醤油やお酢、めんつゆにみりんなど、調味料のボトルだったり、ジャムの瓶が空いた時、出てくる問題といえば、ラベルシールの剥がし方です。
買ってすぐに使い切るわけではない調味料のボトルには、料理中にいろいろ付いたり、油がはねたりして、シールがこびりついているんですよね。
そんなこびりついたシールの剥がし方をご紹介しいていきたいと思います。
プラスチック容器なのか、ガラス瓶なのか、素材によっても剥がし方は変わるので、要チェックしてくださいね。
こびりついたシールの剥がし方!中性洗剤を使ってはがせる?
いつも身の回りにあるものだけで、作業できるのは便利ですよね。
こびりついたシールの剥がし方は意外に簡単なので、是非試してみて下さい。
こびりついたシールの剝がし方
- お酢や中性洗剤を水で薄め、ティッシュに含ませる。
- シールの上にあて、お酢や中性洗剤を染み込ませる。
- その上からラップをし、放置します。
- しばらく放置(30分ほど)したら、丁寧にシールを剥がす。
- 洗剤が付いた部分を洗い流すか濡れ雑巾等でしっかり拭き取る。
水で割った洗剤やお酢には、シールの粘着部分をゆるめ、剥がしやすくする効果があります。
ちいさなお子さまがいる場合に、触ってしまったりする危険がある時にはお酢がおすすめですが、どちらかお好きな方でやってみてください。
放置時間は目安ですが、様子を見ながらシールが剥がれそうなら短くしても良いですし、反対に頑固なものなら長くしたり、調整してみてください。
この剥がし方で、だいたいのこびりついたシールは剥がせるのですが、まれにシールの接着剤部分だけ残ってしまうことがあります。
ベタベタしていて、嫌なんですよね。
その場合には以下の剥がし方を試してみてください。
剥がし残りの粘着剤を取り除く
剥がし残りのベタベタを取る方法がいくつかあります。
こちらも身近なものを使って簡単にできますよ。
重曹ペースト
- 重曹と少量の水を混ぜてペーストを作ります。
- ペーストを粘着剤の上に塗り、布で擦り取ります。
- 一度で取れなかった場合、ベタベタした部分にペーストを塗って数分置きましょう。
- 最後に洗い流すか、拭き取って完了です。
食卓塩とウェットティッシュ
- 少量の食卓塩を振りかけて、粘着剤を硬化させます。
- 除菌ウェットティッシュを使って、剥がれるまで擦りましょう。
数枚のウェットティッシュが必要になりますが、安全なものをつかっているので、比較的試しやすいと思います。
消しゴムで擦る
鉛筆用の消しゴムを使い、ベタベタした残留部分が取れてくるまで力強く擦りましょう。
この方法は乾いている状態で行うのが良いでしょう。
消しゴムでこすって形が変わってしまうよな柔らかい物には使えません。
ガラスや硬いプラスチックなど、変形しないもので試してみて下さい。
カッターなどの刃物
実際にカッターを使うのは危険な場合は、プラスチック製ブレードがあるので、そちらを使ってみてください。
インターネット上で、シールやラベルなどのステッカーを取る専用のブレードをすぐに見つけられますよ。
ラベルまたはシール剥がしで検索してみましょう。
残ってしまったシールの接着剤の下にブレードの先を入り込ませ、刃先を前後にゆっくりと動かしながら取っていきます。
どうしてもシールが剥がれないときは・・・
何をやってもシールが剥がれない場合もあります。
そういう時は、市販のシール剥がし液を使うのも良いと思います。
しかし、シールが貼られている家具などの素材によっては、シール剥がし液によって、色が変わってしまう可能性もあるため、目立たない部分で試してから使うことをおすすめします。
シール剥がしは強い刺激の液なので、小さいお子様やペットのいるお家では、気を付けて使いましょう。
よくお湯やお水に浸けておく剥がし方を試していましたが、やはり気持ちよくスルンとは剥がれません。
こびりついたシールには以上のいずれかのような剥がし方でキレイにするのがベストですね。
こびりついたシールの剥がし方【プラスチック編】
固いプラスチックの表面にこびりついたシールをはがすには、消毒用アルコール、ディグリーザー、ピーナツバター、重曹とオリーブオイルを混ぜたものなど使って落とすことができます。
シールの上から塗り、数分なじませておいて雑巾などでこすり落とすという剥がし方が一般的です。
料理用の油を使った剥がし方もあります。
こびりついたシール部分を料理油に浸します。
料理用の油を容器に入れ、シール部分を12〜24時間浸しましょう。
キャノーラ油、植物油などの料理油は、こびりついたシールに浸透して粘着力を弱めるため、後で剥がしやすくなります。
一度で全部剥がれなかった場合は、再度油に浸した後にカッターなどの刃やヘラなどを使ってそっと剥がしましょう。
ボトルなどの形状上、オイルの中にシール全体を浸すことができない場合は、スプレーでオイルを吹き付けると効率よく浸透させることができます。
次の紹介する2つは、一風変わったものを使います。
こびりついたシールにピーナッツバターを塗る
ピーナッツバターに含まれる油分は、粘着剤の力を弱める働きがあります。
シールの上にピーナッツバターを薄く塗りましょう。
ピーナッツバターの種類はなんでも構いません。
数分間そのままにした後、洗剤入りのぬるま湯とスポンジで拭き取りましょう。
水やお湯だけで落とすと、ピーナッツバターの油分が残ってしまいます。
そのまま捨てるなら良いかもしれませんが、リサイクルに出すならキレイにしておく必要がありますよね。
マヨネーズを使う
マヨネーズに含まれる油分も同様に、こびりついたシールの粘着剤のベタベタを溶解する働きがあります。
マヨネーズの種類はなんでも構いません。
粘着剤の残留部分にマヨネーズを擦り込み、15分程そのままにします。
その後、乾いた布で拭き取りましょう。
残留部分が分厚い場合や一度で剥がれなかった場合には、この過程を再度繰り返しましょう。
次のものはどこのご家庭にもひとつはあると思います。
ハンドクリームを使ったこびりついたシールの剝がし方
意外と使えるのが市販のハンドクリームです。
シールやテープをはがして、残ってしまった粘着部分に上からハンドクリームを塗りこみます。
しばらく放置してから擦ってみてください。
びっくりするほど簡単に取れます。
油分の多いクリームではなく、軽い感じの水っぽいクリームの方が粘着部分に染みこみやすく剥がしやすいです。
以下に紹介するものは少し危険が伴うものを使います。
小さいお子様やペットがいるご家庭では使用時に最新の注意が必要です。
シールをラッカーシンナーで擦る
ラッカーシンナーは強力な溶液のため、シール部分を5分から10分間液に浸すだけで十分に効果を発揮します。
浸した後は、ヘラなどで粘着部分をきれいに擦り落としましょう。
アルコール液で擦って粘着剤を剥がす
濃度90%のイソプロピルアルコール液を用意しましょう。
液を少量垂らした古い布切れで、粘着部分を拭いていきます。
1分程擦っていると、次第に粘着部分が取れてきます。
シールにディグリーザーをスプレーする
ディグリーザーという自転車のチェーンなどをきれいにするための油性洗浄剤を使って、こびりついたシールやラベルを剥がすこともできます。
ディグリーザーをきれいな布またはこびりついたシールや残留部分に直接スプレーします。
ディグリーザーのついた布で、シールが剥がれてくるまで円を描くように擦りましょう。
シール部分を除光液に浸す
除光液を容器に入れて、シール部分を浸します。
除光液でシール部分を浸せない場合は、除光液を染み込ませた布でシールを擦り剥がしましょう。
シールを除光液に浸し数分置くことで、より剥がしやすくなりますよ。
除光液にはプラスチックを溶かすアセトンが含まれたものもあるため、使用の際には十分気をつけましょう。
一度目立たないところで試してみてから使う方が良いと思います。
こびりついたシールの剥がし方【ガラス編】
ガラス瓶からこびりついたシールを綺麗に剥がす方法はいくつかありますが、一般的なご家庭でもすぐにできるものをご紹介します。
用意するものは下記のうちどれかです。
- ドライヤー
- 台所洗剤
- お酢
台所洗剤は、洗顔フォーム、ヘアワックス、ハンドクリームなどでも代用ができます。
どれでも自宅にあるものをつどれでも自宅にあるものを使ってみて下さいね。
ドライヤーを使ったシールの剥がし方の手順は、以下の通りです。
ドライヤーを使ったシールの剥がし方
- シールの角を爪やへらなどを使ってで少しめくっておきます。
- めくった箇所に、ドライヤーの風(熱風)を当てます。
- 粘着剤が温度で柔らかくなってきたら、少しずつ剥がします。
- 綺麗に剥がれるまで、2~3を繰りかえします。
粘着剤は熱で柔らかくなる性質を持っているので、ドライヤーで温めると綺麗に取ることができます。
アイロンでも代用ができますがその際、ガラスに直接アイロンを当てないようにスチーム機能などを使うようにしましょう。
お酢、台所洗剤を使ったシールの剥がし方です。
お酢、台所洗剤を使ったシールの剥がし方は、次の通りです。
お酢、台所洗剤を使ったシールの剥がし方
手が荒れないよう、ゴム手袋の着用をしましょう。
- シールに台所洗剤、またはお酢を塗ります。
- 乾かないよう、中性洗剤、またはお酢を塗った箇所にサランラップをかけて30分放置します。
- 30分たったら、ヘラなどを使って優しくこすりながら剥がしていきます。
お酢は、酸の作用で粘着剤を溶かしてくれる特徴をもっています。
台所洗剤には界面活性剤が入っていて、その作用でシールがはがれやすくなります。
界面活性剤の性質である、浸透性、分解、乖離性を利用し、シールとガラスの隙間を作ることで、剥がしやすくなるという仕組みです。
原理は異なりますが、どちらも同じくらいシールを剥がしやすくすることができるので、好きな方を選んでください。
洗顔フォーム、ヘアワックス、ハンドクリームなども界面活性剤が入っているので、代用も可能です。
できれば粘着剤に染み込みやすい、水っぽいタイプがおすすめです。
30分では短いと感じたら、もう少し置いてから試してみましょう。
最後に、跡がのこらないよう水拭きし、乾いた布やタオルで乾拭きします。
今まで説明した道具や方法で作業を行うと、シールを綺麗に剥がすことはできます。
しかし一方、次のようなデメリットもあります。
- 長期間放置したシールが多いと、時間と手間がかかる。
- シールが貼ってあるガラスの枚数が多いと、時間と手間がかかる。
- シールを剥がした際に、目に見えない傷をつけ、ガラスの劣化につながる。
- 劣化をしたガラスは、割れやすくなる。
シールやガラスの枚数が多い場合、まる1日かかることもあり、非常に根気のいる作業になります。
小さなガラス瓶一つなら問題はないですが、大きな窓ガラスなどの場合は大変な労力ですよね。
また剥がすとき、ガラスに傷をつけてしまうこともあり、割れてしまう可能性が否定できません。
大量のシールを貼ってしまっていたり、ガラス自体が長期間使っているものであるようでしたら、交換を検討してみてもいいかもしれません。
最後におまけで、粘着部分だけが残ってしまった頑固なこびりついたシールの剥がし方をご紹介します。
時間が経って、シールの粘着部分だけが剥がれず、残ってしまいイライラすることってありますよね。
そんなときは、水を含ませたメラミンスポンジなどを使って剥がすと簡単に落とせます。
ゴシゴシ擦らずに優しく剥がすことがポイントです。
メラミンスポンジは壁や家具、ガラスなどにダメージを与えることなくきれいに落とせ、万能なお掃除アイテムなので、ストックしておくと良いでしょう。
まとめ
こびりついたシールをキレイに落とせると気持ちいいですよね。
毎日のことではないので、多少手間が掛かっても良いのですが、手持ちのものだけでキレイにできる剥がし方はありがたいものです。
ジャムの瓶などは、キレイにシールが剥がせれば、他の小物入れや、なにかの保存などに使えるので、便利ですよね。
こびりついたシールの剥がし方をマスターして、リサイクルに貢献しましょう。
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