蚊取り線香はゴキブリにも効く!?他の虫でも効果を検証

豆知識

夏の楽しみはいろいろですが、気がかりなこともいろいろ出てきますよね。

その一つが虫。

夏といえば蚊ですよね。

毎年蚊取り線香を焚いているおうちも多いのではないでしょうか。

あの独特な匂いは夏の風物詩でもあります。

夏の間だけでなく、虫除けや殺虫剤代わりに使えたらもっといいのにと思ったことはありませんか?

特にゴキブリやダニは家の中では見たくないものですが絶対にいなくならない代表的な虫でもあります。

どちらにも効果があってほしい蚊取り線香ですが、ゴキブリにはあまり期待できません。

一方でダニには効果があるようです。

今回は、蚊取り線香がゴキブリやダニに効果があるのかを検証します。

蚊取り線香はゴキブリに効く?その効果を検証


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蚊取り線香はとてもよくできています。

蚊取り線香に含まれているピレトリンは、人間やペットなどの動物に対しては毒性は低いです。

しかし昆虫に対しては殺傷効果が高いとされているのです。

昆虫には効果がありますが、ゴキブリには大した効果はありません。

蚊とゴキブリでは体格がまったく違いますよね。

蚊の大きさはだいたい15mm前後、それに対してゴキブリは40mmぐらいあります。

その体格差からゴキブリには効果があまり無いと言えるようです。

ただ、効果がゼロかというとそうでもありません。

ピレトリンには神経の働きを鈍くさせる効果があります。

素早い動きのゴキブリでも、蚊取り線香の匂いで動きを遅くさせるという効果は期待できます。

蚊取り線香を焚いている周辺ではゴキブリは見ない程度だと思ってください。

ゴキブリ退治には蚊取り線香よりも殺虫剤が効果的です。

殺虫剤には薬剤タイプと凍らせるタイプがあります。

薬剤タイプは人間には無害ですが両生類、爬虫類のペットには有害です。

薬剤タイプは即効性があり強力ですが安全面ではちょっと難ありですので、使う時は注意してください。

凍るタイプは殺虫成分が含まれていません。

凍らせて動きを止めた上で新聞紙などで叩いて殺したり殺虫剤を使うとよいようです。

昔からよく使われているのはホウ酸ダンゴです。

市販されていますし、手作りもできる便利な毒エサです。

水分があってそこそこ暖かい場所が大好物のゴキブリは、キッチン周り、冷蔵庫、洗濯機周辺によく出没します。

毒エサを持ち帰って仲間が食べたり毒エサを食べたゴキブリのフンを仲間が食べることでゴキブリ全滅を狙います。

アリの巣退治と似ているかもしれません。

長期的にゴキブリを退治する方法なので、目の前に出てきたゴキブリに対しては効果はありません。

ここは殺虫剤の出番です。

本格的な夏が始まる前に、ホウ酸ダンゴをあちこち置いて予防をしておきましょう。

蚊取り線香はゴキブリ以外にも効く?ダニでも効くのか検証

名前の通り、蚊に効く蚊取り線香ですがダニにも効果はあるのでしょうか。

答えはイエスです。

ダニは蚊と違って季節を問わず発生します。

見えないだけにやっかいですよね。

蚊取り線香は除虫菊という花から作られています。

名前からして頼もしい味方になってくれそうな気がします。

殺虫成分であるピレトリンが多く含まれていることから、蚊だけではなく虫全体に効果があるのです。

ダニにとって快適な環境は温度と湿度のバランスが良い環境です。

温度は25度から28度くらい、湿度は60%以上。

これって実は、人間が快適に過ごせる環境と同じなのですよ。

これが家からダニがいなくならない、発生しやすい理由です。

蚊取り線香はだいたい7時間程度燃焼し範囲としては、畳6畳分くらいまでは効果があるそうです。

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煙自体には殺虫効果はありません。

火がついているところから殺虫成分が気化して拡散されます。

近ければ近いほど効果はありますが独特な匂いもあるので近づけない、という人もいるかもしれませんね。

目安として、煙が見える範囲までは効果があると覚えておけばいいでしょう。

ダニにも効果がある蚊取り線香ですが、臭いがだめいう人もいますよね。

そんな方には、電熱式のものやアロマ効果がある商品はいかがでしょうか。

いろいろ試してみる価値はあると思われます。

「アースノーマット コードレス」は電源に繋いで使う殺虫剤です。

ほぼ無臭ですし火を使わないので小さなお子さんがいる人、ペットを飼ってる人には最適でしょう。

殺虫効果も昔ながらの渦巻き型とほぼ同じという実験結果があるそうなので、安心して使えます。

アロマタイプはローズ、カモミール、ラベンダーなどの香りが楽しめます。

アロマ効果と防虫対策が同時にできる優れものです。

気になる商品ではありますね。

蚊取り線香はゴキブリ以外にも効く?ムカデでも効くのか検証

あなたの家や家周辺にムカデは出ますか?

ムカデの発生時期は5月から10月頃ということで、夏前後ということになります。

どこに出てくるかといえば、ゴキブリと同じような環境下や場所です。

夜行性なので昼間に見かけることは少ないかもしれません。

気をつけたいのは、ムカデは毒を持っている害虫であるということです。

下手に触ったりしないでくださいね。

ムカデの毒が体内に入ってしまうと、しびれや炎症を起こしたりします。

ひどい時にはアナフィラキーショックを起こすことも!

そんなムカデに対して蚊取り線香は効果があるのでしょうか。

まず蚊との違いをみてみましょう。

ゴキブリと同じように、ムカデは蚊よりも大きいです。

蚊取り線香は小さい虫を対象にしているので、やはりムカデに対しては殺虫効果はあまり期待できないでしょう。

もう一つの違いは、飛んでいるか這っているかというのがあります。

蚊取り線香は煙を出すことで気化した成分を空中に拡散させます。

そのため、蚊をはじめとして空中を飛ぶ小さな虫には効果があるのです。

一方、ムカデは地面を這って動きます。

地面に近いところには煙は行かないことから、殺虫効果までは期待できないということです。

ではどうすればムカデ除けができるのでしょうか。

ムカデ除けにはハーブを使うといいそうです。

ラベンダーやミントなどを植えている人も多いのではないでしょうか。

これはムカデ対策になります。

マンションやアパートにお住まいの人でも、家の中やベランダなどでハープの栽培はできると思います。

栽培が難しいのであればミントやラベンダーなどを使ったムカデ除けスプレーを作る方法もあります。

エッセンシャルオイルを水で薄めるだけです。

出てきそうな場所にこまめに吹きかけておけば予防になります。

木酢液(もくさくえき)も同じように水で薄めてスプレーを作って吹きかけておけば予防になります。

市販の殺虫剤をスプレーも予防になります。

ムカデが殺虫剤に触れれば退治できますし、嫌いな臭いがついていれば侵入を防ぐことも。

いずれにしてもムカデが入ってきやすい玄関ドアや網戸とサッシの隙間などにこまめにスプレーをしておきましょう。

網戸とサッシの隙間をコーキング剤で埋めてしまう方法も効果的です。

まとめ

蚊取り線香がゴキブリやダニ、ムカデに効果があるのかを検証しました。

結果としては、蚊よりも大きい虫に対しては効果はなさそうです。

また、空中を飛んでいる虫以外にも効果はなさそうです。

これは他の虫が出てきた時の判断基準にもなると思われます。

大きめの害虫にはそれぞれに合った方法で対策していくしかないですね。

殺虫剤の強さに心配であれば、ゴキブリ用にはホウ酸ダンゴ、ムカデにはハーブ栽培やスプレーなど自然なものを利用してみましょう。

快適な夏を過ごせますように!

 

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