょう。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました