家庭では、炊飯器でお米を炊き食卓に美味しい炊き上がったご飯がお茶碗につげられていると思います。
しかし忙しい時には炊き上がり直前に召し上がるということは難しくなってきます。
ならば炊き上がっても保温しておけばいいと思うことでしょう。
そこで「炊飯器で長時間保温すると腐るのか」「夏の場合と炊飯器でご飯以外のものを保温するとどうなるのか」という疑問をたくさん頂いたので解説していきます。
その中で今回は、
- 炊飯器で保温したままは腐るのか!夏の場合は?
- 炊飯器でカレーを長時間保温するとどうなる?腐る可能性は?
- ご飯を炊飯器で保温すると腐るのか解説
の3つのことを解説していきます。
1.炊飯器で保温したままは腐るのか!夏の場合は?
炊飯器の保温は約70℃前後に設定されその温度設定には理由が2つあります。
1つ目は、ご飯はあったかい方が美味しいということです。
それは納得しますよね。
どこの飲食店にいっても冷めたご飯が出てくる飲食店などはないですよね。
それぐらいなのであったかいご飯が美味しいのは納得です。
2つ目は、食べ物が腐り始める温度は60℃以下ということです。
食べ物は70℃あれば腐る原因となる細菌が繁殖できません。
なので保温が70℃の設定になっているのです。
とは言ってもご飯は食べ物なので、いくら腐りにくい環境にあっても保温をずっとしてい時間が経てば腐ります。
保温だからいいという過信はやめておいた方がいいでしょう。
炊いたご飯は5~6時間ほどで劣化が始まるとも言われているので気をつけてください。
保温可能時間としては、下記のようになっています。
IHジャーの場合 | 約24時間 |
マイコンの場合 | 約12時間 |
次に夏場の場合だと他の料理だと温度が高くなると腐る確率が高くなります。
しかし、ご飯の保温の場合だと腐りません。
その理由は上記で言ったように、70℃あれば腐る原因となる細菌が繁殖できないということです。
では腐りにくいとわかったので、次はどうしたらより美味しく召し上がれるのか紹介していきます。
炊飯器で炊いたご飯美味しく召し上がるには当然炊き上がったすぐ召し上がるのが1番美味しく召し上がれますが、毎日炊き上がったすぐに召し上がるということは忙しい方には難しいのではないでしょうか?
そういう人には炊き上がったすぐの美味しさを保ついい方法があります。
それは冷凍保存をすることです。
召し上がる前にレンジでチンして召し上がることで、長時間保温して召し上がるより美味しく食べられます。
試してみてください。
2.炊飯器でカレーを長時間保温するとどうなる?腐る可能性は?
炊飯器でカレーを長時間保温しても正直言って腐ることはないです。
しかし野菜などが全部煮えてなくなるという心配があるのでそのことを踏まえて炊飯器を使用することがいいでしょう。
カレーは保温していても腐ることはないが、何だと腐ったり傷んだりするのか紹介していきます。
炊き込みご飯は要注意しておいた方がいいでしょう。
なぜなのかと言いますと、炊き込みご飯はご飯自体に含まれる水分の他に他の具材の水分も加わるからなのです。
そのほかの具材に多くの水分が含まれているからそこから傷みやすくなるんです。
ご飯は他の具材の水分を吸いやすくなるので気をつけて使用するといいでしょう。
カレーは腐るとどうなるのか
次にカレーは腐るとどうなるのかです。
見た目
- 白い膜が浮いていること
- カビができている
- ねばねば感が出ている
- とろみがなくなり、汗がサラサラで水っぽい。
臭い
- モアっと胸焼けするような異臭です。
味・食感
- 具が酸っぱい
- 舌にまとわりつく粘り
炊飯器ではなく、カレーを保存させるには常温での保存はやめておいた方がいいです。
冷蔵か冷凍で保存がおすすめです。
カレーの日持ちを表にしました。
保存場所 | 日持ち |
常温 | 夏:当日〜1日 冬:2日 |
冷蔵庫 | 5日 |
冷凍 | 2週間 |
このようになっているので参考にしてくださいね。
真夏に長時間持ち歩くと、昼まで持たない可能性もあるので弁当にするときは気をつけたほうがよさそうです。
カレーの保存方法
次はカレーの保存方法を順に紹介していきます。
冷蔵
- カレーができたらすぐ冷ます。
- 清潔な保存容器に入れる。
- 冷蔵庫に入れる。(50℃くらいになったら冷蔵庫に入れたいいです。)
- 容器の蓋に水滴がついたら拭き取る。
- 食べる分だけ取り出して温める。
- 食べない分はすぐに冷蔵庫に戻す。
冷凍
- カレーの粗熱をとる。
- じゃがいもを取り除く。
- ジップ付きの保存袋に、1食分ずつ入れる。
- 空気を抜いて密閉する
- 平にして冷凍庫に入れる。
食べるときは冷蔵庫に移動して自然解凍し、鍋で温めると美味しく召し上がれます。
3.ご飯を炊飯器で保温すると腐るのか解説
上記で書いたようにご飯を炊飯器で保温する時の温度は70℃近くあるので、腐らすばい菌が繁殖しにくいので腐りにくいのです。
ではどうしたら腐るのか疑問があると思うので解説していきます。
蓋を開け閉めしすぎていること
何度も蓋を開け閉めしていると炊飯器の温度が下がってしまい、空気中の雑菌が入る確率が上がったしまうので腐る確率が上がってしまいます。
冷やご飯を継ぎ足して保温していること
炊飯器の中に残ったご飯の量が中途半端だと思い、冷やご飯を継ぎ足ししようと思うかもしれないのですがその行動はNGです。
温度の面・保管の面で考えても雑菌が繁殖しやすくなります。
一度炊飯器の外に出したご飯を中に戻すことでご飯のパサつきが原因となり腐ったりすることがあってはいけないので気を付けてください。
保温ができるのは白米だけ
白米ではないと、水分や塩分の多さから金属やパッキンが傷んだりし、ご飯そのものがべちゃついてしまうことがあります。
次に腐っているご飯はどんな感じなのか解説していきます。
- 粘り気があり糸を引いている
- 緑や黒のカビが生えている
- 酸っぱい匂いがする
- 酸味を感じる
以上4つの現象が起きたら気をつけたほうがよさそうですね!
保温時間は上記で言ったように5〜6時間でご飯の劣化が始まるので気をつけましょう。
もし長時間保温することがあるのなら、炊き上がれば粗熱をとりすぐ冷凍保存することをお勧めします。
まとめ
今回は私生活では欠かせない炊飯器について、炊飯器で炊いたご飯を長時間保温腐ったりするのか・カレーや夏の場合だとどうなるのかという疑問いついて徹底解説しました。
- 炊飯器の保温モードは腐りにくい温度設定になっていて、保温しているご飯は腐りにくく70℃あれば腐る原因となる細菌が繁殖できないということ。
- 炊飯器で長時間保温しても腐りはしないが5〜6時間経つとご飯の劣化が始まるということは頭に入れておくこと。
- 蓋の開け閉めをしすぎたり、冷やご飯を継ぎ足したり、白米以外のご飯を保温したりすると腐りやすくなるので気をつけること。
まとめとして、以上3つのことがわかりました。
ぜひこの記事を参考にしていただきより美味しいご飯を召し上がってくださいね!!!
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