とりもちは非常に強力な粘着剤です。
その性質を活かして、害虫駆除に使用されていますね。
家の中をきれいにしておくため、とりもちを部屋の隅や電化製品の下に設置しているひとも多いと思います。
たくさん使う場合は大量買いも必要かと思います。
ネットではペール缶に入ったとりもちも売っています!
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しかし、飼い猫についてしまったり、うっかり自分の服につけてしまうこともあります。
とりもちは強力な粘着力なので、焦りますよね。
でも、安心してください。
とりもちは自宅で取ることができますよ。
今回はとりもちが猫についた場合と服についた場合で、取り方をご紹介していきます。
さらに、自宅でできるとりもちの作り方も一緒に解説します。
とりもちの取り方【猫の場合】
害虫駆除用に設置したはずのとりもちに、飼い猫がひっかかることがあります。
とりもちが猫の毛にくっついているので、どうしたらいいのか困りますね。
とりもちが猫についた場合、家にある食用油と小麦粉で取り除くことができます。
とりもちの成分はポリブデンという化合物です。
これは油に溶ける性質をもっているので、同じ油を使えば取り除くことができます。
猫についた場合の取り方
では、とりもちが猫についた場合の取り方を見ていきましょう。
用意するもの
- 小麦粉か片栗粉
- 食用油(サラダ油、オリーブオイル)
- 食器用洗剤
- いらないタオル
取り方
①まず、猫がパニックになっている時は落ち着かせてあげてください
猫が暴れていると、取り除く際に危険です。
②とりもちを猫から外す
とりもちが毛先に少しついている程度であれば、ハサミで切ります。
この時、猫の皮膚も切らないように細心の注意を払ってください。
また、べったりついている場合は、無理に剥がさないでくださいね。
③猫の体に小麦粉をまぶす
毛についたとりもち部分と、とりもち本体に小麦粉をまぶします。
小麦粉をまぶすことで、粘着力がなくなり取り外しやすくなります。
その後、とりもちがついていた部分にも満遍なく小麦粉をつけましょう。
④食用油をつけて粘着を溶かしていく
とりもちの成分は油に溶けます。
油を指につけて揉みこむと、ベタベタした粘着が溶けだします。
⑤食器用洗剤で体を洗う
食器用洗剤を使って、油を洗い流します。
この時、洗剤は原液ではなく希釈したものにしましょう。
⑥動物用シャンプーで洗う
油が落ちたら、動物用シャンプーでさらに洗い流します。
油が落ちない場合は、何回かくり返しシャンプーをします。
⑦しっかりとタオルで拭いて、乾かしてあげます
ご紹介した方法はあくまで応急処置です。
とりもちの本体が外れたら、かかりつけの動物病院に連絡してください。
シャンプーでとりもちが取り除けても、一応連絡をした方が安全です。
また、とりもちを取り除いている最中は、猫が体を舐めないよう注意してください。
体調不良や下痢の原因になる可能性があります。
家に設置したとりもちが猫についた場合、油と小麦粉で取り除けます。
これは応急処置なので、きちんと獣医師に連絡・相談してくださいね。
とりもちは油に溶ける性質なので、水をかけて剥がそうとはしないでください。
水がかかると油で落とせなくなりますよ。
とりもちの取り方【服の場合】
家に設置したとりもちを、うっかり自分の服につけてしまうこともあります。
そんな時は、ガムテープやベンジンを使えばとりもちの粘着が落とせます。
ベンジンは石油系の有機溶剤なので、衣類の油汚れを落とすのに適しています。
とりもちの成分も油に溶けるので、ベンジンでとりもちを取ることができます。
服についた場合の取り方
では、服にとりもちがついた場合の取り方を見ていきましょう。
ガムテープで取る方法
これは、ガムテープを使ってとりもちの粘着を取り除きます。
ガムテープを輪っかにし、粘着部分に合わせてペタペタと取ります。
これでおおまかな粘着は取ることができますよ。
注意点は、生地によって服を傷めてしまいます。
高価な服やデリケートな素材はやめておいた方がいいですね。
ベンジンを使って落とす方法
次に、ベンジンを使ってとりもちを落とす方法です。
ベンジンはホームセンターなどで購入ができます。
◆用意するもの
- ベンジン
- いらない布かタオル
- ブラシ
- マスク
- 手袋
<取り方>
①とりもちの粘着がついた部分に、裏側からタオルか布をあてます。
②ベンジンを染み込ませた布で、優しく拭き取ります。
この時、ブラシで軽く叩くようにこすると、きれいに落とせます。
③通常の洗濯で洗い落とします。
ベンジンを使うと色柄物は色落ちすることもあるので、注意してください。
衣類の表示タグを確認しておくといいですね。
また、ベンジンは揮発性の高い薬品なので、火元の近くで行わないでください。
石油系なので強いニオイもします。
作業をする時はマスクと手袋を着用し、必ず換気をしてください。
服についたとりもちも、自宅で取り除くことができます。
服についた場合は、なるべく早く処置をしましょう。
また、高価な服やデリケートな素材、大切な服は自分で対処せずに、クリーニング店に相談することをおすすめします。
クリーニング店なら粘着を取り除き、衣類に最適な方法で対処してくれるので安心です。
とりもちの作り方紹介
とりもちはネットや専門店で購入できます。
でも、大きさが決まっていたり、量が多かったりすることもあります。
「少量だけ使いたい。」「狭く、細長い場所におきたい。」など、自分の好きなように設置したい時は、家で作ることができるのですよ。
材料も家にある物で簡単にできるので、健康面でも安心です。
とりもちの作り方
とりもちは強力粉と水で作ることができます。
強力粉の原料である硬質小麦は、水を加えて練ると強い粘り気がでます。
この性質を利用して、とりもちを作ります。
用意するもの
- 強力粉
- 水
- ふきん
- ボール
- ドライヤー
作り方
①ボールに強力粉と水を加えます。
②滑らかになるまで、よくこねます。
滑らかで柔らかくなるまで、よくこねてください。
③生地を1時間ほど寝かせます。
④生地をふきんで包み、揉み洗いします。
ふきんに生地を包み込み、水で揉み洗いします。
粘り気が出てくるまで、洗ってください。
⑤ドライヤーで乾かして、完成です。
ドライヤーを使って、しっかりと水気を飛ばしてください。
とりもちは家にある材料で簡単に作れます。
通販で購入するより安く済みますし、強力粉と水なので安心です。
昔はとりもちを使って鳥を捕獲したり虫を捕ったりしていましたが、現在は禁止されています。
家庭で作ったとりもちも、害虫駆除以外では使用しないでくださいね。
まとめ
- とりもちが猫についた場合、小麦粉と食用油で取れる
- とりもちが服についた場合、ガムテープとベンジンで取れる
- とりもちは強力粉と水で作れる
害虫駆除に便利なのが、とりもちです。
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でも、猫が引っかけたり、服につくこともあります。
とりもちはついてしまっても、取ることはできます。
しかし、今回ご紹介した方法は、あくまで応急処置です。
取り除くことができても、獣医師やクリーニング店に相談することをおすすめします。
また、とりもちは家にある材料でも、簡単に作ることができます。
とりもちを設置する場合は、猫や服につかないよう注意が必要ですね。
駆除に悩むなら、引っ越すなど居住環境を変えることも一つの手です。
あなたの健康不安やストレスがなくなる方法を選んで下さいね。
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