お正月の初詣や願望成就などで寺社へ行くとついやりたくなるのが運試し。
特別なお願い事があれば、神頼みと運勢を見るためにおみくじを引くでしょう。
学生なら大学合格や就職、お年頃だったら恋人が欲しい、結婚できるかなどが一般的でしょうか。
そのような気持ちで大吉を見たら天国へ昇る気持ちになれますよね。
大凶を見たら地獄行きを告げられた気持ちになると思います。
でもちょっと待ってください。
きちんと全部の項目を確認していますか?
大吉や大凶などの言葉だけを見て喜んだり落ち込んだりしてませんか?
今回はおみくじの内容を調べました。
意外と知らなかったこと、あると思いますよ。
おみくじで1番うれしい大吉の内容一覧!
おみくじのような占いは、昔から世界中で使われていました。
日本でも鎌倉時代に政治のこと、国の重要なできごとを「くじ」で占っていたようです。
このくじが一般大衆の楽しみとして広まったのが「おみくじ」です。
最初の頃は吉と凶しかありませんでした。
後に結果のレベル分けがされ「大吉、吉、小吉、凶」という区分が作られました。
その時に、大吉は吉よりもさらに良い運勢として新たに追加されたようです。
大吉を見たら、ご自分の運勢の良さを楽しんでくださいね。
それだけではなく、おみくじに書かれたメッセージも隅々までよく読んでアドバイスとして受け取ってください。
更なる運気アップが期待できるかもしれませんよ。
ここで気をつけたいことがあります。
今頂点にいるということは、そのうちだんだん運気や運勢は落ちていく、ということです。
大人であれば人生、頂点をキープし続けることはないこと、ご存知ですよね。
おみくじを引いたその時の運勢が「大吉」と捉えた方がいいかもしれません。
寺社によっては「大大吉」というものがあるそうです。
数はかなり少ないようです。
これを引いた人は本当に運がいいかくじ運がいいのかもしれませんね。
さて、大吉が出てくれるととても嬉しい内容をご紹介します。
1. 学問・・・安心して勉学せよ
学生にとっては喉から手が出るほど欲しいお言葉ですね。
大学や資格試験などを控えている人にとっては吉報です。
試験が終わるまでしっかり勉強に励みましょう。
2. 失せ物・・・出づ
出て来るという意味です。
大吉であっても失せ物の項目は「出でず」(出てこない、の意)という文言もあるようです。
大吉でもすべてが大吉ではないということですね。
そのほかにも「出づべし」「おそくとも出づべし」という文言もあるようです。
失くしものは比較的出てくる可能性が高いようです。
3. 待人・・・来る
「待人」とは誰なのでしょう?
おみくじに書かれている言葉は漢詩や和歌に書かれたメッセージなので現代人とは違った解釈になる可能性があります。
ここでいう「待人」とは「来るのを待っている人」で「来てほしい人が来るのを待っている人」ではありません。
あなたが自分のところに来て欲しい、と思っている「誰か」なのだそうです。
白馬の王子様が来てくれるという意味ではありません。
恋愛限定でもないそうなのでこの「誰か」は離れて住んでいるあなたのご家族や親戚かもしれません。
他にも吉報を知らせてくれる人などいろいろなパターンがあるようです。
電話やメールなどの伝達方法がなかった昔からこの項目はあったそうです。
4. 商売、転居、争いなど
・・・「さわぐな」「さわがぬがよし」「さわぐと損」大吉だからといって浮かれすぎると痛い目に遭うよ、という警告のように聞こえます。
落ち着いて冷静に事を進めなさい、というアドバイスかもしれませんね。
5. 旅行、転居、出産など・・・さわりなし
「さわりがない」とは支障がない、問題ない、という意味になります。
出産が近い人には嬉しい言葉ですね。安心して出産に臨めそうです。
おみくじで19番の末吉の意味とは?
ワクワクしながら引いたおみくじ。
開けた瞬間見えた文字は「末吉」。
あなたはこれを見てどんな気持ちになりますか?
「凶よりはマシだよね」「とりあえず吉の仲間だからいいか」など喜ぶというより自分で自分を慰めるような気持ちを持つ方が多いのではないでしょうか。
末吉に書かれている和歌の意味は「籠の中にいた小鳥が放されて自由にとび歩く様に、苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です。世の為め人の為めに尽しなさい。幸福(さいわい)まして名も上がります」
末吉は順番的に吉の最後ですから凶に半分足を踏み入れているような気がします。
ですが末吉は小吉よりも未来に対する希望・展望が開けている運勢、だそうですよ。
ちょっとワクワク感が戻ってきませんか?
末吉は「現在の運勢」はよろしくないけれど、未来は運が良くなっていきますよ、という「末広がり」の意味があるそうです。
順位は一番低いけれど、小吉よりも未来に対する希望が持てる運勢なのです。
現在の運勢は最高潮だけれどこれから下がっていくだろう大吉。
未来にはいいことが待ってるよという末吉。
見方によっては大吉よりもいいのではないでしょうか。
もう一つ知っておきたいことは末吉のレア度です。
末吉のレア度は個々の寺社、地域などによって違います。
あったりなかったり、あってもごく少数と思われます。
末吉の比率は公表されていないため、実際はわかりません。
経験則から言って高確率で出るのは「吉」ですよね。
小吉もあまり数多くはないようなので、末吉のレア度はさらに上がります。
それを考えると、末吉を引いたということはかなり幸運なのではないでしょうか。
おみくじの内容で面白い言葉がある!?内容を紹介
おみくじは神社だけではなく、ネットでも引くことができます。
個人が作ったものばかりかと思いきや、神社のサイトの中でおみくじが引けるようになっているものも。
面白い神社のネットみくじをいつくかご紹介します。
布忍神社「恋みくじ」
まずは「恋みくじ」で有名な大阪の布忍神社から。
- それでもあなたを愛したい
- 悪いけどこの恋はにがさん
- 自分良ければすべてよし
- その愛でいいのか
- 人は見かけ
- その女と別れろ
これ、引いた人が女性だったら・・・?
愛宕神社
東京にある愛宕神社。
引いてみたら「吉」が出ました。
- 旅行・・・異性問題に注意
突然何をおっしゃっているのでしょうか - ビジネス・・・あまり好調ではありません。
これ、吉ですよね? - 縁談・・・あなたの勇気でお互いの疑いがとけます。
どういう状況を想定されているのでしょう?
常泉寺
神奈川にある常泉寺の「かっぱおみくじ」。
大吉にはこんな文言が。
「笑う門には福来る笑って笑って〜♪」
どの運勢に書かれていても思わず納得の文言ですよね。
北海道の「えぞみくじ」はちょっと変わっています。
その土地の名産品がモチーフとなっていて内容は全文北海道弁。
親しみやすく感じる一方で方言がわからなかったら、という思いもチラッとかすめます。
17番の吉に書かれている内容は、「今はあまり刺激のない時期だべさ。んだけど新しいことに手を出す時期でもないっしょ。現状維持が成功のカギ。前向きな姿勢で一日一日を大事に過ごせば良い方向に進んで行くんでないかい。」
大大吉から凶まであります。
神社巡りで御朱印をもらうような感覚で北海道一周を目指してみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。
ネットのおみくじでは面白い内容のものがたくさん作られています。
そのテンプレートも販売されているようですね。
由緒ある自社でおみくじを引くのも一興ですが、自分で作ってみんなで楽しむということもできそうです。
ということで、今回この記事を読んでいただいたあなたに、「大吉」をプレゼント!
「ふつうよりはちょっといい」。
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