「クルティ(CULTI)」とは、1990年にイタリア・ミラノでアレッサンドロ・アグラーティによって創設されたブランドです。
クルティの香りは、全部で14種類と言われています。
その14種類をブレンドし、クルティの場合はブレンドした時のバランスを考慮して、匂いを「引き算」で調合しているようです。
従って、トイレのように小さな空間であっても、「匂い」がきつくなり圧倒されることもありません。
しかしせっかく奮発してクルティのリードディフューザーを買ったのに、
なんだか想像していた以上に、匂いが弱い?薄い?
使っていてそんなことがあるかもしれません。
そこで今回は、クルティのリードディフューザーが思ったように匂わない時の家での使い方、匂いが減理が早いときの対処法を紹介したいと思います!
リードディフューザーは6畳の部屋で何本がベスト!?
リードディフューザーの上級者の方もいらっしゃれば、せっかくリードディフューザーを買うのなら、クルティ!
と決めて購入されたリードディフューザービギナーの方もいると思います。
そこで、こちらでは簡単に、リードディフューザーの特徴と匂わない原因や効果的な使い方をご紹介したいと思います。
「クルティ」に限らず、一般的に「リードディフューザーが匂わない!」ときには、いくつか原因があります。
これよりは、その原因と対処方法、具体的に6畳のお部屋には何本使用するのがベストなのかを
みていきましょう。
まずは、原因からです。
- リードスティックの材質
- 設置している空間に対するリードディフューザーのサイズ
- リードの使い方
- オイル(リードディフューザー)の残量
- リードスティックの寿命
- リードディフューザーの設置場所(高さ)
- 喚起
これらのうち、該当する要因はないでしょうか。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
リードスティックの材質
リードスティックの材質ですが、しっかり匂いを拡散してくれるのは、葦(よし)か、籐(とう)のリードだけです。
リードの素材には、他にもバンブー(竹)や花など色々な種類がありますので、匂いが弱いと感じるときは、葦かラタンのものを選ぶとよいでしょう。
ちなみに、クルティに関しては、しっかりラタン(籐のこと)が使われていますので、匂いが弱いと感じた時でもこれが原因ではありません。
籐(ラタンとも言います)のスティックに関しては、吸い上げ効率が良く安価で手に入りやすい、とメリットが多いのです。
設置している空間に対するリードディフューザーのサイズ
設置している空間に対するリードディフューザーのサイズですが、下記が一般的なサイズ感です。
- 100㎖以下のもので6畳以下の小さめのお部屋や小さめの空間
- 200㎖のもので、6-8畳のお部屋向け
- 500㎖のもので、10畳以上の大部屋向け
続いて、3~5につきましては、下記にて設置場所や実際6畳のお部屋ではどのサイズのリードディフューザーで何本のリードスティックを用いたら良いかをみていきましょう。
まず、リードディフューザーのサイズとリードスティックを何本挿すかで、持続する期間は異なります。
天井の高さや風通しの良し悪し、喚起など色々な条件との兼ね合いもあることから、その際はリードスティックの本数で微調整することが可能です。
一般的には、持続期間は下記の通りと言われています。
- 100㎖以下で、約1-2か月
- 200㎖以下で、約2-3か月
- 500㎖以下で、約5-6か月
冒頭のリードスティックの材質と設置している空間に対するリードディフューザーのサイズより、6畳のお部屋の場合は、200㎖サイズを使うことで、だいたい2-3か月持続することになります。
6畳のお部屋ですと、ぎりぎり100㎖サイズでも許容範囲かもしれませんが、比較的匂いが弱くなってしまいますので、200㎖のものがお勧めです。
ここで、何本リードスティックを挿すか、です。
これまでのお話しより、リードディフューザーは、そのサイズと設置している空間の広さ、リードスティックの本数や素材。
これらの条件によって、匂いの強度も、持続期間も異なります。
6畳用のサイズより、大きめのサイズを購入して、リードスティックを減らして使用するということもできます。
このように、リードディフューザーのサイズと適用するお部屋の広さを考慮し、あとは自身の好み(匂いの強弱等)で、スティックの本数を調整するのが一番自分に合った匂いが演出できます。
ご存じの方も多いと思いますが、リードディフューザーは使い始めて1週間が一番匂いの強い期間です。
1週間を過ぎ始めたころに、匂いの強度は安定し、リードディフューザー本来の匂いに近づきます。
この頃に、匂いが弱いなと感じることがあれば、本数を増やす等、検討してみても良いと思います。
ここで、「リードの使い方」についてご紹介いたします。
リードスティックは、ずっと同じ状態で使い続けるのではなく、匂いの拡散が弱いと感じたら、リードを逆さにします。
これは、同じ個所だけをオイルに浸していると、水やオイルが通る道(導管)が詰まってしまい、オイルの浸透が鈍くなるのです。
これと同じ考え方が、「リードスティックの寿命」です。
リードスティックは、消耗品です。
このオイルを吸い上げる導管が詰まってしまますので、だいたい寿命は半年と言われています。
その次に確認すべきことは、「オイル(リードディフューザー)」の残量です。
こちらは、単純に残りが1㎝ほどになっていましたら、匂いの拡散能力が低下して、匂わないことがあります。
リードディフューザーのオイルの多くは、匂いが拡散しやすいようにアルコールを混ぜています。
そのアルコールだけが先にすべて蒸発してしまい、単体では匂いの拡散が難しいオイルだけが残ってしまいますと少し残っていても、このようなことが起こってしまい、匂いはほとんどしなくなってしまいます。
リードディフューザーをテレビの横に置くと効果的?
次は、設置場所の観点からみていきましょう。
冒頭でご案内したリードディフューザーが匂わなくなる要因のうち最後の「リードディフューザーの設置場所(高さ)」「換気」について、一緒に見ていきましょう。
まず、どこに設置するのが、一番効果があるか?
答えは、これも人によってそれぞれですよね。
ちょっとしっかりとした匂いが好みの方もいれば、ほのかに匂う程度を好む方もいます。
「匂い」の好みは、人によってまったく異なります。
そういう意味では、このリードディフューザーは、本数や設置場所次第で、匂いの強弱を調整できる便利なディフューザーだと思います。
そこで、「リードディフューザーの設置場所(高さ)」についてです。
リードディフューザーは、低めの所に置くのが良いとされています。
それはなぜか。
匂いは、空気の流れとともに、下から上へあがっていくからです。
上の方の棚に設置するよりは、テレビの横などに置いたほうが匂いは実感できます。
匂いの拡散には、空気の流れも関係すると言いました。
これに補足して、「換気」についてです。
換気扇や空気清浄機を使っている空間ですと、空気が外に出てしまったり、空気清浄機で匂いが分解されたりしますので、リードディフューザーと併用すると匂いは弱まってしまいます。
リビングであれば、テレビ台だけではなく、ローテーブルの下に置いておくのも良いですね。
ただし、そのテーブルで飲食をする場合は、匂いがきついと、飲食の邪魔をしかねませんので、少し話した方が良さそうですね。
以上より、テレビの横に設置するのは、テレビ台の高さや飲食する場所から少し離れていることに鑑みると、一番適当な設置場所と言えます。
リードディフューザー の減りが早い場合の対処法
さて続きは、リードディフューザーの減りが早い時の対処法をお伝えします。
対処法をお伝えする為には、原因を考えないといけませんよね。
どうして減りが早いと思いますか。
原因はいくつか考えられます。
- 使用しているリードスティックが多いから
- 室温が高い
- リードディフューザーにアルコールが含有されている
多くは、この3つではないかと思います。
順にみていきましょう。
使用しているリードスティックが多い
使用しているリードスティックが多いというのは、そのままですね。
先に述べましたように、リードディフューザーは、ある程度リードスティックの本数で匂いの強弱を調整できるものです。
たくさん使用すれば、その分オイルを吸収する量も多くなり、匂いの拡散力も強くなります。
そうすると、自然と減りは早くなります。
本数を少なくすることで匂いは弱くなりますが、リードディフューザーが減るスピードも遅くなると思われます。
室温が高い
これも、あえてお話しする必要はないですね。
室温が高ければ、水分の蒸発も早くなりますので、その影響を受けて、減りが早くなってしまいます。
この場合の対処法としては、少し室温の設定を下げてみても良いかと思います。
リードディフューザーにアルコールが含有されている
こちらについては、先にも少し触れましたが、多くのリードディフューザーには、オイルだけでは匂いの拡散力が弱いため、アルコールの力を借りています。
アルコールを混ぜることで、アルコールを蒸発する際にオイルも一緒に蒸発させて、匂いを拡散させる為です。
多くには、アルコールが含まれていると申しましたが、すべてがすべてのリードディフューザーに含有されているわけではありません。
あまりに減りが早いと思われた場合、アルコール含有の有無を確認し、含有されていないリードディフューザーを選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
さて、ここまでリードディフューザーについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
せっかく、クルティのリードディフューザーを買ったのに、あまり匂いがしなかった、とがっかりされていたあなた。
- 実際設置しているお部屋のサイズと、リードディフューザーのサイズの整合性がとれているか
- リードスティックはひっくり返して使っているか
- リードスティックの寿命は過ぎていないか
- 設置場所は、高い場所ではないか
まずは、この4点をご確認ください。
それでも解決しない場合は、リードスティックの本数で調整することをお勧めします。
また、匂いは空気の流れにのってやってきます。
従いまして、少しでも風通しが良いと、その風に乗って匂いも一緒にやってきますので、少し風通しの良い場所に設置場所を変えても良いかもしれません。
ただし、前述の通り、リードディフューザーと空気清浄機や換気扇の併用にはお気を付けください。
個人的な感想では、やはり値段相応ということです。
クルティのように、それなりに値が張るものは、高いだけではなく、匂いに深みがあります。
冒頭でもご案内しましたように、クルティでは、匂いの開発に2年以上もかけています。
いくつかの香りを調合しても、それぞれが主張しすぎないように引き算で調和させるように作られています。
それでもって、創立当初にできた香りと、近年開発された香りを比べても、まったく遜色がないのです。
やはり、良いモノは良いのです。
ただ、匂いというものは、何度も申しますように、人それぞれ好みが違う、ということです。
従って、「良いモノ」「良い匂い」だから「好きな匂い」とはなりません。
その人にとっての「匂いの良し悪し」は、その人の「好き嫌い」によって決まると思います。
高い・安いで決めるのではなく、自分の好みの匂いを選ぶのが一番リラックスできると思います。
「質」という点も、ある程度気になさるのであれば私が申しましたように、「高いモノはそれなりの価値がある」ということも、実感していただけるのではないかと思います。
せっかくクルティのリードディフューザーを購入されたのであれば、うまく匂いの強度を調節し、是非「ホームフレグランス」を楽しんでいただきたいものです。
香水とはまた違った匂いを楽しめます。
そしていつしかあなたも、クルティの虜になっているはずです。
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