もち麦はいつから食べさせていいの?離乳食にも使えるのか検証

グルメ

健康にいいと話題の麦ごはん。

その中でも、もち麦はもちもち、ぷちぷちとした食感でおいしいと人気があります。

スーパーでも一食分ごとに個包装されたものや開封するだけで食べられるものなど様々な種類のもち麦が販売しており、毎日の食事に取り入れやすくなっていますね。

豊富な食物繊維のおかげで腸内環境が整い、免疫力向上や便秘改善にも効果的と言われています。

糖質が少ないのでダイエットのために白米の代わりに食べている方も多いのではないでしょうか。

実際私も、便秘で悩んでいたときにもち麦が良いと聞いてすぐに食事に取り入れました。

ちなみに、もち麦を取り入れてからは便秘とは無縁の生活を送っています。

もしお子様をお持ちの方でしたら、体に良いからということでお子様にも食べさせているところもあるのではないでしょうか。

もしかしたら、便秘で悩んでいるお子様を何とかしてあげたいという気持ちで食べさせている家庭もあるかもしれれませんね。

でも逆に便秘が悪化してしまったり、お腹がゆるくなってしまったり、お子様につらい思いをさせてしまいどうしたらいいのか悩んでいしまった経験ありませんか。

もち麦は、お子様が食べる場合、負担になってしまうこともあるのです。

もち麦は、何歳くらいから食べさせればいいのかや、食べさせる際の注意点、お子様にもち麦を食べさせることのメリットなど、調べた情報をまとめました。

もち麦はいつから赤ちゃんに食べさせていいの?


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まずもち麦とはなんでしょうか。

もち麦は、粘りが強くもち性のある大麦のことです。

食物繊維が豊富で、玄米の4倍、白米の20倍程もあるようです。

タンパク質やビタミン、ミネラルも豊富に含まれています。

白米と一緒に炊いて食べることが多いですね。

特に注目されているのが大麦β-グルカンという水溶性食物繊維です。

大麦β-グルカンは糖の吸収を穏やかにしてくれ、血糖値の急激な上昇を抑え、体に負担がかからないようにしてくれます。

大麦β-グルカンにはセカンドミール効果があるので、次の食事に関しても急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。

さて、もち麦は赤ちゃんに食べさせても大丈夫なのでしょうか。

離乳食が終わったお子様であれば少量ずつからなら大丈夫です。

ただ、食物繊維がたいへん豊富に含まれているので内臓が未熟な赤ちゃんには消化の負担になることがあります。

もち麦には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていますが、水溶性食物繊維の含有量のほうが多いのです。

前述の大麦β-グルカンも水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維には便を柔らかくする効果があるのですが、取りすぎるとお腹を壊してしまうこともあります。

ごく少量をおかゆなどにして食べさせるのが良いでしょう。

様子をみながら量を増やしていってください。

お子様に合わない場合はすぐに食べさせるのをやめてあげてくださいね。

もち麦を幼児に食べさせるならいつからいいの?


幼児に食べさせるならいつからがいいのかという疑問に関しては、こちらも離乳食が終わっていればいつからでも大丈夫です。

赤ちゃんと同様、まだ内臓が未熟なので少しずつ与えて様子を見るようにしましょう。

もち麦には発酵性食物繊維が含まれています。

発酵性食物繊維とは、水溶性食物繊維のほぼ全てと、不溶性食物繊維の一部のことです。
(腸の中で発酵する力を持つ食物繊維のことです)

発酵性食物繊維は腸内細菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。

腸内細菌に食べられた発酵食物繊維は発酵し、短鎖脂肪酸というものが生まれます。

この短鎖脂肪酸は、大腸から体内に吸収されて全身へと運ばれます。

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そして、腸内を理想的な弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する、大腸の粘膜を刺激してぜん動運動を促進する、免疫反応を抑制するなどの働きをします。

また、水やミネラルを吸収するためのエネルギー源として利用されます。

腸を活発にしてくれるわけですね。

ところで、腸内フローラという言葉はご存じですが?

腸内に住んでいる細菌は菌の種類ごとに腸の壁に隙間なくびっしりとはりついています。

この状態が、品種ごとに並んで咲くお花畑に見えることから腸内フローラと呼ばれています。

腸内フローラを形成している菌は3つに分けられます。

1つ目は身体を守る善玉菌、2つ目は増えすぎると身体に悪影響を及ぼす悪玉菌、3つ目は多い菌の味方をする日和見菌です。

善玉菌は腸の中で発酵活動を行い、悪玉菌は腐敗活動を行います。

悪玉菌が増えすぎると、腸の中が腐ってしまうのですね。

ただ、悪玉菌には肉類などのタンパク質を分解して、便として処理排泄するという体にとって大切な働きをしてくれるので大切な存在ではあるのです。

増えすぎないように注意することが大事です。

割合としては、善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7のバランスが良いようです。

この割合を保つことで腸内フローラは整います。

免疫機能の約70%は腸に集まっていると言われています。

なので腸内フローラを整えることで病気にかかりにくい体にすることができるのです。

この腸内フローラは実は3歳までに決まるらしいのです。

3歳までに様々な腸内細菌を摂取することで腸内フローラが整うのです。

例えば納豆やヨーグルト、お味噌汁などですね。

あと甘酒なんかもいい思います。

納豆には納豆菌、ヨーグルトには乳酸菌、味噌や甘酒には麹菌が含まれています。

どれも腸内で善玉菌になるものです。

それと合わせて、食物繊維の豊富なもち麦を食べさせるのがおすすめです。

食物繊維は腸内細菌のエサになるので、発酵食品で摂取した善玉菌が増えるのを助けてくれます。

こういったさまざまな種類の発酵食品を食べさせることで、腸内フローラが最適な状態に整います。

腸内フローラが整っていると身体の健康だけでなく、心の健康にもいいと言われています。

大人になってからも食生活で腸内フローラは変化しますが、3歳までの食生活でそのベースが作られるそうなので、ぜひ意識してみてください。。

離乳食にもち麦は出して大丈夫?

離乳食にもち麦を入れても大丈夫なのでしょうか?

結論からいうと、離乳食にたくさんもち麦をいれるのはあまりよくありません。

もち麦は豊富な食物繊維が含まれているので腸が未発達の赤ちゃんには負担になることがあります。

赤ちゃんの腸は未発達で腸内細菌も整っていません。

そして筋力も少ないため、便秘になりやすいのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは菌をほとんど持っていないのですが、母乳やミルクを飲んだり、離乳食を食べたり、おもちゃや身の回りのあらゆるものを触ることでさまざまな菌に触れます。

そうすることで腸内細菌を獲得し、腸内環境が整っていくのです。

ある程度腸内環境が整ってからもち麦を食べさせたほうが、よりもち麦の効果を得ることができると思います。

あと、もち麦は炊いたり茹でたりしても、ある程度の固さが残ります。

白米のように柔らかくなることはなく、ぷちぷち触感はそのままなので、離乳食期の赤ちゃんには食べにくいかと思います。

なのでやはり離乳食が終わってから食べさせてみるのがおすすめです。

まとめ

以上、いかがでしたか。

もち麦には水溶性食物繊維がより多く含まれていることがわかりました。

食べ過ぎるとおなかが緩くなることもありますが、適量であれば腸内フローラが整うのを助けてくれ、便秘改善や免疫力の向上などに効果があります。

腸内フローラは3歳までにベースが作られるので、発酵食品と一緒にもち麦を食べさせることで、理想的な環境に近づきます。

赤ちゃんにとっては消化の負担になることもあるので、離乳食が終わってから、様子を見つつお子様に食べさせてみてください。

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