サンタクロースの出身国は一体どこ?各国の名所や言い伝えから徹底考察!

12月の出来事

クリスマスと言えばプレゼント。

プレゼントといえばサンタクロース。

これはクリスマスの定番です。

ではこのサンタクロース、どこの出身か知っていますか?

雪深い景色の中、トナカイが引くソリに乗ってくるイメージがありますよね。

個人的には漠然と寒い国、フィンランドかと思っていました。

中には北極と思っている人も多いかもしれませんね。

サンタクロースの由来はトルコ。

現在では出身国はフィンランドとグリーンランドで2分されているといったところでしょうか。

どちらもサンタクロース関係の組織があり、サンタクロースの存在を独自に公表しています。

今回は、大人目線から見たサンタクロースを検証します!

サンタクロースの出身国はトルコ?サンタは聖ニコラス教会の神父だった


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トルコはサンタクロースの出身地、というよりはモデルとなった人がトルコ人であったという方が正解のようです。

時は4世紀頃、場所は小アジアのシュラという国。

現在ではトルコにあたります。

ここでカトリック教会の神父をしていた聖ニコラス。

この人がサンタクロースのモデルとなった人です。

聖ニコラスは、ある貧しい家の若い3人の娘たちが身売りされる、という話を聞きました。

聖ニコラウスはこの家に行き、煙突から金貨を3枚投げ入れました。

その金貨は煙突を通り、暖炉に吊るしてあった靴下の中に入りました。

この金貨のおかげで娘たちは身売りされずに済みました。

サンタクロースは煙突から入って靴下にプレゼントを入れる、という風習はこの話が元になっているのです。

この聖ニコラスの話は東ローマ帝国時代に、子供を守る聖人伝説としてヨーロッパに伝わりました。

中世ヨーロッパでは命日である12月6日を特別な日にすることで聖ニコラスに敬意を表しました。

聖ニコラスの扮装をして子供たちにプレゼントを贈る日にしたのです。

その後、宗教改革が起きて聖人崇拝が批判されてしまいました。

また、プロテスタントがキリストに信仰心を向けさせようと、あることをしました。

子供たちへのプレゼントの日を12月24日や25日のクリスマスに変えてしまったのです。

この慣習が受け継がれて現在に至っているようです。

元々はクリスマス時の慣習ではなかったけれど、大人の事情で変わったのですね。

オランダでは12月6日の聖ニコラスの日の前日と12月25日の2回、プレゼントがもらえるのだとか。

家庭によってはプレゼントはどちらか一方の日からのみ、という独自のルールがあるようです。

サンタクロースの出身国はグリーンランド?国際サンタクロース協会って何?

グリーンランドはデンマーク領で北大西洋に浮かぶ大きな島です。

グリーンランドがサンタクロースの出身地である理由として、

  • グリーンランドには「400歳を超える長老のサンタクロースが住んでいる」
  • 1957年、この理由から「グリーンランド国際サンタクロース協会」を設立
  • 世界各国に「公認サンタクロース」を認定し、統括させる
  • 公認サンタクロースたちが活動することで、この協会の存在を世界的に知らしめることができる

公認サンタクロースの基本的な仕事は、

  • 福祉施設や小児病棟などを訪問して子供たちにクリスマスプレゼントをあげる
  • クリスマスツリーの点灯式や記念撮影会などのクリスマスイベントへの参加

現在では180人ほどの公認サンタクロースが世界中で働いているそうです。

日本には「パラダイス山元」さんという、公認サンタクロースがいます。

公認サンタクロースになるためには、協会が行う試験に合格する必要があります。

試験もですが、受験資格もなかなかに高い壁があるようです。

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公認サンタクロースの受験資格

  1. 男性である
  2. 既婚者である
    サンタクロースの資格は1年毎に更新
    離婚をすると、その時点で資格が無くなる
  3. 子供がいる
  4. 活動経験の有無
    サンタクロースの衣装でサンタクロースとしての活動経験があるか
  5. 体重が120キロ以上
    衣装や装備込みの重さ

日本人の場合、全て込みでも体重120キロ以上はハードルが高そうですね。

公認サンタクロースの試験の内容

試験の内容もかなり難易度が高いですよ。

1. 体力測定
プレゼントの袋を担いで50m走、高さが2.8mある煙突に入って暖炉から出てからクッキー6枚と牛乳568mlを完食し、スタート地点へ。

2. 面接
長老サンタクロースと先輩サンタクロースとの面接。
英語かデンマーク語で自己紹介。

3. 身だしなみ、装備品のチェック
受験者は自身の出身地の風習・伝統に基づいたサンタクロースの衣装を自前で用意。

4. 宣誓
世界会議に出席し、公認サンタクロースたちの前で誓いの言葉の読み上げ。

サンタクロース語とも言える「ホー」だけで読み上げるそうです。

日本人の場合はどんなサンタクロースになるのでしょうね。

「グリーンランド国際サンタクロース協会」は毎年夏に「世界サンタクロース会議」を開催しています。

世界各国から公認サンタクロースが集まるのです。

なかなか壮観ですよね。

この会議には、日本の公認サンタクロースであるパラダイス山元さんも出席しているそうですよ。

その世界会議で、「サンタクロースはグリーンランドに住んでいる」という結論が数年前に出されました。

これはデンマーク大使館の広報官により発表されました。

毎年7月にコペンハーゲンで開催されるこの会議では、何が行われているのでしょうか。

公認サンタクロースたちと子供たちが触れ合う場になっているそうです。

夏に開催される理由ですが、サンタクロースさんたちは夏くらいまで忙しいからだとか。

子供たちから届いた手紙にお返事を書く、サンタ服のケアやつくろい、後片付けなどで忙しいのだそうです。

大人目線からすると納得できますね。

サンタクロースの出身国はフィンランド?サンタクロース村があるって本当?

もう一つの有力候補であるフィンランドのラップランド。

サンタクロースの出身地として知られる理由は、

  • サンタクロースは北極からフィンランドに引っ越した
    →引っ越し理由は「北極ではトナカイにあげる食料が少ないため」
  • 1925年、国が発行する新聞の中に、「サンタクロースの引越し」という記事が載った
  • 1927年、フィンランドの国営放送局が「フィンランドのコルヴァントゥントリをサンタクロースの正式な住処とする」と発表した

国の新聞に載ったり放送局が発表したら全国的に広まりますよね。

サンタクロースはコルヴァントゥントリの山の中で、妖精(トントゥ)と一緒に住んでいるそうです。

トントゥは小人の妖精で、サンタクロースの仕事をお手伝いしています。

それだけでなく、気づかれないように人間の手助けもしているのだそうですよ。

コルヴァントゥントリはトナカイの生息地でもあります。

トナカイがいて妖精がいる。

サンタクロースにとって最高の場所ではないでしょうか。

そのフィンランドにあるのが「サンタクロース村」。

サンタクロースの仕事場なのでいつでも会うことができるそうです。

お金を払うとサンタさんから手紙が送られてくるサービスもあります。

子供からするとこれは大きなサプライズではないでしょうか?

まとめ

意外と知らなかったサンタクロースのこと。

トルコ人がモデルであったとはビックリです。

ヨーロッパ各国に広まってから史実と共に内容が少しずつ変わっていったようですね。

アメリカでは当初、サンタクロースの出身は北極とされていました。

そこから北極圏であるフィンランドのラップランドであると言い伝えられるようになったとか。

アメリカに聖ニコラスの伝説を伝えたのはオランダ移民と言われています。

サンタクロースの出身地の2つを検証しました。

みなさんはグリーンランドとフィンランド、どちらに軍杯をあげますか?

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