チーズとバターの違いは何?栄養価やカロリーで比較してみた

グルメ

チーズとバター、同じ牛乳からできているのは知っていましたが、そもそもどのような違いがあるのでしょうか。

チーズはそのまま食べたりしますが、バターは食べませんよね。

チーズは加熱すると伸びてクリーミーになりますが、バターは溶けて液状になりますよね。

どんな違いがあるのか、一度調べてみました。

チーズの栄養価とカロリー

スポンサーリンク

チーズの定義

チーズは生乳から水分を搾って作られるので、栄養がたっぷり入っています。

その一方で太りそうというイメージも抱かれがち。

しかし、少量で効率よく栄養を摂ることができるチーズの栄養価は人間の身体にとってベストバランス。

適量をうまく食生活に取り入れれば、美容と健康はもちろん、ダイエットにもつながるといえます。

チーズの栄養

チーズは生乳のタンパク質を凝固させ水分を絞って作りますが、100グラムのチーズを作るのに必要な牛乳は1000ml

つまり10倍の量の栄養素がギュッと凝縮されているのです。

特にナチュラルチーズは「白い肉」という別名があるほど、良質なたんぱく質を含んでいます。

さらに牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなる乳糖不耐症の人も、チーズならば問題なく食べることができます。

チーズに含まれる栄養素で一番有名なのは、やはりカルシウムです。

それゆえに、チーズに含まれるカルシウム量はとても豊富なのです。

また、その他の栄養素として、チーズにはビタミンAやB2が豊富に含まれています。

チーズの主な栄養成分はたんぱく質、脂肪、ミネラル〈カルシウム)ビタミンです。

【たんぱく質】
たんぱく質は私たちの体の細胞を構成するのに必要な栄養素です。

成長期の子供だけでなく老年期の人たちにもきちんと摂取して欲しい栄養素です。

チーズには、良質のたんぱく質が含まれています。

また、体内では生成できない必須アミノ酸も豊富に含まれており、消化吸収されやすい形になっています。

チーズの20~30%を占めるタンパク質は、身体に必要なアミノ酸をバランス良くふくみ、タンパク質のなかの王様とも言われています。

このアミノ酸は肝臓の機能改善や肝臓疾患治療に効果があるともいわれています。

チーズをおつまみにアルコールを飲むと悪酔いしにくいのは、このアミノ酸のおかげなのです。

また、チーズ中のタンパク質が体内の鉄分と結合し、リンパ球が活性化してガン細胞の増殖を阻止しているという研究結果もあり、チーズはがんの発症を防いでくれる食品ということで改めて注目が集まっています。

さらに、チーズのタンパク質は過敏な塩分を体外に出す働きもあり、高血圧症を予防してくれる効果も期待されているのです。

【脂肪】
脂肪は、体調維持のためにも必要な栄養素です。

チーズの脂肪は、チーズの食感や香りに影響を与えています。

チーズに含まれる脂肪は、揮発性脂肪酸や中鎖脂肪酸も含まれており消化過程で分解されやすく、速やかにエネルギーに変わるため、太りにくいといわれています。

【コレステロール】
とかく悪く捉えられがちなコレステロールですが、実は脳・脊髄・肝臓などの臓器の構成に関与しており、私たちの体内でも作られている健康維持に必要な成分です。

特に、育ち盛りの子供には必須のものです。

【ビタミン】
ビタミンは身体の機能を維持するために欠かせない栄養素です。

チーズには、ビタミンAとビタミンB2が多く含まれています。

ビタミンAは、皮膚や粘膜を守り、視力の維持や免疫力を高めます。

ビタミンB2は、体内の脂肪を分解し燃焼させ、身体の成長や疲労の回復に役立ちます。

【ミネラル(カルシウム)】
チーズに含まれるミネラルとして注目すべきはカルシウムです。

カルシウムは、身体を維持していく上で、骨を作り神経・血圧のバランスを調節している大変重要なミネラルです。

チーズのカルシウムは、吸収率もよく、ビタミンDと一緒に摂取すると、さらに吸収率がアップします。

チーズ30gのカルシウムを他の食材と比較するとなんと豆腐1丁分、玉子4個分、わかめ200g分に相当します。

カルシウムが不足すると「骨粗しょう症」の原因にもなりますので、チーズを食べて
骨を健康にしましょう。

良いことづくめのチーズですが、足りない栄養素もあります。

それはビタミンCとD。

ですから、そのふたつがたっぷり含まれている野菜や果物と一緒にチーズを食べるとよいですね。

野菜とチーズのサンドイッチや、クリームチーズにドライフルーツを練りこんだものなどは、栄養素的にも文句なしです。

バターの栄養価とカロリー

バターの定義

搾ったミルクの中には、乳脂肪が膜に包まれた細かな粒子となって浮遊しています。

この脂肪の粒を集めて固め、練りあげて作られた乳加工品がバターです。

バターとマーガリンの違いは?

値段はバターが高いけど、なんとなく同じようで、味わいも何となく違う。

バターとマーガリンは何が違うのでしょう。

バターとマーガリンは外観はよく似ていますが、原料、製造方法、成分、風味などが大きく違っています。

バターは乳脂肪分80.0%以上(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)、マーガリンは油脂含有率80.0%以上(日本農林規格)と定められています。

つまりバターは牛乳の脂肪分を使って作られたもの、マーガリンは「大豆油」や『パーム油」などの植物油脂を主な原料にしています。

バターの栄養について

牛乳のクリーム成分から作られたクリーミィで口溶けの良いバターの魅力は、なんと言っても朝食のパンに塗ってもよし、お料理やお菓子まで様々な分野で使える汎用性の高さです。

動物性の脂なので、少量使用するだけで深いコクを楽しめます。

いろんな料理に使えて、更に美味しいとなると、気になるのはバターの栄養的な側面。

どんな効果があるのでしょう?

【ビタミンA】
バターにはビタミンA が豊富に含まれています。

その量なんと牛乳の13倍以上!

現代人にとって不足しがちと言われているビタミンAは成長に欠かせない栄養素。

皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるので、吹き出物やニキビの予防にも。

ほうれん草のバターソテーなどで100gほど摂取すれば、もう一日で必要なビタミンA を得られるほど多く含まれてます。

ちなみに、バターが黄色いのはビタミンAのカロテンの色。

牛の食べる牧草に含まれているので、穀物の飼料ではなく放牧されて育った牧草牛から取れるミルクを原料としたバターのほうがビタミンAが豊富なのです。

【ビタミンD】
日本人に不足している栄養素の中でも、ビタミンDは重要な役割を担ってます。

日光を浴びて人の体で生成される特殊な栄養素で食品から摂取する場合は意識的に摂取しなければ不足してしまいます。

ビタミンDはカルシウムの摂取を助けるばかりではなく、ホルモンに匹敵するほどの効果があると言われています。

スポンサーリンク

原料の牛乳に多く含まれるカルシウムの吸収を促進し骨を強くしてくれるビタミンD は、最近では糖尿病や免疫力アップなどに有効という報告もあり、重要な要素であることは間違いありません。

【ミネラル】
わずかな量で体の様々な機能を調整する栄養素であるミネラル。

そのうちバターに大き含まれるのはカルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛など。

これらのミネラルもやはり牛の食べる牧草から多く摂取されるので、牧草牛のミルクから作ったバターにより多く含まれると言えます。

バターの健康効果

バターには乳酸菌が含まれているので、腸内環境を整え、便秘を予防する働きも期待できます。

加えてビロリ菌を減らす効果もあるといわれており胃炎や胃潰瘍などを予防するためにも日頃から上手に食生活に取り入れていきたい食材といえます。

バターの美容効果

ビタミンA は水溶性ビタミンのひとつ。

皮膚や粘膜を強くしてくれる働きがあるので、美肌効果も期待できます。

ビタミンAはコラーゲンを多く創りだしてくれ毛穴を綺麗にし、色素沈着を抑え、小じわを防いでくれるなどと肌にとっては嬉しいことだらけです!

同時に抗酸化作用を持つビタミンA。

歳を重ねると身体のあちこちが老化しますが、それは活性酸素の働きと言われています。

ビタミンAには、その活性酸素の働きを抑制するような抗酸化作用があると言われており、効果的に取るとアンチエイジング効果も期待できるといえます。

更に、抗酸化作用もあって色素沈着を防ぐビタミンEも多く含有してます!

チーズの作り方

チーズの材料は実にシンプルです。

生乳と、生乳のタンパク質を固める凝乳酵素。

これだけあればとりあえず「チーズ」と呼べるものができます。

作り方は温めた生乳にタンパク質を固める酵素を加え、重しをかけてホエイと呼ばれる生乳内の水分を抜くだけ。

ナチュラルチーズとプロセスチーズ

チーズのラベルに“ナチュラルチーズ” “プロセスチーズ”と書かれているのを見たことはありませんか?

今売られているチーズはこのふたつに分かれています。

“ナチュラルチーズ”とは、まだ菌による発酵が進み続けているチーズ。

ヨーロッパからの輸入品は大抵“ナチュラルチーズ”です。

国産でもカマンベールやモッツアレラなど種類名で売られているチーズは“ナチュラルチーズ”の場合が多いですね。

“プロセスチーズ” は、一度チーズを熱で溶かして再加熱したものです。

スライスチーズやキャンディチーズ、さけるチーズなどはみな“プロセスチーズ” 。

加工が容易なので、いろいろな形や味付けで売られています。

このふたつの大きな違いは、味の変化です。

ナチュラルチーズは時間がたつと味がどんどん変化していきますが、“プロセスチーズ” は賞味期限内であればずっと同じ味を保てています。

ですから、味の変化を楽しみたいときは“ナチュラルチーズ”を、遠くへ運んだりいつでも同じ味を食べたい時は“プロセスチーズ”を選ぶとよいでしょう。

軽い口当たりのチーズなら自宅でかんたんに作れます。

おうちで手作りしてみるのはいかがでしょうか?

水分が少なめで、ほろほろとした口あたりとあっさりした味わいが人気のカッテージチーズ。

なめらかな舌ざわりと豊かなミルクの風味がたまらない、リコッタチーズ。

じつはこれら2つのチーズは、ご家庭で簡単に作れてしまうんです。

それぞれのチーズ、正確には製法が異なるのですが、家庭で楽しむ分には今回ご紹介する作り方で全然問題なく楽しめるんですよ。

まずはその基本的なレシピを以下にご紹介したいと思います。

牛乳から作る自家製リコッタチーズ/カッテージチーズ

  1. まずはお鍋に、牛乳(お好みで生クリーム)、そしてお塩を入れて火にかけます。この時、あたたまるまで時々かき混ぜて、塩をしっかり溶かしてください。
  2. そろそろ沸騰という頃になると、お鍋の中央表面に細かい泡が見えてきます。
    そうしたら弱火に落として、レモン汁を大さじ1ずつ、合計大さじ3杯分投入。
    ムラなく混ざるよう、そのつど静かにかき混ぜます。
  3. ほろほろと固まり出したら火を止め、あとは触らずにそのまま10分置きます。
  4. ボウルにザルを重ね、さらにガーゼ(厚手のキッチンペーパーや不織布でも可)をのせて、上からおたまで3を注ぎ入れます。
    そのまま、お好みのかたさになるまで2時間くらい水切りすればできあがりです。
  • 牛乳1Lで約220g、生クリームを併用すると約260gのチーズができます。
  • 牛乳はパッケージの「種類」という所に「牛乳」と表示があるものを使ってください。

乳脂肪分の高いものほどたくさんのチーズができます。

この作り方でできあがるチーズは、とにかくミルクの味わいが豊かでおいしいというのが最大の魅力。

長めに水切りをすればカッテージチーズのようなほろほろ食感になりますし、しっとりめに仕上げればリコッタチーズのようななめらかさも出すことができます。

牛乳に含まれる乳脂肪分が多いほどたくさんのチーズができますので、生クリームを加えてミルクの風味濃厚に仕上げるのもおすすめです。

バターの作り方

バターとは、生乳などからつくられたクリームを攪拌し、生じた脂肪粒を集めて固め、練り上げたものです。

クリームには脂肪球皮膜たんぱく質(MFGM)に包まれた脂肪球が浮遊し、攪拌すると脂肪球同士がぶつかりあい、MFGM膜が破れた脂肪滴が集まって固まります。

自宅での作り方

生クリームからバターを作る上で重要なのは生クリームの選び方。

生クリームには植物性と動物性の2種類がある他に乳脂肪分にも違いがあり。

バターを作ることができるのは以下の全てに当てはまる生クリームのみです。

  • 動物性のもの
  • 乳化剤、安定剤が入っていないもの(原材料名で確認)
  • 乳脂肪分が高い物(35%以上)

乳脂肪分は40%以上のものが望ましいそうです。

ちなみに乳製品でおなじみ「タカナシ乳業」からは「純生クリーム42」(乳脂肪分42%)、「純生クリーム47」(同47%)なんてのが販売されています。

小さいスーパーには置いてないことが多いので、大きめのスーパーで手に入れましょう。

【準備するもの】

  • よく冷やした生クリーム(乳脂肪分が35%以上のもの):1パック(200ml)
  • 500mlのペットボトル、もしくは密閉のできる口の広い空き瓶
  • 塩:1g程度
  • 皿、スプーン、菜箸など
  • ペットボトルを使う場合はカッターかハサミを用意

生クリームは冷たい方がよく固まります。

使う直前まで冷蔵庫でしっかりと冷やしておいて下さい。

  1. 容器に生クリーム200mlを注ぐ。
  2. 振る。とにかく振る。
  3. ぱちゃん!と音がする所まで振る。

これでバターとホエーが分離したことがわかります。

ペットボトルを開けてホエーを取り出し、カッターでペットボトルを切り取ります。

無塩バターの場合はそのままで、パンに付けて食べる場合は塩味があった方が美味しいのでここで塩を混ぜます。

最初に混ぜるとホエーもしょっぱくなっちゃうので塩は最後に入れた方が良いです。

どのあたりで振るのをやめるかによって違いはあると思いますが200mlの生クリームから90g程度のバターができます。

まとめ

動物の乳の利用は約1万年前に始まったといわれています。

母乳は、哺乳動物が自分の子どもを育てるために、その動物が自ら生産できる唯一の食料です。

人類が羊や山羊の乳を利用し始めたのは、およそ1万年前の西アジアでのこと。

私たちの祖先であるホモ・サピエンスが肉を獲得するために羊や山羊を家畜化し、やがて乳を利用したのが始まりといいます。

長い歴史の中で、人々の栄養に重要な役割を担ってきたチーズやバターに敬意を感じがら味わいたいものです。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました