眼鏡で過ごしている場合、ふとした時に外したは良いもののあれ?どこに置いたんだっけ?なんて探すこともしょっちゅう…
気がついた時には、「バキッ!!!!」。
踏んだり、ぶつけたり、壊してしまった経験があなたにもありますよね。
フレームは無事だけれど「鼻あて」が折れてしまった!
眼鏡が壊れたら、まずは眼鏡を買ったお店に持っていきましょう!!!
今回は眼鏡の鼻当てが折れた場合の修理期間や値段、応急処置方法を解説していきます。
眼鏡の鼻あてが根元から取れたらすぐに眼鏡屋へ!理由を紹介!
すぐには思い出せないかもしれません。
まずは眼鏡を外してつる(テンプル)の内側を見てみましょう。
買ったお店の名前やブランドのロゴが入っていませんか?
もしくは使っている眼鏡ケースや眼鏡クロスが購入時にお店でもらったものであればそこにお店の名前が入っているはずです。
どこで買った眼鏡か、分かりましたか?
眼鏡を販売するお店のほとんどが簡単なメンテナンスやメーカーへの問い合わせなど
アフターサービスまできちんと対応してくれます。
状態によっては、無料で修理してもらえることもあるのでどの部分がどんな状態になっているのかを確認し、眼鏡を買ったお店に問い合わせるのがベストです!
買った時の保証書があると、なお良いでしょう。
ズボラな私は壊れてから保証書などを探すタイプですが…。
なんとZoffではLINEで会員IDと連携するとデジタルで保証書も確認できるようになるようです。
紙の保証書を無くしても大丈夫とのことで、なんとも有難いサービスですね。
ちなみに鼻あてとひと括りで呼んでいますが細かく分けると鼻に当たるパッドの部分を鼻あてと呼び、根元の部分はパッドアームまたはクリングスと呼ぶそうです。
つまり鼻あての根元が折れたというのはパッドアーム(クリングス)の破損に分類されるわけですね。
このパッドアーム(クリングス)は眼鏡本体をあなたの顔の正しい位置に固定するための大切なパーツです。
根元が壊れたりゆがんでしまって眼鏡が顔にフィットしていないと、瞳とレンズの位置がずれてしまい、正しくものを見ることができません。
その結果、視力が低下してしまうこともあるそうです。
修理後のフィッティングまでが重要ですので、できるだけ早く眼鏡のプロである店員さんに、見てもらうのが一番ですね。
眼鏡の素材や部品を最も理解しているのは、その眼鏡を販売しているお店です。
最近は各社オリジナルブランドの販売も増えてきていますので眼鏡が壊れたら、必ず買ったお店へ持っていきましょう!
眼鏡が壊れた時に別のブランドのお店に行くことは、できるだけ避けた方が良さそうです。
なぜなら他社のメガネを扱うと破損する可能性があるため、そもそも修理してもらえなかったり買ったお店であれば無料の修理でも有料になってしまったり…デメリットが多いので要注意ですね。
東京の個人店で眼鏡を買ったけれど、大阪に引っ越してしまってすぐにお店に行けない場合もなど特殊な状況もあるかと思いますがそんな時もまずは買ったお店に電話してみましょう。
住んでいる場所に近い別のお店を紹介してくれたり、きちんと今後の対応を教えてくれるはずです。
ブランド品で長く愛用している眼鏡だと、特殊なパーツや、古いパーツが使用されており量販店では対応できない場合もあります。
そういった場合には眼鏡の量販店ではなく百貨店に入っている時計や眼鏡の修理専門コーナーに相談してみるのも良い方法です。
眼鏡の鼻あて修理はすぐに直せる?修理の値段は?
では、鼻あてを修理の値段はいくらくらいするのでしょうか。
壊れ方や、修理に持ち込んだ場所によって値段は変わってきますが
例えば、
- 鼻パッド部分の外れや紛失
- 金属部分のネジの緩みや外れ、紛失
のように比較的簡単な修理なら嬉しいことに無料の場合も多いようです。
どちらかと言えばアフターサービスの範囲内ということなのでしょう。
鼻あての部品だけ有料交換となる場合は大体1,000〜8,000円前後と価格にかなり幅があるようです。
フレーム自体が古く、メーカーに問い合わせが必要だったり既に生産していない場合には、修理費用が思ったよりも高くなってしまうかもしれません。
さらに鼻あての根元、フレームと一体化している部分が折れてしまっているなど修理・交換では対応できない場合はフレームを書い直すことになってしまいます。
お店によっては同じフレームがあれば値引き価格で書い直すこともできるようなのでやはり購入したお店に行く方が安心ですね。
例えフレームの書い直しになったとしても店舗で対応できる修理であれば即日完了する場合が多いようです。
JIN’Sでは破損が激しい場合の対応が明確化されていました。
提携の工場で修理手配となる場合の修理代金は一律¥5,500(税込み)。
完了までおよそ3週間程かかるそうです。
ちなみに他社フレームの修理は不可とのこと。
そう言えば、先ほど保証書の話をしましたが購入時の保証ってどんな事を保証してくれるのでしょうか。
販売店の保証の多くは、購入後一定期間内(1ヶ月〜半年程度)の「見え方(度数)」や
「商品不備による破損」を対象としています。
作ってみたけれど数日使用してみると度がキツすぎる、目が疲れるなどレンズとの相性が合わない時や製品のもともとの不具合の場合ですね。
当然、踏んだり落としたりして自分で壊してしまった場合には保証期間内であったとしても対象外となりますのご注意ください。
眼鏡の鼻あてが折れた!応急処置で接着剤を使わないで!
ここまで読んでみて、眼鏡の鼻あてくらいなら自分で修理できるんじゃない?そう思ったかも知れません。
折れたのなら、くっつければ良いじゃん!!
最近は超強力なんて接着剤もあるし応急処置くらいにはなるんじゃないか。
その発想はごもっともです。
なんなら私もそう思っていました。
しかし、自分での修理もこれが眼鏡でなければ…の話。
今回は眼鏡。
しかも繊細な鼻あて部分。
絶対に絶対に接着剤は使わないでください!
大切なことなので2回言います。
接着剤を使ってはいけません!!
その理由は大きく2つあります。
そもそもくっつかない
接着剤が本来の力を発揮するためには接着面がしっかり確保できていることが大切です。
眼鏡のフレームや鼻あては接着面が小さい場合や細い部分が多く十分な強度が保証されません。
接着剤が乾いてうまくついたように見えてもさわるとすぐに取れてしまう可能性が高いのです。
アロンアルファの公式Q&Aにも記載されているようですので使用は避けましょう。
使用すると修理ができなくなる
接着剤を使用することで壊れた部分だけでなく、レンズが白くなってしまったり、周囲のフレームまでダメージを受ける可能性があります。
修理費用がより高くなってしまったり、接着剤のせいで修理できなくなってしまうこともあるそうです。
応急処置としてくっつかないばかりか修理ができなくなるなんて大問題。
眼鏡の鼻あてやフレームが壊れても接着剤を使ってはいけない理由が分かっていただけたでしょうか。
眼鏡のパーツの中でも「鼻あて」は小さな部品も多く繊細な部分です。
自分で修理した結果、かえって状態が悪化しまったら大変ですよね。
以前私は、古くなったことにより左の鼻あてが外れたことがありますが不器用すぎて外れたパーツを元の位置にはめることすらできずに、自分で自分にイライラしてしまいました。
それもそのはず、眼鏡のフレームに使用されるネジのほとんどが太さ約1.4mm。
そのネジを締めると考えるとかなりの器用さが必要になりそうです。
小さな部品の扱いや細かい作業は、女性の場合爪が伸びていて難しかったり、男性の場合は指が太くて難しかったり…。
自分で鼻あてを修理することはオススメできません!
しかし、どうしても応急処置が必要な場合ももちろんあると思います。
仕事中だったり、外出中だったり、手持ちの眼鏡が1本しかない時にはどうすれば良いでしょうか。
そもそも見えないと眼鏡屋さんにも行けませんよね。
最も手軽な応急処置としては代わりの柔らかいものをセロハンテープで貼ることです。
折れた鼻あての先がとがっているようであればそこに小さく切ったスポンジや消しゴムを刺しても良いかも知れません。
もはやこの際見栄えまで気にするのは無理というもの…。
多少の妥協は必要です。
私は鼻あてが外れた時、ティッシュペーパーを小さく折り畳んで顔と眼鏡の間に挟んでいました。
デスクワークであればギリギリ耐えられる…というところでしょうか。
同じテープでもビニールテープやガムテープだと粘着部分のベタベタが残りやすいので避けたほうが良いでしょう。
ここで、鼻あてが折れて悲しい気分になってもお店でちょっと楽しい気分になれる豆知識を紹介します。
それは「鼻パッド」を変えるというイメージチェンジ方法です。
鼻あてのパッド部分には実は色々な種類があります。
まずは形。
一般的なのは楕円形ですが、正円、しずく型、逆しずく型 など。
眼鏡フレームのデザインに合わせて選ばれていることが多いようですが今まで形って気にしたことありますか?
そして素材は代表的なものを3つ紹介します。
- 柔らかい素材の「シリコン」
- 弾力のあるゴム素材の「エラストマー」
- ハード素材の「セルロイドアセテート」
などそれぞれに特徴があります。
ソフト素材は肌への摩擦が高く、滑りにくい反面汗や脂に弱いため劣化が早いようです。
ハード素材は長持ちする反面、やや滑りやすいのが難点です。
さらに色。
例えば、クリアベージュの鼻パッドを使用すると正面から見たときに鼻パッドが肌になじみ、顔立ちがスッキリ見える効果が期待できます。
またクリアブルーの鼻パッドを使用すると鼻パッド周辺を影のように見せる効果があり、彫りが深い印象を演出できるといわれているそうです。
私は現在2本眼鏡を持っていますが、ブラウンのフレームにはベージュ系の鼻パッド、ブラックのフレームには無色透明の鼻パッドがついていました。
形はどちらもしずく型。
あらためて鏡の前でかけ比べてみると確かに顔の印象が違って見えました。
眼鏡をかけた時の顔の印象ってフレームやレンズの違いだけではなかったんですね。
せっかく修理するのなら、今までとは違うパーツで気分を変えてみるのも良いのではないでしょうか。
これからは鼻あて(鼻パッド)も、お気に入りの眼鏡をより自分仕様にする重要なパーツと言えそうです。
最近は鼻あてがフレームと一体型の眼鏡フレームも多いですが、一体型フレームの場合、目とレンズの距離を調整しにくいというデメリットがあります。
もともとまつ毛の長い方や眼鏡でもしっかりアイメイクをする方、眼鏡をして動き回ることが多い方には鼻パッド独立型(クリングスタイプ)がオススメです。
鼻あてが折れた時、眼鏡が壊れた時の対処方法を説明してきましたが、まずは壊れた時に慌てないように
- レンズやフレームの状態をこまめにチェックする
- 眼鏡が汚れたり汗を大量にかいたら水洗いする
- 買ったお店の情報や保証書を分かるようにしておく
- 長く外出する際には予備の眼鏡やコンタクトレンズも持ち歩くようにする
というような日々のメンテナンスや管理をしておくことも大切ですね。
今日から使える眼鏡の正しい扱い方としては「片手で外さないこと」。
片手で外してしまうと、聞き手と逆側にフレームが広がっていきゆがみの原因になってしまいます。
フレームを両手で持って真っすぐにスッと外してあげると眼鏡への負荷が少ないそうです。
これ、すぐに実践できますよね?
今から私も両手で外すようにします!
まとめ
我が家も夫婦揃って眼鏡を愛用していますのでお気に入りの眼鏡と末長く付き合っていけるようにしていきたいと思います。
眼鏡はもはや顔の一部!ということであなたも自分の眼鏡を大切に。
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