畳に水をこぼしたときの対処法!シミ取り方法と注意点

豆知識

畳の部屋の良さは、直に座ってもお尻が痛くならない。

ベッドがなくても、マットレスを敷けば十分暖かい。

しかし、その反面、水モノをこぼしたりすると、お掃除が大変面倒です。

また、い草ですから、使っているうちに消耗していき、傷んでいきますし、きちんとメンテナンスをしないと湿気などでカビやダニが発生することもあります。

水モノをこぼした時も、フローリングであれば、クイックルワイパーなどで、ちゃちゃっと拭けば綺麗になります。

しかし、畳はい草が水分を吸ってしまうため、素早く対処しないと、すぐにシミになってしまいます。

そこで、今回は、畳に水をこぼした時の対処法、シミの取り方やその際の注意点、畳のメンテナンスなどを併せてご紹介したいと思います。

畳の水シミの取り方を紹介


スポンサーリンク
まずシミの取り方をご紹介する前に、水モノをこぼしても、水シミにならないようにするための対処法をご紹介します。

畳のお部屋は、お客様をお通しする機会も多いと思いますし、お花を生けたり、お茶を嗜んだりすることもありますよね。

そこで、水モノをこぼしてしまうことも、よくあると思います。

ただの水ならまだ良いのですが、コーヒーやジュース、抹茶など、糖分の入ったものや色のついたものは、注意が必要です。

とは言っても、畳に水モノをこぼしてしまったときに、真っ先にする対処方法は、何をこぼしても同じです。

それは、こぼした水分を、「乾いたタオルでふき取る」ということです。

ここで注意が必要なのは、最初から濡れたタオルでふき取るのではありません。

最初は、乾いたタオルで、こぼした水分を完全にふき取ることが重要です。

こぼしたものが、単なる水だった場合は、あとは良く乾かせばOKです。

こぼしたものが、ジュースなどの場合は、糖分が含まれていますので、乾いたタオルでふき取ったあとは、濡れたタオルでふき取り、糖分を徐々に薄めていきます。

ある程度ふき取ったら、最後に乾いたタオルで水拭きをして、良く乾かします。

これらの場合において、ふき取った後に良く乾かすというのは、非常に大切なポイントとなります。

夏であれば、窓を開けて、換気を良くし、更に扇風機で乾かすのが手っ取り早いと思います。

季節柄扇風機がなく、濡れた範囲が狭い場合は、ヘアドライヤーを使うことも非常に有効です。

以上が、応急処置として最低限押さえておきたいポイントです。

お水以外のものをこぼしたときは、プラスアルファで、シミにしない為に、もうひと手間加えることが望ましいです。

ジュースや醤油などの食品をこぼした場合には、乾いたタオルで、その水分をふき取ったあと、小麦粉を振りかけて、汚れを吸着させます。

その後は、掃除機などで粉を吸い取って、濡れたタオルで更に水拭きをします。

これでもシミが気になる場合は、次は食塩で試してみます。

食塩は、汚れを吸着する効果があるため、歯ブラシなどで畳の間の汚れをかき出てきてシミを薄める効果が期待できます。

振りかけて食塩を掃除機などで吸い取ったら、再度濡れたタオルで綺麗に水拭きをします。

次に、なかなか落ちないシミや、色モノをこぼした場合、範囲が広い場合は、洗濯用の液体酸素系漂白剤(いわゆる衣類用ハイター)を使います。

洗濯用の酸素系液体漂白剤をタオルに染み込ませそれをポンポンと叩くように、ふき取っていきます。

ただ、ここで注意が必要なのは、液体漂白剤はシミを落とすだけではなく、畳本来の色も落としてしまう可能性があります。

ふき取りすぎには、注意が必要です。

液体漂白座を含んだタオルで一通りふき取ったら、次は、濡れたタオルで水拭きしていきます。

綺麗に水拭きした後は、乾いたタオルで水分を良くふき取って、ドライヤーや扇風機などで良く乾かしたら、終わりです。

酸素系の液体漂白剤でも水シミが落ちない場合、「塩素系」漂白剤を使う、という手段もあるようですが、個人的には、これはあまりお勧めしません。

塩素系は、水シミを除去する効果うより、関係のない場所へのダメージが大きいからです。

できれば、酸素系の液体漂白剤どまりにしておくのが良いというのが、個人的な感想です。

シミ部分に、カビが発生している場合やカビの発生を防止するためには、アルコール除菌のスプレーを使用するのが有効です。

アルコールスプレーを使うタイミングですが、これは、濡れタオルで綺麗にふき取ってからです。

アルコールスプレーを吹きかけ、最後に乾いたタオルで水分をしっかりふき取ります。

その後に、しっかり畳を乾燥させます。

カビやダニの原因は、湿気とカビが繁殖しやすい適度な温度と、ほこりなどの餌となるものが、すべてそろったときに活発になります。

水モノをこぼした時に、こぼしたものをしっかりふき取るのは勿論ですが、その後に濡れたタオルでふき取った後、湿気を残さないように、しっかり乾かさすことが重要です。

生乾きのままで放置すると、カビが発生する好条件が揃います。

濡れたタオルで綺麗にふき取った後には、必ずしっかり乾かすということを怠らないことが大切です。

また、畳の上にカーペットなど敷物を敷いている場合は、その間の湿度が高くなり、カビは更に発生・繁殖しやすくなります。

畳は、汚してしまうとお掃除も大変ですが、畳の上に、カーペットなどは敷かないのが鉄則です。

畳をシミ取りする場合の外し方と注意点


畳は、い草でできており、い草がこぼした液体を吸い込んでしまうので、シミになりやすいものです。

前述のように、少し飲み物をこぼしたくらいや応急処置をして、何もなかったかのようにシミや汚れにならなければ、問題ありません。

しかし、色のついたものはなかなか落ちませんよね。

前述の方法や酸素系の漂白剤を用いても、綺麗にならない場合は、諦めて畳の専門店に相談しましょう。

大量のお水などをこぼしてしまった場合など、表面だけならず、畳の奥深くまで浸透してしまった場合は、一端畳を外して、全体の通気性をよくして、乾燥させるのが望ましいです。

畳は、傷んだり汚れたりした場合、キレイにする方法として、以下3通りの方法があります。

「シミ取り」というよりは、畳自体を変えてしまおうという考え方です。

スポンサーリンク

一般的に畳は、購入後3年前後「裏返し」という作業で、畳表を裏返します。

これは、畳の上に張ってあるい草だけをいったん剥がして、裏返しにして張り直すというものです。

そして、縁は新しく付け直します。

要するに、張ってあるい草の使っていなかった面を表に出して、畳本体やい草自体は同じものを使う方法です。

購入後6年ほど経過したら「表替え」と言って、畳表と縁を新しいものに取り換えます。

これは「裏返し」と同じように、畳本体はそのまま使います。

張ってあったい草だけを、新しいものに張り替える方法です。

「裏返し」をすることで、両面使ったことになりますので、次はい草を新調して張り替える、ということです。

購入後10-15年経った頃には、畳自体を新しいものに新調します。

これは、畳本体(畳自体)を処分して、まったく新しい畳に買い替えるということです。

畳の部屋を寝室として使い、布団を敷きっぱなしにしていたり、家具を置いていて長年畳を上げない状態が続いていると、汚れや湿気が溜まりやすいのです。

そうなると、カビやダニなどが発生する好条件が整います。

畳も定期的に外して、畳の設置場所にも掃除機をかけます。

畳は、汚れが少なければ乾拭きし、天日干しをすることで、カビやダニなどの害虫が発生するのを抑制できます。

畳の汚れがひどい場合は、水拭きをしてから乾拭きをして天日干しすることをお勧めします。

まったく畳を上げないと、湿気やほこりが溜まりカビも繁殖しやすい状態になり、傷みが早いのです。

畳の外し方は、さほど難しくありませんので、シミ対策だけに関わらず、定期的に畳を外して
メンテナンスすることが理想です。

畳の外し方は簡単です。

強いて言えば、ちょっと力仕事なのがネックです。

畳と畳の間の隙間を見つけたら、そこに手鉤(てかぎ)などを挿し込み(手鉤がなければマイナスドライバーでも代用可)、隙間ができたらその隙間に手を挟み、畳を持ち上げます。

この時、軍手とマスクを着用すると良いです。

軍手は手が汚れなくて済むうえ、手も痛くなりにくいです。

このように、シミ対策の為に畳を外すのも良いですが、それ以上に、湿気やホコリなどを畳やその床との接着面にため込まない為にも、定期的に掃除をすることが大切です。

私の実家も、和室がたくさんあるとお伝えしましたが、一度も畳を上げずにいると、やはり傷み(消耗)が早かった気がします。

特に、我が実家の立地は、近くに小川が流れており夏場は湿度がかなり高くなる傾向にあります。

年月が経つにつれて、経年劣化と言えばそうなのですが、なんだか畳自体が湿気を含み、昔ほど「畳が気持ちいい」という感覚は薄れていました。

そういう意味では、やはり定期的に畳を上げて通気性をよくし、天日干しをして乾燥させることが良い状態で長く使えるコツだと思います。

畳を乾かすにはドライヤーが有効⁉


先にも述べましたが、水モノをこぼしたり、畳を濡らしてしまった場合に、乾かす方法は色々あります。

夏場であれば、扇風機を使って風を送る方法や冬場であれば、石油ファンヒーターなどで乾かす方法があります。

これらは季節的な電化製品ですが、ヘアドライヤーはだいたいどこのお宅にも通年置いてあるものかと思います。

少し、お水や飲み物をこぼしたくらいの範囲であれば、ヘアドライヤーはかなり手っ取り早く小回りが利いて使い勝手が良いものです。

少し時間が経ってしまった水シミをとる方法として、すぐに乾かす、というのがかなり重要なポイントです。

そのためには、「アイロン」が有効という意見もあるようですが、アイロンはかなりの高温になるため、それを直にあてるのは畳へのダメージが大きい為、私はヘアドライヤーで十分かと思います。

ヘアドライヤーの熱風で乾かすと、カビ・ダニ予防にもなります。

先にご紹介したように、アルコールスプレーを吹きかけることで、カビ予防になるとご紹介しました。

ただ濡れたままで放置すると、その湿度とホコリなどでカビが発生しやすくなります。

せっかくアルコールスプレーでカビ予防をしたにも関わらず、湿った状態で放置すると、本末転倒です。

畳自体を天日干しするのが難しい場合は、ヘアドライヤーの熱風を使うだけでも効果的です。

ただし、ヘアドライヤーで熱風を送るときは、近くで当てすぎるとい草を傷める為、注意が必要です。

ある程度畳から離して使います。

ドライヤーで完全に乾かした後は、掃除機を使います。

これは、熱で死んだダニなどが表面に出てくるため、その死骸を吸い取る目的です。

天日干しした時も同じです。

天日干しすることで、ダニなどが死んだ場合、その死骸が表面に出てきます。

それを吸い取る目的で、掃除機を使います。

畳を外して天日干しするのはちょっと難しいなという時。

狭い範囲であれば、ヘアドライヤーの代用がgoodです。

防カビ・防ダニ対策もできてしまいます。

まとめ

今では、畳の部屋の使用頻度は少ないかと思いますが、畳を汚してしまったときの、対処方法を見てきました。

シミになってからでは、それを落とすのは至難の業です。

したがって、まずは「シミにしない」ことが重要です。

その為に大切なことは、何かをこぼしたら、すぐに乾いたタオルでふき取ることです。

とにかく「すぐ」です。

時間が経てば経つほど、い草が水分を吸い込んでしまいます。

「すぐ」にふき取ったら、次は水拭きです。

こぼしたものによって、水拭きする前に、小麦粉や酸素系の液体漂白剤を使うのもポイントです。

最後には、綺麗に水拭きをして、良く乾かします。

この最後に良く乾かすことも重要です。

カビやダニの発生を抑制する目的で、ヘアドライヤーを使うのもオススメです。

とは言え、何もなくても定期的に畳を上げるのが一番理想的です。

畳は、湿気を調整して快適な住空間を作り出してくれます。

一般的に表面にはい草が使われており、床面には稲わらが使われています。

これら2つが合わさって、断熱性に優れると同時に保湿性にも長けています。

このように、畳は湿気を吸収して、室内の湿度を適度に保っています。

こういった性質ゆえに、湿度をため込みやすいのです。

そこで大切なのが、定期的なメンテナンスです。

畳を上げないでいると、湿気はなかなか放出されません。

畳を上げて天日干しをすることで、畳にため込まれた湿気を放出して、また気持ち良い畳に生まれ変わるのです。

シミ取りだけにとらわれず、畳を長期にわたり、快適な状態で保つ方法として、以上定期的な
メンテナンスを試みてはいかがでしょうか。

きっと、更に気持ち良い「和室」ライフが待っているはずです。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました