誰もが子供の頃に遊んだ事があるめんこ。
めんこには泥めんこ、鉛めんこ、紙めんこと素材によっての違いや、四角や丸など形にも違いがあり、めんこの歴史を辿ると古くは江戸時代にまで遡ることができます。
また表面の絵柄は、当時流行りや、人気だった人物が描かれていました。
現在では紙めんこのイメージが強いですね。
ちなみに、めんこの遊び方には、皆さんが知っている叩きつけた風圧で相手のめんこを裏返すルールの「おこし」の他にも「はたき」「つみ」「さばおり」「すべり」という全部で5つの遊び方があるんですよ。
紙めんこは、どのご家庭にもある牛乳パックで簡単に作る事ができます。
牛乳パックの部分別の作り方や、どうしたら最強のめんこに仕上がるのかをご紹介します。
めんこの作り方は簡単!牛乳パックを使った方法
牛乳パックを開いて作る方法
準備する物は、牛乳パック、めんこの表面に絵を描くための油性ペン、木工用ボンド、はさみ、コップです。
コップは丸いめんこの型どりのために使います。
牛乳パックを開きコップのふちを使って円を描きます。
それを描いた円の形に合わせて切ります。
次に丸く切ったものを3枚1組にして白い面を外側にし、ボンドで貼り合わせます。
最後に白い面に好きな絵を描いて完成です。
四角いめんこを作る場合は、形を四角にして同様の方法で作ります。
牛乳パックの底を使って作る方法
準備するものは、牛乳パック2つ、はさみ、油性ペン、透明テープです。
牛乳パックから底だけ切り離します。
2つのうち1つの底の外側だった面に好きな絵をきます。
2つの底の内側だった面どおしを合わせ、透明テープでしっかり張り合わせます。
牛乳パックを切り分けて折り重ねて作る方法
準備するものは、牛乳パック1つ、はさみ、油性ペンです。
ボンドやテープは使いません。
まず開いた牛乳パックを折り目に沿って縦に切り離し4枚にします。
その中の2枚を使って一個のめんこが出来上がります。
1枚の白い面を下にし端を三角に折ります。
その上にもう一枚を十文字になるように三角の辺に沿って重ねて置き、その上に最初の三角の部分を折ります。
後は順番に三角に折っていき、最後の三角を挟み込んで完成です。
後はお気に入りの絵を描き四角いめんこが完成します。
めんこを最強にする作り方がある?やり方を解説
相手のめんこをひっくり返すには自分のめんこを強いめんこにしなければなりませんね。
しかし、風圧で相手のめんこをひっくり返すなんて、叩きつける力も要りますし、なかなか簡単ではなさそうです。
それとは逆になかなかひっくり返らないめんこも強いめんこですね。
少しでも対戦相手より強いめんこにするために、どのような作り方や工夫をしたら良いのか、作り方だけではなく、こつや技についても調べましたのでご紹介します。
色々な場所で強いめんこにするための秘密を見つける実験などが行われているようです。
それらの結果を参考にしてみると、重みがあると落下のスピードが出て風も強くなる特徴があるようです。
また小さくても厚みがあって重い方が威力があり空気の通り道をしっかりテープでふさぐ工夫もされていました。
真横に向かって風圧がかかると裏返り安いようですよ。
ひっくり返りやすいめんこは、少し反っているものや薄くて、軽くて小さいもののようです。
つまりひっくり返らない強いめんこにも重みと厚さが必要で、風の影響を受けにくくするために反らせないようにすると良いようです。
強いめんこは、打つ場合も、打たれる場合も作りが丈夫でないといけませんね。
ちなみに、場所によっても違いがあるようなので、体育館や、教室やコンクリートや、砂利などをフィールドにして遊んでみるのも良いと思います。
韓国風メンコの作り方をご紹介
お隣の国、韓国にも日本のめんこと同じような遊びがあるそうです。
韓国のめんこは韓国語で「タッチチギ」と言います。
タッチがめんこ、チギが打つという意味があるそうです。
韓国でそのタッチチギは、統治時代に日本人が遊びを教えたことが由来だとか、いやいや韓国で元々親しまれていた遊びだとか色々な意見があるようですが、そんな事はさておき、いつの時代も韓国の子供達にとっても、日本の子供達にとっても楽しい時間を過ごしたことに代わりありません。
ちなみに、韓国や日本以外の国でも、似たような遊びがあるようで、アメリカには丸めんこがあり遊び方は日本と変わらないそうです。
アメリカにもめんこ遊びがあるなんて少し驚きです。
またフィリピンやスペインの子供達の間でも、めんこ遊びは人気のようです。
もはや韓国や日本の昔の遊びというよりは、世界中で昔から似たような遊びが存在していたように思います。
日本のめんこと、韓国のタッチチギは遊び方には大きな違いはありませんが、韓国のタッチチギは紙を四角に折って作るのが一般的のようです。
先にご紹介した牛乳パックを開いて切り分け折り重ねて作る方法と同じような作り方です。
日本には丸、四角と形の違うめんこがありますが韓国のタッチチギは四角い形だそうです。
タッチチギもめんこと同じようにボンドを使ったり、テープをたくさん貼ったりと強いめんこにするために色々な工夫をして作るようです。
やはりタッチチギも丈夫に作られているものが強そうですね。
まとめ
めんこについて、色々ご紹介しましたが、牛乳パックが玩具に変身するなんて、とても素晴らしい事だと思います。
場所を選ばず季節も選ばない遊びなので、天気が悪い日には、教室や家の中で遊ぶことができるのも良いですね。
強いめんこを作るには重さや、厚さ、テープでしっかり巻き付けるなど簡単に工夫できることばかりです。
さらに、自分なりの工夫や研究をし、もっともっと最強のめんこ作りの追及をするのも面白いのではないかと思います。
また、お隣の国、韓国のタッチチギをはじめ、このめんこ遊びや似た遊びが世界中の国の子供達に親しまれていることはとても素敵なことですね。
言葉は通じなくてもめんこさえ持っていれば、世界中の人達と仲良くなれそうです。
ぜひ、皆さんも牛乳パックを再利用して、最強のめんこを作り、遊んでみてください。
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