フライパンや鍋って使っているとどうしても外側に油汚れや焦げ付きが発生してしまいますよね。
見た目も悪いですし、そのまま汚れが蓄積されると調理効率にも影響してくるかもしれません。
焦げ付いたからと言って毎回買い換えていたらお金もかかってしまいますし。
もしちょっと頑張ればピカピカにできるならそうしたいですよね。
わたしも実際に鍋やフライパンの汚れのこびり付きがずっと気になっていました。
鍋の外側についた焦げの落とし方を色々調べてみて、ある方法を試したら見違えるくらいピカピカになったので、今回はその方法をご紹介いたします。
鍋の外側についた焦げの落とし方!オキシクリーンでキレイに落ちる?
まず鍋の外側の焦げってなんでできるの?というところからお伝えいたします。
原因としては調理中に吹きこぼれてしまった煮汁や調味料などが一番ではないかなと思います。
吹きこぼれることによって、鍋の外側に汚れのもとになる水分が付着してそのまま調理を続けてしまうと、水分が蒸発して残った成分が焦げ付いてしまいます。
普通に調理しているときにも火にかけていることを忘れてしまっていたときなんかに食材を焦がしてしまうことありますよね。
それと同じようなものです。
ただ、フライパンの内側にはコーティングが施されていることが多いので、多少の焦げ付きであれば洗剤で洗えば落ちることが多いと思います。
しかし、鍋の外側にはそういったコーティングがされていないことが多いので、一度焦げ付いてしまうとなかなか落ちないのです。
あとは火力の強さも原因の一つといえます。
もし焦げや汚れがこびり付いてしまった場合、オキシクリーンできれいに落とすことができます。
オキシクリーンについて簡単に説明しますね。
オキシクリーンとは、洋服のシミや汚れを落としたり、お風呂やシンクの排水溝の掃除をしたり、こびり付いた頑固な汚れを落とすために使う、酸素系漂白剤です。
付け置き洗いが有名ですね。
主な成分は「過炭酸ナトリウム」です。
過炭酸ナトリウムというのは、炭酸ナトリウムと過酸化水素の化合物です。
アメリカ製のオキシクリーンには界面活性剤が入っているようですが、日本で売っているオキシクリーンにははいっていないようです。
そのぶん環境にもいいし、より安全に使えますね。
なぜ付け置きすることで汚れを落とすことができるのでしょうか。
それは酸素の力なのです。
オキシクリーンはお湯に溶けると酸素の泡をたっぷり放出します。
その泡が頑固なシミや汚れを分解してきれいにします。
使用後は酸素・水・炭酸ソーダという安全な成分に分解されるので、環境にも優しいです。
そして、過炭酸ナトリウムから活性酸素が発生することで消臭効果もあります。
また、オキシクリーンを溶かした液に、布製品を1時間以上付け置きすると、除菌することもできます。
色落ちしにくいので、色柄物にも使えて、塩素系漂白剤と違って匂いもしません。
オキシクリーンを使った鍋の外側の焦げの落とし方
以下でオキシクリーンを使った、鍋の外側の焦げの落とし方を説明します。
① 40℃~60℃程度のお湯をシンクまたはきれいにしたい鍋より大きな鍋に溜める
② オキシクリーンをお湯に溶かす
③ 鍋を漬ける
④ 1~2時間放置してからスポンジで軽くこする
※アルミや銅などの金属に使ってしまうと変色することがあるのでNGです
注意点としては、熱湯を使わないことです。
なぜかというと、過炭酸ナトリウムは水に溶けると酸素が出ます。
水温が低すぎると、酸素は少しずつしか出ません。
逆に水温が高すぎると、一気に酸素が放出されます。
そして、水温が40℃~60℃程度だと付け置きしている1~2時間の間、酸素が一定量量で続けるそうです。
(40℃~60℃というのはオキシクリーンの公式サイトに記載がありました)
なので、付け置きする際は、40℃~60℃のお湯を使うようにしましょう。
鍋の外側についた焦げの落とし方!重曹はどんな素材にも使える?
鍋の外側の焦げ落としに重曹は使えるのでしょうか?
重曹でも焦げをきれいに落とすことは可能です。
重曹の主な成分は、炭酸水素ナトリウムです。
別名、重炭酸ソーダを略して重曹と言われているようです。
押すと変形するほど柔らかいので物を傷つけにくく、油を吸着する性質があります。
そのおかげで汚れを落とすことができるのです。
少し細かく説明すると重曹の粒子は、比較的水に溶けにくい塩なんだそうです。
なので粉を振りまいてこすると研磨作用のおかげで汚れをこすり落とすことが可能みたいです。
そして、重曹と水が混ざると、少しだけアルカリ性になり、水酸化イオンというものができます。
これが脂肪(油汚れ)やタンパク質と反応し、分解されるとなんと石鹸ができるみたいなんです。
この石鹸によって汚れが落ちるということです。
すごいですね。
ただ、油汚れだけでなく、タンパク質とも反応するので、肌荒れの原因になってしまいます。
重曹はベーキングパウダーにも使われていて、食べられるくらい安全だからと言って素手で掃除をして手がボロボロにならないように注意してください。
重曹を使って焦げを落とす方法
では、重曹を使って焦げを落とす方法を説明します。
① 汚れた鍋より大きい鍋で重曹水を作り沸騰させる
② 沸騰して気泡が出なくなったら火を止めて、汚れた鍋を入れる
③ 1~2時間放置してからスポンジでこする
※アルミや銅はとても柔らかい金属なので、そういったものに重曹は使わないほうがいいです
重曹はオキシクリーンとは違い、しっかり沸騰させることがポイントです。
なぜかというと、沸騰させることで重曹水から二酸化炭素が放出されます。
そうすると炭酸ナトリウムになります。
そういえば、オキシクリーンは炭酸ナトリウムと過酸化水素の化合物の過炭酸ナトリウムでしたよね。
重曹のままだと、研磨作用はあるのですが、洗浄力は少し弱いのです。
それを沸騰させることによって、より洗浄力の強い炭酸ナトリウムにしているのです。
オキシクリーンよりは洗浄力は劣りますが、軽い焦げであれば重曹でも十分落とすことができますよ。
鍋の外側についた油汚れの落とし方!汚れを防ぐ方法もご紹介!
では最後に、鍋の外側についた油汚れの落とし方について説明しますね。
油汚れの場合でも、オキシクリーンの付け置きや重曹水を沸騰させる方法で汚れを落とすことができます。
その他の方法としては、重曹ペーストを使う方法があります。
重曹ペーストとは重曹に少しずつ水を加えながら混ぜてペースト状にしたものです。
重曹と水の割合は3:1程度を目安にしてみてください。
① 油汚れの上にたっぷりと重曹ペーストを塗る
② 5~10分ほど放置(このとき上からラップをかぶせておくとより効果的)
③ スポンジや歯ブラシなどで磨く
重曹が油汚れを分解して落としやすくしてくれます。
もし鍋の外側がよごれても、キレイにする方法がわかっていれば安心ですね。
でも汚れを防ぐ方法があればわざわざ汚れを落とすことに労力を使わなくていいのでうれしいですよね。
そういった方法はあるのでしょうか。
これに関しては、汚れを防ぐというのは難しいかもしれません。
でも、使い終わったらすぐに洗剤で洗う(裏側まで)というのを心がけていれば、頑固な汚れになるのを防ぐことはできると思います。
あとは、定期的に重曹やオキシクリーンでお手入れをすることで汚れのこびり付きは防げると思います。
まとめ
以上、いかがでしたか。
以外と簡単に焦げって落とせるんです。
- オキシクリーンは40℃~60℃の温度で溶かして使う(熱湯NG)
- 重曹は重曹水を作ってから沸騰させる(沸騰したお湯に重曹を溶かすのはNG)
- 重曹ペーストはたっぷり塗ってラップを被せる
- 定期的にお手入れする
- アルミは銅などの金属には使えない
重曹であれば今は100円ショップでも売っていますし、オキシクリーンもアマゾンだと1500gのものが\1000ほどで売っています。
環境にも優しい成分なので、ぜひ今後のお掃除に役立ててくださいね。
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