健康や美容・ダイエットに効くと注目されているもち麦。
白米と一緒に炊くだけなら簡単だし、私も取り入れてみようかな、なんて調べていると「もち麦 まずい」なんて検索ワードが出てきてびっくりしませんでしたか?
え、検索ワードに出てくるくらいってことはもち麦を食べたことのあるみんながそう思っているのかな。
いくら健康や美容に良くてもまずかったら続けられないかも。
試しに買ってみてやっぱり無理だったってなったときにもったいないよな。
そんな風に考えてもち麦を取り入れるのをためらっていませんか?
実際にもち麦を毎日の食事に取り入れている私が、まずいと言われる理由や、おいしく食べる方法についてお伝えいたします。
この記事を読んで、安心してもち麦生活を始めてくださいね。
もち麦10割炊きはまずい!?
まずは、そもそももち麦ってどんなものなのかについてお話しますね。
私は以前、もち麦って見た目が白米と少し似ているので、お米と同じようなものと思っていました。
もち麦とは大麦のことです。
粘りが強く、もちのような弾力のある麦だからもち麦なのです。
反対に粘りが少なく、プチプチした触感のものはうるち麦といいます。
もちもちとした触感の理由は、でんぷんによるものです。
うるち麦はアミロースとアミロペクチンの2種類から構成されているので粘りが少ないのですが、もち麦はほぼアミロペクチンのみで構成されているので炊いたときに粘りが生まれます。
ちなみに、麦とろごはんに使われている押麦はうるち麦です。
もち麦とは加工法も違います。
押麦は精麦で大麦の外皮を完全に取り除いたあとに蒸してローラーで押しつぶしたものです。
もち麦は精麦で外皮を一部残しておくのが一般的で、食物繊維をより多く含んでいるのです。
一般的に、もち麦は食物繊維が豊富で、もちもちとした触感でおいしいと言われています。
もち麦の食物繊維は、玄米の4倍、白米の20倍程もあります。
このもち麦に含まれている食物繊維は「大麦β-グルカン」というもので、水に溶けやすい特性をもつ水溶性食物繊維です。
大麦β-グルカンは、腸内の善玉菌のエサになって腸内環境を整えるという働きや、糖質の吸収を抑え、食後の血糖値上昇を抑える働きがあるようです。
さらに、強い粘性でコレステロールを吸着し体外への排出を助ける働きもあるのだとか。
これだけたくさんの効果があるのなら、健康のために取り入れたいですよね。
でもやっぱり味が気になるというのも分かります。
実際にもち麦10割炊きはまずいのでしょうか。
もち麦を炊くときは、もち麦の2倍の量の水を使います。
通常の炊飯器であればそのまま炊いても問題ないのですが、私の場合は30分程浸水させてから炊くようにしています。
そのほうが、もち麦がより水分を吸収してふっくら仕上がる気がします。
このやり方でもち麦のみで炊いてみると・・・。
- 見た目は少し色がついたご飯という感じです
- 食感は粒がしっかりしていてプチプチとしています
- 味や匂いは、少し酸っぱいような独特としたクセが感じられます
おそらく、まずいと言われる理由としては、麦独特の匂いや酸味が原因ではないかと思います。
たしかに初めて食べる場合は、もち麦のみでは少し食べづらいかもしれません。
白米と比べると、独特の匂いや酸味があり、食感もプチプチとしていて、白米のような甘味もないし、なんかまずいなと思ってしまうかもしれません。
なので、まずは白米ともち麦はそもそも違うものだと考えるのがいいと思います。
米と麦ですからね。
そのうえで、もち麦は様々なメーカーから販売されているので、いろいろ試してみれば好みのものが見つかると思います。
そのままだと食べづらい場合は、リゾットにするとおいしく食べられます。
牛乳とコンソメで煮込んで、塩コショウ、粉チーズ、パセリを振りかければ、食感はそのままで味がガラッと変わります。
あとは、少量をスープに入れたり、サラダに振りかけたりしてもおいしく食べることができます。
もしもち麦だけで食べたいという場合はためしてみてください。
もち麦が入ったご飯はまずい?
もち麦と白米を混ぜたもち麦ごはんはどうなのでしょうか。
もち麦ごはんはもち麦を1割~5割の間で調整して炊くことが多いと思います。
私はもち麦の味が好きなので、もち麦ごはんにするときは5割で炊いています。
炊くときは、お釜に米と通常の水の量を入れてから、もち麦ともち麦の2倍の量の水をいれましょう。
もち麦5割で炊いてみると、もち麦のプチプチとした触感が良いアクセントになりとてもおいしいです。
私は5割炊きのもち麦ごはんをまずいと思ったことはありませんが、初めての方は、もち麦の割合を少な目にしてみるとかなり食べやすいと思います。
慣れてきたらだんだん多くしていって、好みの割合をみつけてみてください。
もし、もち麦の量を少なくして炊いても味や匂いが気になる場合は、もち麦を水で洗ってから使ってみてください。
通常、もち麦は水で洗う必要がないのですが、水で洗ったほうが独特の味や匂いが薄れるのでより食べやすくなると思います。
あとは、カレーや親子丼、炊き込みご飯やチャーハンなどさまざまなアレンジもできます。
私のおすすめは、もち麦入り餃子です。
餃子のタネにもち麦を混ぜるだけです。
かさ増しにもなるし、健康的で罪悪感なく食べることができますよ。
もち麦を冷凍するとまずい?
もち麦は冷凍して保存することもできます。
冷凍した冷凍した場合の味はどのようになるのでしょうか?
実際に冷凍したもち麦ごはんも食べていますが、炊きたてよりも若干ぽろぽろとした食感にはなりますが、まずいと感じることはありません。
まずいといわれる原因として考えられるのは、以下ということだと思います。
- 長期間冷凍してしまい劣化してしまった
- ほかの食品の匂いがうつってしまった
長期間冷凍してしまい劣化してしまった
1つ目の長期間冷凍してしまい劣化してしまったについては、冷凍しているからと言って、数か月間もそのままにしていたら、いくらなんでも劣化はしてしまいます。
なぜなら、炊いた後に冷めるまで待ち、冷凍庫に入れてからも冷凍されるまで時間がかかりますよね。
さらに、冷凍庫の扉を開け閉めする度に庫内の温度は上がるので一定の温度を保つのが難しいのです。
そうなってくると家庭の冷凍庫で冷凍してもそれほど長くはもたないのです。
対策は以下の方法をしてみましょう。
- 空気になるべく触れないように密閉する
(ラップに包む、タッパーに入れる場合は蓋をする前にラップをぴったりと密着させるなど) - 必ず1食分ずつ小分けにする
(解凍後の再冷凍はさらに劣化が進み味も落ちる) - 冷凍されるまでの時間をなるべく短縮する
(薄く平らにして、金属トレーの上に乗せる) - 2~3週間で食べきる
(それ以上経ってしまうと確実に味は落ちます)
ほかの食品の匂いがうつってしまった
2つめのほかの食品の匂いがうつってしまったについては、冷凍庫にはお肉や魚などの匂いがあるものを冷凍していることが多いと思います。
同じ空間で冷凍していれば、それらの匂いがうつってしまうことはあります。
こちらの対策としては、密閉するに限ります。
ジップロックなどに入れてしっかりと口をしめてから冷凍しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
もち麦は、独特の匂いや酸味があるのでそれをまずいと思ってしまう方が多いのかもしれません。
対策としては
- 軽く洗ってから使う
- 最初は少量からはじめて慣れていく
- 炊き込みご飯やリゾット、カレーやチャーハンなどのアレンジをしてみる
- 様々なメーカーのもち麦を試して、自分に合うものを見つける
- 冷凍保存をした場合は2~3週間程で使い切る
などがありましたね。
もち麦は、食物繊維が豊富で腸内環境を良くしてくれる素晴らしい食品です。
ぜひ毎日の食生活にとりいれてみてくださいね。
コメント