ユニクロのカシミヤのセーターって、おしゃれなんだけど汚れが目立ってきたということが良くありますよね?
カシミヤのセーターって、縮んでしまうから洗濯できないんじゃあと感がることが多いんですが、実はカシミヤのセーターは洗濯が可能です。
というのもカシミヤの素材は特徴があり特徴を理解すれば丸洗いが可能で大きさに関係なく、水洗いができるんです。
この記事ではちょっとしたコツという物を解説してカシミヤのセーターを水洗いする場合できるだけ縮ませないような洗濯法を紹介します。
なお、なぜ縮んでしまうのかという点についても解説をしますので縮む理由を理解すれば縮まないようにするのは家庭では無理だと分かると思いますので、クリーニング店が最もカシミヤを縮ませることなくクリーニングできるでしょう。
ユニクロのカシミヤセーターを自宅で洗濯する方法
カシミヤが縮んでしまうのはずばり、カシミヤ自体の油が関係していて水に濡れると摩擦で脂が落ちてしまうがゆえ縮んでしまうんです。
じゃあ、丸洗いできないじゃあないですかという問題が生まれますが、その通りですが、汚れを落とすというだけなら摩擦と温度管理をして水で洗うと一応丸洗いできるんです。
摩擦で洗わない
まず摩擦ですが、手洗いで洗うのがベストでこすらずに洗います。
こすると摩擦の熱でカシミヤの油が剥がれ落ちてしまうんで摩擦で洗うのはNGです。
そして、使用する洗剤はおしゃれ着用洗剤という油を含んだ洗剤で洗うことが重要です。
おしゃれ着用の洗剤は油分を分解する力はそれほど高くなく、油汚れを酵素で落とすため、アルカリ洗剤より安全に水洗いができます。
逆に絶対にアルカリ洗剤は使用してはいけないです。
アルカリ洗剤は薬剤の効果が強く、油を分解する力が強すぎるゆえにカシミヤの繊維の油が完全に落ちてしまい、そこにカシミアの繊維自体に水が入り込むと縮む原因になるため、アルカリ系の洗剤は絶対にNGです。
おしゃれ着用は酵素で汚れだけを落とすから安全だという認識でよいです。
低い温度で洗う
そして次に温度管理が重要で手洗いでおしゃれ着用の洗剤で水洗いするんですが、この時、水の温度は出来るだけ低い温度でないといけません。
出来れば30度以下の温度で手洗いによる水洗いがおすすめで温度が高いとカシミヤの素材は縮みます。
つけおきが重要で、おしゃれ着用の洗剤を規定量含ませ桶のようなものに洗浄液を作りその中にカシミヤのセーターを投入し、付け置きをします。
30分ほどのつけおきで恐らく汚れが浮き出ているかと思われますので、強くこすらずにゆっくりと揺らしながら汚れを落としていきます。
そして、ゆすり洗いを終えたらすすぎでこの時も衣服を摩擦してはいけません。
その後、洗面器でも何でもよいので柔軟剤を使用してカシミヤセーターを3分程度漬け込み最後は脱水をすれば洗濯が終了となります。
脱水については、絶対に脱水が必要で洗濯ネットに入れて脱水です。
なお、このように丁寧に洗濯をしてもカシミヤは縮んでしまうので、あくまで汚れがひどい場合、どうしても汚れを落としたい場合に手洗いで洗い、出来ればクリーニング店でのクリーニングがおすすめです。
ユニクロのカシミヤセーターを洗濯するとき縮みを防ぐことはできる?
ユニクロのカシミヤセーターを洗濯するとき縮みを防ぐことはできるかですが、自宅で洗うという場合、難しいと言えます。
なぜなら、ドライクリーニングという手法が使えない上、カシミヤ自体が熱に弱くドライクリーニングという手法も汚れを落とすという方向においては有効ですが、風合いが変わってしまうがゆえです。
ただし、ドライクリーニングは手触りが変わってしまいますが、縮むということはプロのクリーニング店であれば独自の手法で洗うので熱を加えてもカシミヤは縮まないんです。
よって、クリーニング屋さんが最も安全ではありますが、ドライクリーニングができるのはクリーニング屋さんが主で自宅でドライクリーニングは難しいため、縮みを防ぐクリーニング法は難しいです。
まず、カシミヤの縮みについて解説しますと、温められた水が問題で、暖かい水の熱でカシミヤの油が抜け落ちると水分がカシミヤに入り込み縮むんです。
そして水畑遺跡が変化しますので、最初は膨れ上がったカシミヤのセーターも乾燥すると水分がセーターから抜け落ちますので引き延ばされた状態が元に戻ろうとするがゆえ脂が抜けた分縮んでしまうんです。
この問題を解決したのがドライクリーニングで、ドライクリーニングは水を使わずに化学薬品で汚れを落として即座に乾燥させることから、水がカシミヤに吸収されず、繊維そのものが壊れません。
一方、水で洗うと繊維が壊れてしまい、形が変形するがゆえ縮むか伸びてしまうんです。
だから出来るだけ冷たい水で丸洗いになるんですが、この方法も必ずしも有効ではなく、水を使用している点がネックで縮むときは縮みます。
ただ、縮んだものを元に戻すという方法はあります。
無理やりアイロンで縮んでしまったものを引き延ばすという方法を取れば直せるんですが、この方法はスチームアイロンで縮んだものに熱を加えて水蒸気でカシミヤに残っている油を溶かして引き延ばすという手法なのでアイロンがけのプロの方でないと難しいです。
カシミヤは熱に弱いという特性がありますが、これらは油が水に溶けだしてしまい、カシミヤの素材全体を蔽わなくなるからで、無理やり熱を区分けてまんべんなく、熱でカシミヤの溶けだした油を再度付着させることで縮んだものを直そうというのがアイロンがけですが、あまりにも難しい技術なので縮みは防げないというのが答えです。
ユニクロのカシミヤセーターの洗濯方法はクリーニングに出すのが一番?
ユニクロのカシミヤセーターの洗濯方法は、クリーニング店に出すのが一番です。
なぜなら、技術力が異なる点と用いる技術が全然違うがゆえです。
まずカシミヤはドライクリーニングが主なクリーニング方法で水を使用しないです。
カシミヤは熱に弱いんですが、問題はそこではなく加熱された水で洗うことが一番問題です。
つまり、暖かいお湯のような水で洗うと油分が落ちてしまう点で、縮むという原因である水分がカシミヤに大きく影響を与えます。
だから、クリーニング店のドライクリーニングが一番効果的で水を使用せずに化学薬品で乾燥させて洗うことから縮むリスクが少なく、熱を加えても化学薬品が蒸発するだけで汚れも一緒に分散して蒸発することからドライクリーニングが可能なクリーニング店でないとユニクロのカシミヤセーターは洗濯できないのです。
他にもクリーニングに出すのが一番であるというのには理由があり、汚れそのものがドライクリーニングによる化学薬品じゃあないと落ちないものがあるがゆえです。
水に溶ける汚れであれば、水で洗うことが望ましいんですが、水を使用するとカシミヤは水を吸収し、水が入り込んだことで繊維が壊れますので、縮むか伸びるかのいずれかが起きますが、化学薬品であれば、薬品で解ける汚れ以外に水でも落とせる汚れに対応できるなどの利点があり、クリーニング店だけがカシミヤセーターをきれいにできるわけです。
後、この汚れってなんの汚れ?という場面において適切な洗浄薬品を選んで洗浄してもらえるということを考えた場合、オールラウンドの洗濯用洗剤で丸洗いをするという方法で洗うよりもピンポイントで化学薬品で汚れを落としますので繊維の痛みというものが最低限で済むことの他、繊維のメンテナンスをしてもらえるなどを含めた場合、どう考えてもクリーニング店に出すのが一番で、カシミヤセーターの繊維の汚れの他傷み具合を把握して修復もしてもらえるかもしれないという点を考えた場合、腕の良いクリーニング店に持ち込む方が良いでしょう。
まとめ
カシミヤは水という存在に対してデリケートで、水を使用しての選択は不向きです。
だから、家庭用の洗濯機は絶対にNGで水の温度が高いと油をより落してしまい、かつ水が繊維に入り込むとカシミヤ自体の繊維を縮めてしまうため、水で洗うこと自体がNGなんです。
ですが洗えないというわけではないんですが、縮んでしまうという問題についてはどうしようもありません。
だから望ましくは、クリーニング店がお行う水を使用しないドライクリーニングがおすすめでドライクリーニングでないとカシミヤセーターは縮んでしまうので手洗いによる水を使用したクリーニングは、汚れを落とすことは出来ても縮んでしまう原因を作るので望ましくないです。
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