真空パックの干物が日持ちするのはなんで?という点について科学的なアプローチからなぜ日持ちするのか、なぜ腐敗という現象が起きないかを説明していきます。
そのうえで、元々干物ってどうやって作っているから日持ちがするんだという点についても触れていきます。
干物の作り方についても腐敗を防ぐヒントがあるという方法で話を進めさせていただきます。
そして干物には調味料が使用されており中でも塩の有効性について解説し、なぜ水分を極限まで落とすと腐敗しないかという方向で話を進めていきます。
干物とは腐敗をしないように工夫がされた食べ物であり、そこに真空という力が加わることでさらに日持ちする食品になるという方向で解説をいたします。
真空パックの干物をより日持ちさせるコツは？
干物は極限まで食べ物から水分を抜き、塩で雑菌の増殖を強制的に抑え込むことで長持ちするようにしています。
ここで、注目すべくは雑菌が繁殖すれば真空パックでも真空中で菌が繁殖可能なため強制的に菌を抑え、水分を抜くことが重要なポイントになります。
真空パックの干物を長持ちさせるにはまず、干物事態に水分がほとんど残っていないこと、そこから完全に空気を抜いていることが長持ちさせるコツになります。
おすすめの方法は冷凍です。
なぜ冷凍なの？という疑問ですが、これは干物がさらに醗酵しないようにあえて冷却して醗酵を止めます。
ちなみに冷凍しておけば、約2か月はおいしく食べることが可能で、企業の冷凍技術を使用した干物なんかであれば一年あたりまでであれば安全に食べることができると言われています。
注意してほしいのは、冷凍した物を解凍して再度冷凍する、これはダメです。
なぜなら、水分が冷凍して回答した際に付着し干物事態が水浸しになるため冷凍した物を回答して再度冷凍した場合、急速に干物は劣化します。
ここで言う劣化は腐るというものではなく、おいしくなくなるという意味です。
冷凍した食材は実は厳密には永久的に日持ちするんですが問題において凍らせることで細胞が壊れるため、急速においしくなくなるのです。
だから冷凍と解凍を繰り返すと劣化して細胞が維持できなくなり壊れてしまうわけです。
何度も冷凍したり回答すると食材がぐちゃぐちゃになるのは細胞が壊れていてもう形をとどめられないがゆえです。
干物を解凍後に日持ちさせることはできる？
干物を解凍後に日持ちさせる、これは、再度冷凍するという方向で日持ちさせるということは可能です。
ただ、注意してほしいのは、冷凍と解凍を繰り返せば、干物の細胞を早々に破壊され形を維持できなくなります。
これを劣化と言って腐敗とは別においしさを犠牲にして一応食べることができるがおいしくないという状態で日持ちさせることができるのです。
なお、解凍後は雑菌が付着していた場合、雑菌も同様に解凍されてしまうため、雑菌が繁殖してしまうので冷凍と解凍を繰り返すということは雑菌が付着している場合逆に雑菌が繁殖しやすくなるのでNG行為です。
だから、干物を解凍してから再度冷凍する場合、雑菌が付着しないように神経をすり減らして再度冷凍をします。
ただ、これを何回も繰り返すとおいしさがものすごい勢いで失われるため、普通はしません。
どうしても食べきれない捨てるのはもったいないという場合、一度調理して過熱してから雑菌を排除した干物を再度冷凍するという方向で次に解凍した場合、食べきれなければ廃棄するという流れでよいでしょう。
このようにしておけば冷凍と解凍を繰り返さずに済むため、おいしくなくなった干物を無理に食べる必要はありませんし、干物を一度加熱して調理していますので雑菌も解凍して再度冷凍する方法よりも少ないので安全です。
そして加熱調理した食材はおそらく真空パックできないので3日で食べるという方向で行くのが良いです。
干物を自家製で！日持ちさせるおすすめの方法は？
干物をを作り上げてから、出来た干物をラップでくるんで真空パックできる容器に入れて真空にします。
こうすれば日持ちする干物が出来上がります。
真空パックした干物は3日か5日で食べきることです。
もし食べきれない場合は、冷凍という方法を取ります。
真空パックした状態化にある干物を冷凍します。
注意してほしいのは、家庭でできる真空パックはおそらく業務用の真空パックと比較した場合、真空度合いが薄い上、パック事態が透明な袋なので光を通します。
光を通すタイプの真空パックの容器はあまり太陽の光に弱いため自然解凍という形で干物を溶かす場合、太陽光で溶かすというようなことはやめてください。
自然解凍よりも加熱調理による回答のほうが絶対に安全です。
自家製の干物の場合、企業の真空パックのような絶対真空状態を作り出すことができない、そしてパック事態が透明なので光に弱い真空パックであることが弱点なので自然解凍はNGです。
あの技術は企業の持つ真空パック技術だけに許される解凍方法で普通は行えません。
なので電子レンジで解凍という流れが安全です。
出来た干物をラップでくるんで真空パックをする際、清潔な手でラッピングして真空にすることを忘れないようにします。
これは、冷凍時においては雑菌は繁殖しませんが、回答した場合に雑菌が大量に繁殖する可能性がありえるため、清潔な手でラッピングすることを忘れないようにしましょう。
食中毒を引き起こす菌の中には、レンジの温度変化くらい平気なやつもおり、特に魚類は電子レンジの温度変化で死なない雑菌がいるため手の雑菌が付着することはかなりリスクがあるため、清潔な手で干物を作りラッピングです。
まとめ
干物は塩で魚を漬け込み塩の力で雑菌を殺します。
そして干すことで水分を減少させ腐敗が進まないようにします。
ここまでが干物の作り方で重要となるのは腐敗を止めることです。
だから塩をケチるとか干しが足りないというのはご法度で塩をたくさん使い、かつ太陽の光できちんと乾燥させてからラッピングとなります。
そしてラッピングする際にも神経をとがらせる必要があり、清潔な手でなければ普通に繁殖する雑菌が付着し、次に解凍した際、普通に生きていることがあるため、出来るだけ清潔な出てラッピングして冷凍して保管することを心がければ、おおよそ家庭用でも2か月は安全に食べることができる冷凍の干物ができるでしょう。
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