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冷蔵庫の配置の際に壁との隙間は必要?壁からの距離を検証してみた

すまい
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お引越しや模様替えなどをするときに、こだわりたい場所のひとつとしてキッチンが上がってくると思います。

主婦の方は毎日長時間居る場所になるので、なるべく使いやすく効率のよい配置にしたいですよね。

そのキッチンの中では、特に冷蔵庫の配置が使いやすさに関わってくるものとなります。

冷蔵庫には配置する際に注意点があり、どこへでも配置できるわけではないので、一番初めに配置場所を決めるべき家電かもしれません。

冷蔵庫の裏から出る熱気により、壁紙などが汚れてしまう場合もあるので、配置する際に隙間が必要かなどを詳しく解説していきたいと思います。

引っ越しやリフォーム、模様替えをお考えの方は参考にしてみてくださいね。

冷蔵庫を配置する際に壁との隙間が必要な理由


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冷蔵庫を配置する時に冷蔵庫の背面を壁からある程度離して配置しないと冷蔵庫の故障につながると聞いたことがあると思います。

これは「冷蔵庫の放熱板」の存在が関係してきています。

冷蔵庫は食品を冷やすための家電ですが、冷却するためには内部の熱を取り除く必要があります。

その冷やす時に集めた熱を外に”放熱”するのに必要になるのが「放熱板」と呼ばれる板です。

以前のモデルは冷蔵庫本体の背面に放熱板があるものが主流でした。

冷蔵庫の背面に黒い板のようなものがあったのをご存知の方もいるかもしれません。

冷蔵庫をキッチンに設置するときに、背面を壁から離して置くというのは、この放熱板と壁の距離が近すぎると十分な放熱ができなかったり、冷蔵庫の冷えが悪くなるのではないかという考えからくるものです。

さらに、冷蔵庫の裏には静電気が発生しやすく、その静電気にホコリや油が集められて、結果冷蔵庫の裏が真っ黒に汚れてしまうという難点もあります。

それを防ぎたいために冷蔵庫と壁の間には隙間を開けるというのが周知されています。

ですが実は現在の冷蔵庫の放熱板は場所が以前のものとは変わっているようです。

冷蔵庫の放熱板はどこにあるかご存知でしょうか。

背面に配置されていたものから、側面や上部に設置されるようになりました。

さらに、一番最近の冷蔵庫には放熱板らしき物はちょっと見ただけでは見当たらなくなっているんです。

それは見た目も重視して内部に放熱板が配置されうようになったため、外からはわからないようになったということなんですね。

背面放熱よりも側面放熱、側面放熱よりも上部放熱タイプの冷蔵庫が最新版の冷蔵庫と言えます。

今までは放熱板は上部ではなく、冷蔵庫側面や背面についていましたので、冷蔵庫を配置する際に、後ろの壁と隙間を開ける必要がありました。

冷蔵庫の進化は、壁と後ろの距離を離さなくにもいいように側面放熱タイプに移り変わり、それから上部放熱になると冷蔵庫の両サイドえさえも広く開けておく必要はなくなりました。

ほんの少しの隙間で大丈夫なんです。

そのため無駄なスペースを出さずに済むため、これまで無駄にしてきたスペースの有効活用にも繋がります。

ここで注意しておきたいのは、熱は自然と上に上っていくため、冷蔵庫の上にものを載せることは避けた方が良いということです。

メーカーによってはトップユニット方式で、通気用の穴が天井面についているものがあります。

トップユニット方式はそこから放熱します。

その穴を塞いでしまうと、冷却効率が落ちてしまうため光熱費があがってしまったり、デメリットが出てきます。

冷蔵庫の上部には物を載せたりせず、汚れ防止のためにラップを敷くなどする場合は穴を塞がないように注意する必要があります。

近頃の冷蔵庫は側面や前面からも放熱しているものも少なくありません。

そのため冷蔵庫前面や側面を、マグネットでペーパー類をたくさん張り付けたり、小物の収納スペースにしたり、リメイクシートで覆ってしまうのも良くないと言えます。

とはいえ、最新冷蔵庫は全面にタッチパネルがついているものもあり、マグネットが付かない仕様になっているものが増えていますよね。

もしかしたら、前面からの放熱を妨げないように考慮されてのデザインかもしれませんね。

冷蔵庫と壁の隙間はどのくらい必要?壁からの距離を検証


冷蔵庫と壁の隙間は左右5mm以上、上部50mm以上の空間が必要とされています。

設置スペースは、「幅」「奥行き」「高さ」をそれぞれ確認しましょう。

冷蔵庫を設置する際には、冷蔵庫本体のサイズに加えて、左右5mm以上、上部50mm以上の空間が配置場所に必要になります。

この壁との隙間が全く無いと、放熱がうまくいかず、冷蔵庫が冷えにくくなる場合があるので、スペースには余裕を持ってサイズを計算してください。

最新の冷蔵庫は背面と壁の間に隙間がなくてもよくなっています。

放熱板が冷蔵庫の背面にあると、設置場所を選ぶ必要が出てきて不便だという声が多かったみたいですね。

それを考慮してだんだんと冷蔵庫が進化して、最新の冷蔵庫には背面に放熱板があるタイプはあまり見かけなくなりました。

おそらく背面での放熱をするタイプのものは現在リリースされていないと考えてもいいでしょう。

つまり最新の冷蔵庫であれば、背面を壁にピタリとくっつけて配置してもいいと言うことです。

冷蔵庫と壁に隙間を作る際の注意点


冷蔵庫の種類や、作られた年によって放熱板の場所が変わってきます。

背面にある場合には、背面と壁の間に隙間をあける必要がありますし、側面であれば側面に気を付けなければいけません。

そのまま壁にピッタリとくっつけて配置してしまうと、放熱の問題の他にも、壁が黒く汚れてしまう原因にもなってしまいます。

熱は自然と上に上っていくため、効率よく冷却させるためにも背面に隙間を開けたり、冷蔵庫の上にものをのせないように注意しましょう。

冷蔵庫側面も有効活用しようと、ついついマグネットでプリント類を貼ったりしてしまいがちですが、この行為も冷却率を低下させてしまうんです。

これでは電気代も無駄に上げてしまうことになります。

冷蔵庫側面で放熱する仕組みになっている場合は、DIYのためのシールなどを全面に貼るのもできるだけ控えた方が良いのです。

どうしてもインテリアに合わせて、無機質な冷蔵庫をおしゃれにリメイクしたいと言う人は、すのこなどを使ったリメイクや全面を覆わないようにしましょう。

放電板や通気穴の位置を確認して、そこは塞がないようにする注意も必要ですよ。

狭いキッチンレイアウトを考えた場合の冷蔵庫配置の注意点


一般的なキッチンの中の冷蔵庫の配置はどうなっているのでしょう?

キッチンの配置によって収納の配置、そして冷蔵庫の配置も自然と決まってきます。

シンクとコンロが分かれたⅡ型のキッチンスタイルは最近のマンションで多くあるタイプです。

それをもとにキッチンのレイアウトを考えてみましょう。

収納はシンクの上か下、そして背面の壁にカウンター収納になります。

冷蔵庫の配置は壁側のカウンター収納の並びになり、キッチンの入り口から一番奥になることが多いです。

キッチンスペースの広さによっては横にスペースがあるとは限りません。

なので、冷蔵庫の大きさや、リビングから見える位置なのかが冷蔵庫の配置に重要になってきます。

ここで3つの大事な冷蔵庫の配置、ポイントを紹介します。

キッチントライアングルを考える

キッチンの使い勝手を決める要素は様々なものがあります。

いろんな要素の中で、意外と難しいのが冷蔵庫の配置です。

冷蔵庫は調理の起点となりますが、食材を取り出すときに開ければそれで終わりというものでもありません。

キッチンのどこに冷蔵庫を置くかで、使い勝手はかなり変わってくると言えます。

冷蔵庫を置くときに、まず考えなければならないことはシンクとコンロとの距離です。

キッチンでメインに使用する場所はシンクとコンロで、調理中はこの二つを行き来することが一番多いと思います。

シンクとコンロから冷蔵庫の距離が離れ過ぎている場合、調理中の移動距離が長くなってしまい、「疲れるキッチン=使いにくいキッチン」と感じてしまいます。

逆に、冷蔵庫がシンクとコンロに近すぎると作業スペースや通路が狭くなり、こちらも使いにくいキッチンとなってしまいます。

この「遠すぎず近すぎず」の距離に冷蔵庫を置くことが、キッチンの間取り決める時のひとつのポイントとなります。

そして、この3つのベストな距離を考える上で、大切なのがキッチントライアングルです。

これは、シンク、コンロ、冷蔵庫の3点を結ぶと出来る三角形のことで、この三角形の全ての辺の合計が3.6~6.6m前後だと快適に作業できるキッチンとされています。

基本的にシンク、コンロ、冷蔵庫の位置は三角になっている方が使いやすいキッチンだということになります。

三角形に配置されることで、横移動は少なく、キッチン内での移動が格段に楽になるからです。

人の出入りを考える

冷蔵庫の配置を考える上で、もうひとつ大切なことは調理中以外でも使うということです。

買ってきた食材を冷蔵庫へ入れたり、食事中にドレッシングやマヨネーズを取りにダイニングから冷蔵庫へ行ったり、飲み物やアイスを取りに冷蔵庫へ行くなど、頻繁に人と物が出入りするのが冷蔵庫ですよね。

調理中に誰かが冷蔵庫に物を取りに来たらお互いが邪魔になってしまいますし、包丁やフライパンを使っている時に人の出入りがあると危険でもあります。

ですので、この場合を考えるとキッチンの入り口付近に配置することがベストだと言えます。

ただし、この配置にもデメリットはあって、シンクとコンロからどうしても遠くなってしまうことが多いという点です。

キッチントライアングルが大きくなってしまうので、調理中の移動距離が長くなってしまい、結果として使いにくい間取りと感じてしまう場合があります。

またLDKの雰囲気を大切にされたい方には、冷蔵庫がリビングやダイニングから丸見えになるという点もデメリットになるでしょう。

冷蔵庫がリビングなどから見えると、どうしても生活感が出てしまいます。

最近はスタイリッシュでお洒落な冷蔵庫もありますが、壁やインテリアなどに合わせて色を選ぶ必要もあり、そちらを優先すると機能面から冷蔵庫を選べないという難点もあります。

冷蔵庫を奥にしたり隠したりする間取りもある

調理中の使いやすさを優先したり、冷蔵庫をリビングやダイニング側から見えないようにしたりするために、冷蔵庫をキッチンの奥に配置することもあります。

一人またはふたり暮らしなどでキッチンに頻繁に人が出入りすることがない場合も、こちらの配置の方がしっくり来ることもあります。

他にも、最初からキッチンの中に冷蔵庫スペースを作ってそこに配置するという場合もあります。

これだとキッチンの入り口付近に配置しても冷蔵庫を隠すことができるので、LDKの雰囲気をあまり損なわずに済みますね。

また、食器棚と奥行を合わせることができるので、空間を大きく使うことが可能で、キッチンが広く感じます。

調理中に誰かが冷蔵庫に物をとりに来ても調理の邪魔になることもありません。

キッチンの入り口付近と言っても、キッチンスペースの中へ冷蔵庫を配置することができ、キッチントライアングルを大きくしなくて済みます。

この間取りで冷蔵庫を配置できれば全て解決しそうではありますが、リフォームをするなど、大がかりな変更が必要になります。

リフォームをするにしても、なかなかこういったスペースを確保することは難しいことが多いです。

また、冷蔵庫の配置スペースに合わせて冷蔵庫を購入する必要があるので、買い替えのときに欲しい冷蔵庫が買えない可能性があるというデメリットもあります。

ですが、間取りとしては非常に使いやすいので、スペースが確保できるのであれば、検討する価値のあるものだと思います。

まとめ

キッチンを少しでも広く使いやすくするために冷蔵庫の配置って気になりますよね。

キッチントライアングルを意識して配置を考えるのが長く使えて良さそうでした。

昔の家のイメージだと、いくら冷蔵庫の裏に隙間をあけても、壁紙が黒く汚れてしまうのが当たり前のような気がしていました。

今は冷蔵庫の方が進化して、壁紙が黒くならず、壁との隙間を開けなくても冷却の効率が下がらないというとてもお利口な冷蔵庫になっていますね。

とはいえ最新の冷蔵庫は高いので、放熱板が背面にある冷蔵庫を使っている方は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

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