シャンプーや石鹸などは常にストックを用意したいもの。
ついつい買いすぎたり、使うのを忘れていて使用期限が過ぎてしまった!なんてことありませんか?
シャンプーにも使用期限というものがあります。
未開封のもので3年。
この使用期限がすぎてしまうと、シャンプーの成分が変わってしまったり、腐ってしまい使えなくなります。
つまり、捨てなくてはいけなくなってしまうのです。
ではいざ捨てる時に、捨て方がわからないと疑問が浮かんできます。
そこで今回は正しいシャンプーの捨て方を解説していきたいと思います。
さらに未使用シャンプーリンスの再利用方法も紹介していきます。
使わないシャンプー・リンス容器の正しい捨て方
中身を出したと想定しての正しい捨て方です。
最初にシャンプーやリンスの容器の材質を調べましょう。
ボトルの裏のラベルには必ず『PET 』か『プラ』の文字を見つけられると思います。
『PET』は、ペットボトルと同じ材質でできているので、同じようにリサイクルすることが出来ます。
シャンプーやリンスのポンプ部分を外して、中をよく洗い、各自治体の捨て方に従って、リサイクルか、不燃に捨てるようにしましょう。
ポンプ部分はどこの自治体でも不燃ごみになるはずです。
もうひとつの『プラ』ですが、こちらもプラスチックごみに出せばリサイクルすることが出来ます。
中身を出してボトルをよく洗い、指定の捨て方でプラスチックごみとして出しましょう。
こちらもポンプ部分は不燃ごみになると思います。
自治体によっては、シャンプーやリンスのボトルの捨て方が違うところもあるようです。
リサイクルではなく不燃ごみだったり、中身を洗えない場合は可燃ごみになったりと様々です。
かならず区市町村が発行しているごみの捨て方のガイドを確認して下さい。
シャンプーやリンスをボトルごと捨ててもOK?
ボトルを捨てる時に、中身は必ず出すと書きましたが、では、中身はどのような捨て方をすれば良いのでしょうか?
シャンプーやリンスなのだから、そのまま中身をお風呂の排水溝に捨てるという方も居るかもしれませんが、
実は、それNGなんです。
シャンプーやリンスはとても粘度が高く、元々排水溝に残っている髪の毛や石鹸カスなどのよごれとからまってしまい、結果つまってしまいます。
さらに、お湯を流した時に大量な泡が発生してしまい、お風呂場が大惨事に!なんてことも。
でも毎日シャンプーやリンスを流しているのに、そんなことになったことは。。。と思いますよね?
シャンプーやリンスを頭に付けた後は大量のお湯や汚れなどで薄まっているので排水溝がつまる心配はありません。
そして使う量が圧倒的に少ないです。
シャンプーやリンスを使うときに多くても3-4プッシュくらいですよね?
手のひらに乗る程度。
その何倍もの薄まっていないシャンプーを流してしまったら、、、
もうお分かりいただけますね?(笑)
それではシャンプーやリンスの正しい捨て方について説明していきます。
シャンプー・リンスの正しい捨て方
①ビニール袋か牛乳パックなどを用意する
②ビニール袋か牛乳パックなどの中にキッチンペーパー、新聞紙、古い布など水分をたくさん吸収するもの入れる
③②のなかにシャンプーやリンスを入れて十分に吸わせる
④ガムテープなどを使い、しっかり外に漏れださないように封をする
⑤燃えるゴミとして出す
以上の手順で使わなかった未使用のシャンプーやリンスを捨てることができます。
各自治体によっては、捨て方の指定がある場合もあるので、かならず確認してから行ってくださいね。
シャンプー・リンスの再利用方法
シャンプーやリンスの使用期限が過ぎてしまい、捨てなくてはならない場合の捨て方についてお話してきました。
ですが、一度使ってみたけれど、ニオイが好きじゃなかったり、髪に合わなかったりして、もう使わないシャンプーもありますよね?
でもまだ使えるものだし、捨てるのはもったいない。
人にあげたいけど、開封済みだとちょっと。
そんな時に使えるシャンプーやリンスの活用方法をご紹介します!
まずは、シャンプーの再利用方法です。
掃除
シャンプーはもともと頭皮のタンパク汚れや皮脂汚れを落とすための物なので、普段の掃除にもピッタリなんです。
お風呂の湯船にはたくさんのタンパク汚れや皮脂などで汚れているので、シャンプーで洗うのはオススメできます。
トイレ掃除にも使えます。
トイレのいやなニオイもシャンプーのいい香りでキレイにできますよ。
洋服の予洗い
洋服につく汚れも皮脂汚れなので、シャンプーの成分が役に立ちます。
洗濯の前に、皮脂汚れが目立つワイシャツやTシャツなど、汚れが気になる襟元や袖の部分に塗っておきましょう。
気になる皮脂汚れが落ちやすくなりますよ。
オシャレ着洗い
シャンプーに入っている界面活性剤は静電気を防止する役割があります。
ウールのセーターや化繊のブラウスなどのオシャレ着を洗うときに使うと◎
曇り止め
お風呂に鏡があるなら、シャンプーを鏡に塗ってみたことあるかもしれませんね。
シャンプーを塗ると鏡は曇らなくなります。
鏡だけでなく、ガラスも同じように曇りを防げるので、車の窓にも使えます。
こちらもまた、シャンプーに含まれる界面活性剤のおかげです。
界面活性剤は水になじみ、鏡やガラスの表面に薄い水の膜を作ります。
この膜のおかげで曇りを防げるという仕組みです。
ただし、効果は長続きしません。
乾いたタオルやスポンジにシャンプーを付けて、鏡やガラスを磨いておくと、曇り止めになります。
お風呂の掃除の時に鏡を仕上げにシャンプーで磨くと良いと思います。
メイクブラシの洗浄
シャンプーは人の頭を洗うものなので、肌についても問題ありません。
メイクブラシは皮脂汚れとメイク用品の油汚れがたくさんついています。
汚れたままメイクをすると肌荒れの原因になるので、定期的に洗うようにしましょう。
シャンプーを少量つけて水を含ませ、よく泡立てて洗ってください。
直接肌に触れる物なので、すすぎはしっかり。
ブラシだけでなく、メイクスポンジにも使えますよ。
ゴキブリ退治
これは意外な利用方法です。
シャンプーの成分のひとつ、界面活性剤をかけると油が分解され、ゴキブリが窒息死します。
この方法は速効性があるので、ゴキブリの動きをすばやく止めることができます。
ゴキブリが苦手な人、早く息の根を止めたい人は試してみるといいかもしれません。
ここまでがシャンプー編です。
次からは使わないリンスの再利用法です。
柔軟剤
リンスは、衣類の汚れ落としではなく、柔軟剤として使うことができます。
リンスには、柔軟剤の主成分である陽イオン系界面活性剤というものが入っています。
羊毛や毛織物類を洗濯するときにリンスを適量いれると柔軟剤の代わりになって衣類をふっくらと柔らかく洗いあげることができます。
原液のままだと濃いので、4~5倍に薄めて使ってください。
家電のお掃除用液剤
薄めたリンス液を使って、家電の掃除ができます。
シャンプーにも入っていますが、リンスに含まれる界面活性剤には、静電気を防止する効果があります。
家電には静電気によってほこりや汚れがつきやすくなっているので、それを防ぐのにピッタリです。
界面活性剤は、電気を通しやすい性質を持っているので、家電の表面に膜ができて、電気を大気中に放電しやすくします。
そのおかげで静電気が溜まらず、ほこりもつきにくくなるということです。
フローリング拭き
家電の掃除もそうですが、室内の仕上げ拭きにもリンスが効果的なんです。
リンスを薄めた液に布を浸してよく絞ります。
フローリングの汚れを落としたあとに仕上げ拭きを行います。
ワックスをかけたようにツヤがでますよ。
油汚れ防止
リンスを薄めた液でコンロの周りなどを拭くと油汚れがこびりつくのを防いでくれます。
リンスの成分が膜となり、コーティング効果があるんです。
静電気防止
家電掃除の時に説明しましたが、リンスに入っている界面活性剤は静電気を防いでくれます。
薄めた液をスプレーボトルにいれて気になるところにスプレーしておくと効果的な静電気防止になりますよ。
網戸の汚れ防止
よく汚れを落とした網戸を仕上げにリンスを薄めた液で拭くか、スプレーしておきます。
コーティング効果プラス静電気防止効果で汚れがつきにくくなります。
以上、使わないシャンプーやリンスの使い道は意外にも多く存在します。
自分の髪には合わなくても、掃除に使えば良い香りも楽しめて、一石二鳥です。
是非試してみてくださいね。
まとめ
使わないシャンプーやリンスの捨て方について知らなかった方も多いのではないでしょうか?
正しい捨て方をすれば問題ないので、自己判断せず、自治体に問い合わせたりして適切な処理をしましょう。
使用期限が過ぎていないものなら、捨ててしまうのはもったいないので、是非掃除や洗濯なので活用してみてください。
きちっとした効果もありますし、あのシャンプーのいい匂いに包まれるので、とてもいい気持でお掃除や洗濯することができますよ。
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